この声をきみに第4回|空を飛ぶ“くじらぐも”

ドラマ「この声をきみに」第4回が放送されました。

やっと、くじらぐもを読むことができましたねー。
穂波にとっては、辛い事実を受け止めなくてはならない回でした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第4回「飛べ!くじらぐも」のあらすじ

孝(竹野内豊)は家族とよりを戻すため、長男・龍太郎が大好きな詩「くじらぐも」の朗読レッスンに打ち込む。しかし、空飛ぶクジラを非現実的だと思う孝は、詩の世界に入り込めず、悩んでしまう。そして、龍太郎たちと会う日がやって来る。心配する京子先生(麻生久美子)は、孝がいる公園に足を運ぶ。すると、同じように様子をうかがう奈緒(ミムラ)の姿を見つける。みんなが見守る中、孝の朗読が始まると、奇跡は起こった…。(公式サイトより)

ポイント

  • 物語の世界を想像することができない穂波
  • 第1回目の離婚調停
  • 京子が信じているもの
  • 穂波が子供たちに「くじらぐも」を読む
  • 娘・舞花の気持ち

第4回の朗読作品

「くじらぐも」作:中川李枝子/絵:柿本幸造

穂波が子供たちのために朗読を練習していた、小学校1年生の教科書に載っている童話です。
空に浮かぶ雲のくじらをどうしても想像できない穂波でしたが、当日、穂波の想像の中でくじらは大きく動き出します。

中川李枝子さんは、1935年生まれ。絵本「ぐりとぐら」で知られる児童文学作家です。「いやいやえん」「そらいろのたね」「ももいろのきりん」など、名作多数。

「山椒大夫」作:森鴎外

冒頭で、杉本哲太さん演じる福島が読んでいた本です。「安寿と厨子王」の伝説を、森鴎外が小説化したもの。

森鴎外は、1862年に石見国(島根県)津和野藩の御典医の長男として生まれました。東大医学部を卒業後、陸軍軍医となりドイツへ留学。公務の傍ら、明治23年に「舞姫」を発表。創作、翻訳、評論、歴史研究など多彩な文学活動を行い、多くの業績を残しました。

第4回の感想

穂波にとっては、とても切なく苦しい回でした。

くじらぐもの世界をどうしても想像することができない穂波。
そして彼はやっと、今まで妻の気持ちを想像したことがなかったこと、自分がいかに無神経で、彼女を傷つけてばかりいたかということに気づきます。

久しぶりに会った子供たちの前で、動かなかった穂波のくじらぐもが動き出す。
空を飛ぶ、大きなくじらぐも。
泣けましたね……この場面。なんだかものすごく感動してしまった。

だけど、穂波が何年もかかってやっと気づいた奈緒の気持ちを、娘の舞花は、ずっと前から知っていた。涙を浮かべて必死にお母さんを守ろうとする娘を見たら、何も言い返せないよね。

これは、ふたりとも相当辛かったと思う。
その日の夜、穂波は結婚指輪を外してた……。

舞花ちゃんは、頭の良いところはお父さんに似て、人の気持ちに敏感で面倒見のいいところはお母さんに似たのかな。がんばれって言いたくなる。

京子先生は、人と人とのつながりは信じていないけど、「この声のつながりだけは信じられる」と言っていました。

謎の多い彼女。
昔の職業は女優?モデル?歌手?
高級マンションに住んでいる?シングルマザー?
どれもこれも、根拠のない噂ばかりで、本当のことは誰にもわからない。

そして、京子にかかってきた不審な電話。
彼女は朗読教室を休み、どこかへ向かっている様子でした。

穂波との電話で、「電波という空間を通して聞くと、先生の声はいつもと違って聞こえる」と言われ、「そうですね、顔が見えないから」と答えた後、うろたえる京子。

京子の異変に、たぶん、穂波は気づいたはず。
いったい京子の身に何が起こったのか、次週が気になります。


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