この声をきみに最終回【感想】永遠のぽっかり

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「この声をきみに」最終回(第8回)。

最後はみんな笑顔になれた……よかった。
とても気持ちのいい最終回でした。
何より、最後にたくさん朗読が聞けたのが嬉しかったです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

最終回「美しくひびきよく」のあらすじ

孝(竹野内豊)の恋の告白も届かず、京子先生(麻生久美子)が朗読教室をやめる決意は固かった。発表会が近づく中、孝たちは京子の引止め作戦を思いつく。そんなある日、息子の龍太郎から手紙が届き、孝は大喜び。そして妻・奈緒(ミムラ)と久しぶりの再会を果たす。一方、教室では泰代(片桐はいり)が発表会に読む本について悩んでいた。片思いのヨガ教室の先生を会場に誘ってしまったのだ。そんな泰代に京子はある本を薦める。番組公式サイトより)

注目ポイント

  • 作戦G
  • 家族の結び目
  • 磯崎さんの恋
  • 発表会
  • 永遠のぽっかり

最終回の感想

盛りだくさんの最終回でしたね~。
思わず引きこまれる場面ばかりで、あっというまの1時間でした。

まず、「京子先生引き止め大作戦G」。
穂波が言い出した時点でもう、「変わったなぁ穂波!」って感動してしまうんだけど、それにノリノリで応えてくれる朗読教室のみんな。最高です。
こんな仲間に出会えるなんて、穂波が羨ましいぞ。

それから、穂波と奈緒の会話。
ある意味、本当の別れのシーンでしたね。
最初の頃とはまったく違う、穏やかで優しい言葉に溢れてた。
2人それぞれの未来に、希望を感じる別れでした。
奈緒が穂波に贈った詩「ほぐす」が、切ないけれど温かかった。

磯崎さんは、まさかの恋の告白。
打ち明けられた時の京子先生の表情や、「私にも読めるでしょうか?愛の言葉が」と聞かれて「もちろん!」と答えた時の満面の笑顔は、京子先生がもう過去の恋愛から解放されていることを伝えていました。

磯崎さんのために京子先生が選んだ作品は、寺山修司でした。
ふと思ったのですが、第1回のラストで、京子先生が同じく寺山修司の恋の詩をひとり朗読する場面がありました。

恋愛に否定的だった京子先生。
でも、心の底では、恋に憧れていたんだな……と。
そんな京子先生に、穂波が再び恋の楽しさを教えたのかもしれません。

実鈴のオーディションもよかったですね。
アゲハチョウの群れが、目の前に飛び交う場面が浮かんでくるような朗読でした。
オーディションには落ちてしまったけど、両親に認めてもらえてよかったです。
河合くんともデートの約束できたしね^^

発表会前日、穂波はたどたどしい言葉で京子先生にみんなの思いを伝えました。
こんなことを言われたら、誰でも泣いてしまう……(T^T)

穂波は、正直で素直な人だよね。
だから相手が傷つくようなことを、平気で口にしてしまう。
でも同時に、普通の人なら照れくさくて言えないような言葉も、平然と口にする。

穂波は「少しでも僕たちの声が届いたら」って言ってたけど、京子先生には、たぶんもっとずっと前から、穂波の嘘のない言葉が、いくつも届いていたと思う。
そうやって徐々に、固い結び目になっていた京子先生の心を、ほぐしていったんだと思う。

発表会での、朗読の数々。
本当に素晴らしかった。
どの作品も、もっと長く聞いていたかったです。

発表会でみんなが読んだ作品は、京子先生を引き止めるために選んだものだったのかな。なんとなく、わかる気がしますね。

「手袋を買いに」は、子狐が初めて人間の優しさに触れる話。
「ふたりはともだち」は、孤独と友情の話。
「自分の感受性くらい」は、孤独な自分の心と向き合う詩。
「おおきなかぶ」は、みんなで力を合わせて大きなかぶを引っこ抜く話。

私のお気に入りは、やっぱり「おおきなかぶ」かなー。
みんなのコスプレ、最高でした!
かぶを引っ張るときの角度とか、表情とか、絵本の絵とそっくりだったような^^

朗読会の後、福島さんとの別れを惜しむ穂波。
「話したいことがたくさんある」って……最初に会った時は、話すことなんか何にもないみたいな感じだったのにね。

福島さんとは、初めて一緒に朗読をしたり、離婚の相談に乗ってもらったり、怪しい朗読会に誘われたりと、いろんなことを共有した。
穂波にとっては、大切な存在になっていたんだろうなぁ。

福島さんが出航し、京子先生が実家に帰り、少し淋しくなった朗読教室。
粉雪の降る夜、6人が群読していたのは「あいたくて」でした。
この場面も、とても好きです。

春になって、穂波の大学にも新入生が溢れてる。
教室はたくさんの生徒たちで埋まり、穂波の言葉に熱心に耳を傾けてました。
変わったねぇ~よかったよかった(>_<。)

そして、京子先生と教会で語り合うラストシーン。
やっぱり恥ずかしいことを口にする穂波がお茶目でした。

「心のぽっかりがなくなることは、永遠にない。
でも、ふいに心が熱くなる瞬間があって。
人生は悪くないよって。
そう思えるよって。
むしろぽっかりがあるからこそ、そういう瞬間が訪れるのかも知れない」

穂波が最後に語った言葉です。
本当にそのとおりだなあと、しみじみ。

離婚や人間不信、親子問題など、ともすれば重く深刻になりがちな要素がたくさん詰まったドラマでしたが、竹野内豊さんがコミカルに演じる憎らしいけど憎めない穂波のキャラクターや、効果的なアニメーション、素晴らしい朗読の数々、優しさと温もりに溢れる映像と、絵本や詩などのファンタジー要素を多く盛り込んだことで、最後まで楽しく見ることができました。今、心がぬくぬくです^^

素敵なドラマを届けてくださった俳優の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

穂波が「僕らの物語は始まったばかりだ」と言っていたから、もしかしたら続きがあるのかな?続編を楽しみにしています。


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