この声をきみに第2回|ふたりはともだち

ドラマ「この声をきみに」第2回が放送されました。

朗読教室の家、外観も内装も、すごくイイ感じなんですよね~。
そして私の好きな絵本「ふたりはともだち」が、こんな素敵な映像になるとは……。
思わず「うわぁ~」ってなりました。感無量。

第2回のあらすじと感想をまとめました。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第2回「友だちはカエルくん」あらすじ

孝(竹野内豊)は朗読教室で聞いた、京子先生(麻生久美子)の魅力的な声が忘れられない。再び教室を訪ねた孝は、主催者の佐久良先生(柴田恭兵)に温かく迎えられ、船乗りの邦夫(杉本哲太)や無口なOL・泰代(片桐はいり)、声優志望の実鈴(大原櫻子)など個性的な生徒たちと出会う。しかし協調性がない孝は、みんなにうまく溶け込めない。カエルの友情を描いた童話を聞くと、理屈っぽい質問を繰り返し、京子先生を困らせる…。(公式サイトより)

ネタバレ

童話など……とバカにしていた孝でしたが、佐久良先生から「童話は深い。試しに聞いてみませんか」と言われます。

福島邦夫(杉本哲太)が「ふたりはともだち」を読み始めると、次第に物語に惹きつけられていく孝。しかしその時、声優志望の稲葉実鈴(大原櫻子)が現れ、朗読どころではなくなってしまいます。

絵本の続きが気になってしかたない孝は、次の金曜日、再び朗読教室へ行き、福島に続きを読んで欲しいと頼みます。京子に一緒に読むように言われ、しぶしぶ朗読する孝。

読み終わると、ほかの生徒たちから「気持ちが伝わった」と褒められますが、孝は「現実には、どこにもこんなお人好しの友達なんかいない」と、文句を言います。

「そうかもしれませんね」と答える京子。

「現実には、こんな楽しいこと、ちっともないかもしれません。でも、ないとわかっていても、それでも人は、どこかにきっとこんな気持ちが、こんな温かな絆があるんじゃないかって、考えずにいられないんです。願わずにいられないんです。信じたいんです、人生はそんなに悪くないって」

だから大人にこそ、こんな本が必要なのかもしれない、と言われ、黙りこむ孝。

孝は、東原(松岡充)から紹介された弁護士の五島由紀夫(永瀬匡)の計らいで、弁護士同席のもと、奈緒(ミムラ)と話し合うことになります。

第2回の朗読作品

「旅上」作:萩原朔太郎

孝が図書館から借りてきて、2行だけ読んで放置してしまった本。

萩原朔太郎は、大正昭和時代の詩人です。群馬県前橋出身。大正6年に刊行した処女詩集「月に吠える」では、新しい口語詩の世界を開いたと言われています。

「五十音」作:北原白秋

朗読教室で、孝たちが発声のトレーニングに使っていたもの。「あめんぼあかいなあいうえお」ってよく聞くフレーズですが、これが北原白秋だったとは!知りませんでした。

北原白秋は、福岡県柳川出身の詩人・歌人です。
明治、大正、昭和において、詩、短歌、童謡、歌謡、民謡など、幅広い領域で活躍し、国民詩人として親しまれました。

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「ふたりはともだち」作・絵:アーノルド・ローベル/訳:三木卓

孝が福島と一緒に朗読した絵本。ここには5編のお話が収録されていて、2人が読んだ「おてがみ」はその中のひとつ。

アーノルド・ローベルは、1933年生まれのアメリカの絵本作家です。小学校2年の教科書に「おてがみ」が掲載され、日本でも多くの人に親しまれています。私も子供の頃、教科書で出会って以来のファンです。

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「はだかの王さま」作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン/絵:吉岡紗希

孝の妻・奈緒が、子供たちが寝る前に布団の中で読み聞かせていた絵本。

アンデルセンは、世界的に有名なデンマークの作家です。「人魚姫」「おやゆび姫」「みにくいアヒルの子」など約150編の童話のほか、小説「即興詩人」、連作童話「絵のない絵本」、自伝「わが生涯の物語」などの作品があります。

第2回の感想

今回も、最初から最後まで、一瞬も目が離せませんでした。
どの映像も素晴らしいんですよね……。
ところどころに入るアニメーションも可愛くて好きです。

孝は、実はすごく純真で子供っぽい人なんだろうなぁ。
変人で自己中で空気が読めないオジサンなんだけど、アニメーションとか絵本とか、子供っぽいものがすごく似合う。
普段は人から嫌われるような憎たらしいことばっかり言うのに、時々ハッとするほどピュアな台詞を口にする。
たちが悪いですね(笑)

そして今回の見どころは、なんといっても「ふたりはともだち」の朗読場面でしょう!
まさか、あんな素敵な世界を作ってもらえるとは。予想外。
私の中で、もうすっかり色褪せていた絵本の世界が、一瞬で蘇りました。
子供の頃、このお話を最初に読んだとき、私が抱いたイメージそのものでした。

竹野内豊さんと杉本哲太さんの、がまくんとかえるくん。
贅沢すぎて、目を皿のようにして見てしまいました。
がまくん(竹野内さん)のさびしそうな表情と、手紙が届くとわかったときの今にも泣き出しそうな顔が、胸に刺さって取れない……。

孝が言う通り、こんなに優しくて温かい絆なんて、現実にはそうそうないです。
想っていても想われなかったり、裏切られたり、遠くへ行ってしまったり。
でも京子が言うように、それでもやっぱり心のどこかで信じたくて、あってほしいと願っているから、こういう物語が生まれるし、読み継がれていくんだと思う。

次回はこれまた私の大好きな宮澤賢治!
さらに、室生犀星に太宰治に中原中也って……すごいラインナップ。
次週が待ち遠しいです。


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