
NHK大河ドラマ「西郷どん」
どうも、夏蜜柑です。
4月8日放送「西郷どん」第14回。
今回は珍しく政治一色、そして斉彬公がお休みの回でした。ホームドラマよりは見やすいけど、ツッコミどころもたくさんあってモヤモヤしましたねー。西郷どんは、いつの間に左内と肩を並べるほどの大物になったんだろ?
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
この記事の目次
第14回「慶喜の本気」の感想
大久保どんと別れ、ひとり江戸へ向かう西郷。
えーっと。なんで江戸へ行くんだっけ?
そうそう、阿部様が亡くなって後ろ盾がなくなった篤姫を援護して、「一橋慶喜を次期将軍にする計画」を進めるためだった。
今回は、西郷と左内がひたすら「一橋様!一橋様!」って言ってましたねー。
まぁ、暢気なホームドラマよりはよっぽど見やすいです。わたしは史実に明るくないので、史実との相違や矛盾に気づかずに済むのが利点かと。
しかし、それでもツッコミたくなる場面はたくさんあって。
あんまりのべつ幕なしにツッコむのも疲れるので、「これは!」と思う場面をチョイスしました。
西郷と左内の立てた作戦がショボすぎる!
福井藩主・松平慶永から「次期将軍には一橋様がピッタリよ~って諸藩の大名に教えたいんだけど、2人で何かいい方法を考えてよ」などと言われた西郷と左内。
えっらい頼られてますねー、西郷どん。
いつのまにそんな大物になったの?ちょっとビックリ。
で、2人がどんな計画を立てたかというと。
「一橋様の素敵エピソード本を作って、配ろうぜ!」
ハァ?( ̄∇ ̄;)
西郷隆盛と橋本左内が、額を合わせてひねり出した策が……これ?
いや、色宿に籠もって楽しげに相談してる時点で、もうダメなんだけどサ。
しかも2人、真剣みたいです。
そんな子供騙しの作戦に、ヒー様までもが本気で絡んでくる始末。
このシーンひとつで、西郷隆盛も橋本左内も、2人に信頼を置く松平慶永も、彼らと一緒になって色宿で騒ぐ一橋慶喜も、みんな揃ってすっごい頭悪いキャラに見える……。
ほかにもいろいろあったろうに、なんでコレをわざわざチョイスして見せたのかねぇ。
上様に直談判で一発解決。ウソでしょ?
斉彬公が建白書で「次期将軍には慶喜がふさわしいよ~」と断言し、それは大奥にも伝わります。斉昭(慶喜の父)を嫌うピン子さん演じる本寿院は、大激怒。
「おのれ御台所め!」と、その怒りは篤姫へ。
焦りまくる篤姫&幾島。
そこへ又吉さん演じる上様が「息災か?」などと言いつつ、のほほーんと現れます。
「一橋慶喜様を、次の公方様に据えられてはいかがでございましょう?」
Σ(゚д゚;) ナヌ!?
篤ちゃん、いきなり言っちゃったよ!
いくらなんでも唐突すぎるんじゃないかい!?
「嫌じゃ!」とソッコーで断る又吉上様。ほらぁ。
「一橋様は、この国を守ってくれます。この国の民も、無事息災」と、やたら「息災」をプッシュしまくる篤姫。
そんなんで説得できるワケないじゃんよ……と思ってたら、コロッと引っかかる又吉上様。どうやら又吉上様は「息災」なら何でもいいようです。
「一橋にする。余の次は、一橋じゃ」
オイオイ( ̄∇ ̄;)
マジで?
こんな簡単に決まるんだったら、さっさと言えばよかったんじゃ?
っていうか、このシーンの「とってつけた感」はいったい……。
こんなアホみたいなシーン見て、何をどう感じろというのでしょう。
人を殺して喚き散らす情けない西郷どん
ヒー様を狙った刺客を殺し(たぶん人生初)、「わぁぁぁぁ!」と叫びまくる西郷どん。
武士にあるまじき態度のように見えますが、よろしいのでしょうか。
「あん男にも、帰りを待っちょっ親兄弟がおっとじゃ」とか、そんなわかりきったこといちいち言わんでよ。なんかゲンナリするよ。
っていうかヒー様、命狙われるのが嫌なら色宿に入り浸るのをやめればいいんじゃない?
こうなったのはおまえらのせいだ~って怒ってたけど、自分が撒いた種ですよ?
アナタが行動を慎めばいいだけの話ですよ。
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西郷と左内が暗躍したおかげで、ヒー様がようやく将軍になる決意を固められた。
っていう回だったようです。
なんかこう……賢い人がひとりもいない。
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