どうも、夏蜜柑です。
始まりました、2018年の連続ドラマ。
初っ端は、NHKの「女子的生活」第1回。
あらすじ読んだときから挑戦的だな!と思ってたけど、かなりザワつく内容。
女子になりきった志尊淳さんの可愛さにビックリ。
第1回あらすじ
- 見た目は女性だが実は男性、心はレズビアンというトランスジェンダーのみき(志尊淳)は、アパレル会社で働きながら「女子的生活」を満喫中。
- 高校の同級生だった後藤(町田啓太)が闇金に追われ、みきの元を訪ねて来る。行くあてがないという後藤を、渋々泊めるみき。
- 後藤がセッティングした合コンで、みきは自然派女子のゆい(小芝風花)と「女」のバトルを繰り広げ、意気投合。ゆいと一夜を共にする。
- 一夜限りの遊び、と割り切りつつも、淋しさと将来への不安に襲われるみき。
- 調子のいい後藤に押し切られ、みきは後藤と共同生活を送ることに。
第1回の感想
わたしはハッキリ言ってトランスジェンダーに関する知識がほとんどないので(たぶん後藤と同レベル)、難しいことはわかりませんが、デリケートな問題をたくさん含んだドラマだということはわかりました。
そういうデリケートな問題を抜きにしたら、単純に楽しく笑って見られるドラマでしたね。志尊淳さんのファッションの着こなしとか、女子同士の腹の探り合いとか、おしゃれな神戸の街並みとか。
もうすっかり“女子”を卒業してしまったおばちゃんには、このキャピキャピした内容はちとツライなーと思いながら見ていたのですが、ラスト10分でがらりと印象が変わりました。
「この先どうやって生きていくのか、これっぽっちもわからない」
「お手本になる人もいない」
「年を取っても女子っぽくいられるかどうかもわからない」
女子的生活を満喫して、人生を楽しんでいるように見えたみきの心の中は、本当に孤独でした。
「結婚したいなーと思うような人に出会って、その人がそう思ってくれる確率ってどれだけ低いと思ってんの?だから単発でもありがたいの!」
みきが後藤に漏らした本音にハッとさせられ、考え込んでしまいました。
みきとは状況が違いますが、私も少し前までは先がまったく見えませんでした。最期は孤独死だろうと思っていました。
世の中の多くの人が「手に入れて当然」なモノが、自分には簡単に手に入らない。それを嘆いてもどうにもならなくて、受け入れるしかない。
その絶望と諦念を、みきはとっくに乗り越えて今に至っているんですね……。
可愛くて女子力高い主人公が、ただキャピキャピしてるだけのドラマではなさそうです。
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