ブランケット・キャッツ第6話|死ぬまでにしたい10のこと

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どうも、夏蜜柑です。
「ブランケット・キャッツ」第6話。

今回のゲストは、富田靖子さんです。
西島秀俊さん演じる椎名の見合い相手として登場しました。
しかし、彼女には、誰にも言えない秘密があるようで……。

第6話「助手席のブランケット・キャット」あらすじ

秀亮(西島秀俊)のお見合い相手のたえ子(富田靖子)は、2回結婚して子供がいないという。たえ子は椎名家具を訪ねて来て猫を譲って欲しいと秀亮に頼み、「死ぬまでにしたい10のこと」が猫を飼うことだと告げる。秀亮は、たえ子のアパートを下見して猫を預ける。しかし、たえ子は猫を車に載せドライブに出発する。たえ子は、ドライブインで母親に会いに行くという小学生の兄妹と出会い、彼らのために母親を探し始めるが…。(番組公式サイトより)

原作について

このドラマの原作は、重松清さんの連作短編小説「ブランケット・キャッツ」です。
2泊3日・毛布付きで、猫を貸し出すペットショップがある──。
ちょっと人生に躓いた人たちの、猫と過ごす数日を描いた7つの物語です。

原作とドラマの大きな違いは、猫たちの設定です。
原作では、ペットショップが貸し出す「レンタル猫」として登場します。

第6話の原作との違い

ドラマ第6話「助手席のブランケット・キャット」は、原作の第2話「助手席に座るブランケット・キャット」と、第6話「旅に出たブランケット・キャット」を組み合わせた内容になっていました。

以下、原作のネタバレになりますのでご注意ください。

1.たえ子

ドラマでは、奈緒子が椎名にすすめた見合い写真の女性です。その後、猫を引き取りたいと椎名の店に現れ、見合いも結婚もする気がないことを椎名に伝えます。

原作では、ペットショップの常連客で、春夏秋冬に一度ずつ、クロを指名してレンタルしていました。クロは年を取ってレンタル猫を引退しましたが、店長の好意で特別にクロを連れていくことを許され、クロと一緒に「最後の旅」に出かけます。

2.クロ

ドラマでは、椎名の妻が買っていた猫で、飼い主を探しています。椎名の店にやってきたたえ子がひと目で気に入り、引き取ることになります。
椎名は、たえ子がクロを連れて旅に出ることは知りませんでした。

原作では、年老いた黒いメインクーンです。たえ子は三か月に一度、クロをレンタルして車の助手席に坐らせ、遠出をしていました。クロは、たえ子にとって旅の相棒でした。
「最後の旅」に出たたえ子は、クロに誘われるように、いくつかの不思議な体験をします。

3.たえ子の離婚歴

ドラマでは、2度の離婚歴があります。1人目の夫はギャンブルと借金、2人目の夫には暴力を振るわれ、不倫相手に子供ができたことが理由で離婚しました。

原作では、3度の離婚歴があります。1人目の夫は不倫、2人目は酒乱とギャンブル、3人目は連れ子がたえ子になつかないことを理由に、家を出ていきました。

4.たえ子が出会う子供たち

ドラマでは、たえ子は道の駅で「お母さんに会いに行く」という兄妹と出会います。たえ子はふたりをお母さんがいる千葉まで乗せていくことを決めます。

原作では、この子供たちが登場するのは第6話で、たえ子とは出会いません。第6話は、逃亡したレンタル猫・タビーの視点で描かれ、子供たちは猫と一緒に旅をします。

5.死ぬまでにしたい10のこと

ドラマでは、たえ子は手帳に「死ぬまでにしたい10のこと」を書き出していました。パーマをかける、ネイルアートをする、猫を飼う、など、たえ子はひとつ達成するごとにペンで消していきます。

原作では、この場面はありませんでした。

6.たえ子の病気

ドラマでは、たえ子が勤めていた会社の社長夫婦が椎名に語る形で、たえ子が去年胃ガンの手術を受けていたことが知らされます。

原作では、物語の中盤、たえ子がクロに語る形で、末期ガンだということが明らかになります。

7.たえ子の犯した罪

ドラマでは、旅館に着いたたえ子が、クロに「泥棒しちゃったの」と会社のお金を盗んだことを告白します。詳細はまだ語られていません。

原作では、旅に出たたえ子がベンツをレンタルした直後に、語られます。たえ子は会社の運転資金3千万円を横領し、「最後の旅」に出たのでした。

8.椎名

ドラマでは、たえ子の常備薬を拾った椎名は、たえ子のアパートを訪ねます。そこで偶然、たえ子が勤める会社の社長夫婦に会い、たえ子が胃ガンの手術を受けたことを知らされます。
たえ子とクロが部屋にいないことから、椎名は「ガンが再発し、自殺するつもりでは」と心配します。

原作では、誰かがたえ子の病状に気づく場面はありません。

第6話に登場した猫は?

「クロ」でした。
おとなしくて優しい性格で、争うのが嫌いだそうです。
毛布の上にちょこんと座って、じっと飼い主を見つめる瞳がたまらなく可愛かったです!

ちなみに「クロ」を演じている猫は、「ジャック」さんです。

第6話の感想

一話完結……のはずが、次週に続いてしまいました!
ラストにふさわしい内容で、たえ子役の富田靖子さんがすごく良かったです。

原作では、たえ子はクロとふたりで旅をするので、途中で誰かに会うことはないのですが、ドラマ版はちょっと違う展開になってきましたね。

上の相違点【その4】にも書きましたが、たえ子が出会う子供たちは、原作では第6話にあたる「旅に出たブランケット・キャット」に登場する子供たちです。

実は第6話は、この本の中ではちょっと異色のエピソードになっています。
ほかの話がすべて人間視点なのに対し、この第6話だけが猫視点で描かれているんですね。
レンタル猫のタビーが借り主から逃亡し、旅に出るという……。
そしてその旅の途中で出会うのが、2人の子供たちなんです。

さすがにドラマでは喋らない猫を主役にはできないから、どうするのかな?と思っていたのですが、こういうことだったんですね~。
まだ途中なのでわかりませんが、前半部分はとてもいい感じになっていました。

次回はいよいよ最終回です。
クロとたえ子、そして子供たちの行く末は……。
椎名と美咲の関係は進展するのでしょうか?
残った猫たちがどうなるのかも気になります!

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