ブランケット・キャッツ第3話|飼い主見つかる?

「ブランケット・キャッツ」の記事一覧を見る

どうも、夏蜜柑です。
「ブランケット・キャッツ」第3話。

今回もまたトライアル失敗しちゃうんだろうな~と思っていたら、原作とは違う結末に!
意外な展開に驚きつつも、ほっこりしました。

第3話「二人ぽっちのブランケット・キャット」あらすじ

紀夫(加藤虎ノ介)と有希枝(ともさかりえ)の夫婦には、子供が出来なかった。自分の方に原因があると知り紀夫は、子供を欲しがっている妻のために、離婚届けを書く。一方、妻の方は猫を飼おうと、秀亮(西島秀俊)から猫を預かってくる。二人はお互い本音を語らずに過ごすのだが、ある日有希枝は、猫が大嫌いなセミをくわえているのを目撃してしまう。波風を立てないように言い合うことを避けてきた夫婦の間に亀裂が走り始める…。(公式サイトより)

原作について

このドラマの原作は、重松清さんの連作短編小説「ブランケット・キャッツ」です。
2泊3日・毛布付きで、猫を貸し出すペットショップがある──。
ちょっと人生に躓いた人たちの、猫と過ごす数日を描いた7つの物語です。

第3話の原作との違い

ドラマ第3話「二人ぽっちのブランケット・キャット」は、原作では第1話にあたります。
原作との主な相違点をあげてみました。

以下、原作のネタバレになりますのでご注意ください。

1.主人公

ドラマでは、今回は有希枝が主人公という印象でした。

原作
では、主人公は有希枝の夫・紀夫です。最後まで紀夫の心の内を中心に描かれています。ペットショップの店長は最初に猫を借りるときのみ登場し、その後は紀夫と有希枝だけで物語が進みます。

2.猫

ドラマでは、有希枝が偶然ウェディング・パーティーで美咲と再会し、猫を飼わないかともちかけられ、椎名の家具店を訪れてチャイを引き取ることになります。

原作では、有希枝の夫・紀夫が主人公です。「ペットを飼いたい」と言い出したのも紀夫で、有希枝に「猫がいい」と言われ、お試しにペットショップで三毛猫をレンタルしてきます。
猫がくしゃみばかりするので、このお話のタイトルは「花粉症のブランケット・キャット」になっています。

3.マンション

ドラマでは、有希枝と紀夫の住むマンションはペットの飼育が許可されている分譲マンションでした。リビングは、あたたかみのあるナチュラル系のインテリアで統一されています。

原作では、ペットの飼育が禁止されているため、紀夫はマンションを売ることを考えます。リビングはモノトーンで統一され、「きれい」で「静か」な暮らしをしています。

4.離婚届

ドラマでは、紀夫は有希枝が子供を欲しがっていることを察し、離婚しようと考えます。有希枝に「好きな人ができた」と嘘をついて、離婚届を渡します。

原作では、紀夫が離婚を考えているという描写はありません。ふたりは子供ができないとわかったときに、「干渉しすぎない」「家計は独立させる」など、いくつかの約束をします。紀夫は「自由を認め合える良きパートナー」ではあるが、「夫婦」とは少し違うと感じています。

5.有希枝がアンを避けるようになった理由

ドラマでは、アンが蝉を咥えて有希枝に寄ってきた、という理由でした。

原作では、有希枝と紀夫はアンを連れて夜の公園に散歩に行きます。アンをケースから出して自由にすると、茂みの中に飛びこみ、しばらくして戻ってきたアンは口にネズミを咥えていました。
それ以来、有希枝はアンを抱けなくなり、病気や寄生虫や抜け毛や匂いのことまで気にして、アンを避けるようになります。

6.結末

ドラマでは、紀夫は椎名から「いいじゃないですか、猫が子供の代わりでも。ふたりで育てられるなら」と言われます。有希枝もこれから猫のことを勉強すると決め、ふたりは再び椎名の家具店を訪ねチャイを引き取ります。
椎名はチャイの毛布を渡し忘れたことに気づきますが、新しい家族が見つかったチャイには「もう必要ない」ことに気づきます。

原作では、借りてきた猫によって、有希枝と紀夫は自分たちの生活がいかに「きれい」で「静か」だったかに気づかされ、それに慣れてしまっていることに気づかされます。
今さらその生活を変えるのは難しい、と思い知らされたふたりでしたが、最後はふたりでびしょ濡れになって、アンをお風呂に入れてやります。
その後、ふたりが猫を飼うことにしたかどうかは、明かされていません。

第3話に登場した猫は?

有希枝が連れて帰ったのは、「チャイ」でした。
ふさふさの毛がやわらかそうで、抱き心地よさそうでしたね!
マイペースでさびしん坊で、おしゃべりが好きな猫だそうです。

ちなみに「チャイ」を演じている猫は、「焦げパン」さんです。

第3話の感想

今回もまたダメだろうな~と思っていたので、意外な結末でした。
何よりもチャイが、ふたりを家族と認めたようなので、良かったです。
毛布が要らなくなる……というのは、そういうことなんですね。

西島さん演じる他人に厳しくて優しい椎名が、とても良かったです。
チャイを送り出した後の椎名は、少し淋しそうで、切なげでしたね。

そして、椎名をやっとデートに誘えた美咲。
そうとう鈍感そうな椎名ですが、この先、うまくいくんでしょうかね~?

原作の残りのエピソードは、どれも今まで以上に切なくて苦しいものばかり。
ドラマでは、なんとか柔らかめにアレンジしてほしいと思っています。

「ブランケット・キャッツ」の記事一覧を見る


ほかの記事を読む?

ブランケット・キャッツ第4話|猫に自分の名前をつけた理由 ブランケット・キャッツ第2話|原作には登場しない椎名の妻