みをつくし料理帖第6回|嘉祥の儀(かじょうのぎ)とは?

どうも、夏蜜柑です。
NHK土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」第6回。

若旦那は本当に遊女を殺してしまったのか?
いかにも怪しげな富三が隠している秘密とは?
いろいろ明らかになった第6回でした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第6回「う尽くし」あらすじ

澪(黒木華)は、最近「料理の味が変わった」「味が気持ち悪い」という客がいる、ふき(蒔田彩珠)から聞いて、富三(大倉孝二)が作った料理に不安を覚えます。

又次(萩原聖人)が、あさひ太夫(成海璃子)のために「青梅の蜜煮」を作ってほしいと「つる家」を訪ねてきます。それを聞いて、何故かあさひ太夫の身体を心配する澪。

澪は、又次に富三が作った料理を食べてもらい、感想を聞きます。又次は、すぐに「手入れの悪い包丁で作った味だ」と言い当てます。富三の包丁を見てみると、刃にくもりがあり、柄とのつなぎ目にも汚れがありました。

富三と芳(安田成美)の話を聞いて心配になったおりょう(麻生祐未)は、芳が富三に息子・佐兵衛(柳下大)の行方を調べてもらうために大切なかんざしを渡してしまったことを、澪に話します。

佐兵衛の行方を捜すためだと言いながら、酒を飲んで泥酔して帰ってきた富三を見て、澪は「かんざしを返してください」と詰め寄ります。人が変わったように、澪を乱暴に突き飛ばす富三。

そこへ、芳と又次が現れます。又次に問い詰められた富三は、佐兵衛が殺した遊女の名を「巽屋の松葉」だと答えますが、又次はその遊女が今も生きていると言います。

「てめえが店の金使い込んで、その責めを若旦那になすりつけたんだろ!」と、富三を殴りつける又次。澪は、かんざしを返してもらおうとしますが、富三は「とうに売り飛ばした」と開き直ります。

富三は、佐兵衛が騙され、やってもいない女郎殺しにおののいて逃げ出したことを明かします。2年前、富三は釣り忍売りをしている佐兵衛を見たが、すっかり痩せ細り、到底いまも生きているとは思えない、と言います。

そのまま逃げ出してしまう富三。芳は、佐兵衛が人を殺めていなかったということがわかっただけでいい、と涙を流します。

澪は、又次に「青梅の蜜煮」を渡しながら、「野江ちゃんに何かあったんですね」と言います。子供の頃、野江は青梅の蜜煮が好きではなかったが、身体の具合が悪い時だけ、澪の母親が作った青梅の蜜煮を食べたがったのでした。

又次は、あさひ太夫が菊乃という遊女をかばって斬られた、と話します。澪は自分に看病させてほしいと訴えますが、太夫が今の姿を見られたいと思っているとは思えない、と又次は言います。

ふたりの話を聞いていたふきは、土用の日に「梅の蜜煮」という名前で料理に添えることができるのではないか、と提案します。つる家の客が蜜煮をひとつ食べるたびに、野江が早くよくなるように、というお祈りになるのではないかと。そっと、ふきを抱き締める澪。

土用の日が来ました。永田源斉(永山絢斗)の父・永田陶斉は、嘉祥の儀で振る舞われた「ひとくち宝珠」について源斉に話します。「ひとくち宝珠」を考案したのが御膳奉行の小野寺と聞き、源斉は以前、稲荷神社で見た“土圭の間の小野寺”と名乗っていた男を思い出します。

「つる家」に小松原(森山未來)がやってきて、澪の作った「う尽くし」を食べます。それを目にした源斉は、小松原が“土圭の間の小野寺”だと気づきます。

何も知らずに楽しそうに笑っている澪を見て、戸惑う源斉。

第6回「う尽くし」料理レシピ

澪の献立帖は、公式サイトで動画つきのレシピが見られます。

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/miwotsukushi/html_miwotsukushi_recipes06.html

原作・高田郁先生のちょい足し料理帖はこちら↓

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/miwotsukushi/html_miwotsukushi_sp06.html

嘉祥の儀(かじょうのぎ)とは?

旧暦の6月16日に行われた行事です。

起源ついては諸説がありますが、848年(仁明天皇が元号を嘉祥に改めた年)の6月16日に、16の数にちなんだ菓子を神前に供え、疫病除けを祈ったことに始まると言われています。

室町時代には年中行事となり、武家では嘉祥通宝の「嘉通」が「勝」に通じるということで、嘉祥通宝16枚でお菓子を買うなどして縁起を担いだそうです。

陰暦の6月は暑さが厳しく、体調を崩しやすい時期でもあり、暑気払いの意味も込められていたかもしれませんね。

江戸城でも、この日は、将軍から十六種類の菓子盛りが諸大名や家臣に与えられました。菓子は杉の葉を敷いた片木盆に盛られ、ずらりと並べられたそうです。

残念なことに、「嘉祥の儀」は、明治以降すっかり廃れてしまいました。
なお、現在の6月16日(新暦)が「和菓子の日」になっているのは、この「嘉祥の儀」にちなんでのことです。

第6回「う尽くし」感想

佐兵衛の行方も気になりますが、澪と小松原の恋の行方も気になりますよね。
私は源斉先生も好きなので、この三角関係はちょっとツライ。
しかも澪は、今のところ、ふたりの家柄のことをまったく知らないわけですから。
自分とは身分の差がありすぎることに気づいたとき、どうするのでしょうか。

この時代、基本的に武家と町民は結婚できません。
源斉先生も、医者ではありますが身分としては武士の家柄ですから、同じです。

でも、当人たちが望み、周囲の協力が得られた場合、結婚する手段はあったようです。いったん武家の養子に入り、それから結婚するという方法です。
たいていの場合は、周囲が反対したようですが……。

次回は、澪がとうとう野江のいる吉原に足を踏み入れるようです。
複雑に絡み合う人間関係……ますます面白くなってきました。


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