「弟の夫」第2回|家族でも家族じゃなくても

プレミアムドラマ「弟の夫」

(C)NHK

どうも、夏蜜柑です。
プレミアムドラマ「弟の夫」第2回。

やっぱりいいドラマですねー。友達の母親のゲイに対する偏見、少年の悩みを聞くマイク、弥一の夏菜を思う気持ち、楽しい温泉旅行、涼二の親友・カトやん。

これだけの内容を50分という短い時間に詰め込んでいるのに、ちっともうるさくない。ほかのドラマとは明らかに違う時間が流れていると思う。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第2回のあらすじ

  • 弥一(佐藤隆太)の娘・夏菜(根本真陽)は、叔父のマイク(把瑠都)を友達のユキ(平尾菜々花)に紹介しようとするが、「悪影響がある」という母親の意見を理由に断られる。ゲイに対する偏見に憤りを覚えるも、自分も同じだったと気づく弥一。
  • 夏菜の友達の兄・一哉(小林喜日)がマイクを訪ねてくる。一哉はゲイであることを誰にも打ち明けられず、苦しんでいた。涙を流す一哉に、マイクは「友達になろう」と温かく励ます。
  • 夏菜とマイクは温泉に行きたいと言い出し、弥一は別れた妻・夏樹(中村ゆり)も誘って温泉旅行に出掛ける。初めての温泉にはしゃぐ夏菜。弥一は自分たちが周りからどう見られているのか気にするが、夏樹は「家族でいいじゃない」と笑う。
  • 弥一は高校時代の友人・カトやんと偶然会う。カトやんは弥一の亡き弟・涼二から借りていたものを返したいと家にやってくるが、マイクが涼二の夫であることを知っていた。後日、マイクは弥一に内緒で、カトやんと2人きりで会う。

第2回の感想

描きようによっては相当しんどくなるテーマなのに、全然そんな気持ちにならなくて。
いろいろ深く考えたりもするけれど、安らぐ。ふしぎなドラマ。

映像が本当に素晴らしいんだけど、この温かく包みこむふんわりした色も意識して作られてるのかなぁ。家具とか小物とか服とか、モノトーン系の色があまり使われてない印象。

弥一くんが作る家庭料理が、毎回とってもおいしそうなんだよね。
家族の風景って、家で食べるご飯に集約される気がする。

でもね、彼らの関係を規定の枠に当てはめることなんてないと思う。
「家族でいいじゃない」も素敵だけど、家族じゃなくてもいいじゃない。

自分がゲイであることに悩み、誰にも相談できず、ひとりで苦しんでいた少年。

マイノリティが抱える孤独は、いつも底が深い。というか底なんてない。どこまでも真っ暗闇。性的指向に限らず。

その底なしの闇を抱えて生きていくことは本当に辛いことだけど、この世界には、必ずどこかに、その闇がどうでもよくなってしまうくらい圧倒的なモノやコトが存在することを知ってほしい。

家族や友人は、世界のほんの一部にすぎない。
もしも彼らに否定されても、探し続けることを諦めないでほしいと思う。

いいドラマなのに、次回が最終回です。早いなぁ(=_=)

野間口徹さん演じるカトやんは、涼二くんの元彼なのかしらねー。
何やらワケアリっぽかったけど……。

そしてマイクが日本にやってきた目的……涼二との約束って、何だろう。


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