「令和元年版 怪談牡丹燈籠」第1回|映像ヨシ音楽ヨシのクールな牡丹灯籠

令和元年版 怪談牡丹燈籠

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どうも、夏蜜柑です。
「令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」第1回。

映像も音楽も◎、めちゃくちゃクールで美しい牡丹灯籠でした。
こういうの見ると目が喜ぶわ~。

まさに令和元年版。面白かったです。

まだ序盤なので、本気で怖いのは次回以降になりますね。
かなり攻めた演出になりそうなので、楽しみです。

第1回「発端」のあらすじ

  • 寛保三年。旗本の青年・飯島平太郎(高嶋政宏)は、刀屋で酔った浪人・黒川孝蔵に絡まれ、「斬ってみたい」という欲望を抑えられずに一刀両断のもとに斬り殺してしまう。
  • 20年後。飯島平左衛門と名を改めた平太郎は、黒川孝助(若葉竜也)を新たに奉公人として雇う。孝助はかつて平左衛門が斬り殺した黒川孝蔵の息子だったが、孝助はその事実を知らず、平左衛門に剣術を習う。
  • 病弱な妻・りつ(中村優子)を亡くした平左衛門は、侍女のお国(尾野真千子)と関係を持つ。平左衛門の娘・お露(上白石萌音)はお国を嫌い、侍女のお米(戸田菜穂)と共に柳島の別邸へ移る。
  • 飯島家に出入りする医師・山本志丈(谷原章介)は、友人の新三郎(中村七之助)を連れて柳島を訪ねる。お露と新三郎は一目で恋に落ち、その日からお露は新三郎への恋煩いで食事も喉を通らず、苦しむようになる。
  • 平左衛門は外出先で古い知人である御家人・相川新五兵衛(中原丈雄)と偶然再会し、孝助と共に相川家に招かれる。孝助と相川家の娘・お徳(石橋菜津美)は心を通わせ、お徳は孝助の妻になりたいと父親に訴える。
  • お国は平左衛門が婿養子に家督を譲って隠居する考えを持っていることを知り、焦り始める。そんな時、隣家・宮辺家の次男で放蕩者の源次郎(柄本佑)が江戸に戻ってくる。源次郎はお国に目をつけ、平左衛門の留守中にお国と密通する。
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令和元年版 怪談牡丹燈籠令和元年版 怪談牡丹燈籠|原作ネタバレ・各話あらすじ・登場人物(キャスト)

第1回の感想

平左衛門が黒川孝蔵を斬った理由

まだ序盤なのに雰囲気がもう既に怖いんですよね。

平左衛門(平太郎)が黒川孝蔵を斬り殺すシーンも凄かった。
本当に刀が肩の肉に食い込んでましたからね……。

このシーン、原作よりも怖い演出になっていました。

原作では、黒川孝蔵が平左衛門の家来にイチャモンをつけて殴りかかり、それを止めようとして平左衛門が間に入ったのがきっかけです。

平左衛門は家来の代わりに何度も低頭して謝罪しましたが、黒川はそれを許さず暴言を吐き続け、その傲慢な態度に平左衛門もついにカッとなって斬ってしまった、というのがあらましです。

ドラマでは、髙嶋政宏さん演じる平左衛門が、自分の腕を試すために「斬ってみたい」という欲に駆られて刀を振り下ろすという演出になっていました。

狂気に囚われる平左衛門が恐ろしく、この先の不吉な展開を予感させます。

お国と源次郎の企み

平左衛門の妻亡き後、平左衛門に取り入って側女となったお国。
すっかり側室気取りで、家の中を仕切っていました。

しかし彼女の狙いは飯島家を乗っ取ることなので、この程度ではすみません。

平左衛門が隠居するらしいと知ると、隣家の放蕩息子・源次郎と関係を持ち、平左衛門を亡き者にしようと企みます。

それを阻止するのが奉公人の孝助なのですが……。

孝助に対する平左衛門の思い

孝助は、かつて平左衛門が斬った黒川孝蔵の息子です。

孝助は平左衛門が親の敵だとは知らずに奉公していますが、平左衛門のほうは気づいています。

ドラマでは、孝助は「仇討ちをするつもりはない」と断言していましたが、原作では「いつか父の仇を討ちたい」と平左衛門に伝えています。

孝助が黒川孝蔵の息子だと知りながら、剣術を教える平左衛門。
いやむしろ孝蔵の息子だからこそ、厳しい稽古をつけているように見えました。

平左衛門は、孝助に斬られる覚悟を決めているのです。
それこそが今の彼の生きる目的なのでしょう。

孝助が相川家の台所でごはんをかっ込むシーンがよかったです。
孝助の正直でまっすぐな性格が表れているよう。

お徳のさっぱりした性格も頼もしくて、お似合いのふたりでした。

お露と新三郎の恋

出会ったとたん、絵に描いたような一目惚れをしてしまうお露と新三郎。
初々しくて可愛い2人ですが、ほっこりできるのはたぶん今回だけ。

新三郎は「身分の違い」からお露に会いに行けず、お露は新三郎への思いが募り、食事も喉を通らなくなるほど思い詰めてしまう。

現代なら〝恋煩い〟で笑ってすませるのがオチだけど、この物語では本当に死んでしまうから怖い。

「焦がれ死に」というそうです。
わたし初めて聞きましたけど、辞書にも載ってますね。

次回はついにヒュ~ドロドロドロとなるのでしょうか。
あ、それは「番町皿屋敷」のお菊か。