西郷どん第21回|もうここらでよかろかい

NHK大河ドラマ「西郷どん」

NHK大河ドラマ「西郷どん」

どうも、夏蜜柑です。
6月3日放送「西郷どん」第21回。

思っていたより早く島編が終わった印象ですが、当初の予定通りなのでしょうか。

残念ながら、6月に入ってもこのドラマの続きを見たいと思わせる要素はなく、「もうここらでよかろかい」という結論に達しました。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

第21回「別れの唄」の感想

愛加那とラブラブ島ライフを送る西郷さんのもとに、大久保正助改め一蔵がやってきます。
そして「すぐ薩摩に戻ってくいやい。薩摩といえば西郷じゃ。西郷吉之助がおらんにゃいかんとじゃ」と言います。

うーん。
やっぱり「薩摩といえば西郷じゃ」のあたりが引っかかってしまいます。
これまでの描写を見る限り、その言葉に納得できる要素がないので……。

「おはんは亡き殿の手足となって、各藩の有力諸侯と意見をつきあわせた」って大久保どんは熱く語ってましたが、その言葉にも首をひねってしまいます。意見をつきあわせていた……のかなぁ……あれ。

「やっと亡き殿の御遺志を成し遂げることができる」というのも、いまいちピンときません。薩摩の何がどう変わったのか、全然わからないからです。

そして亡き殿の御遺志って何だ??未だにわからんよわたしには(=_=)

愛加那との別れを感動的に描きたいのだな、という作り手の意図が見え見えなので、西郷さんが「こん島に残る」と言えば言うほどしらけてしまう。

二階堂ふみさんの演技は素晴らしかったし、奄美の自然も素晴らしかった。
島唄には心を揺さぶられるものがありました。

ひとつひとつのシーンだけを切り取れば、とても見応えがあるのです。

でも、ドラマ全体として見た時に、それらの素晴らしいシーンが繋がらない。何の意味もなさない。想像も妄想もさせてくれない。見ていて面白くない。

我慢してここまで見続けてきましたが、限界です。

もうここらでよかろかい。

わたしが「西郷どん」にハマれなかった理由

というわけで、ここからはわたしがこのドラマにハマれなかった理由を考察して、締めたいと思います。

主人公が好きになれない

わたしはこのドラマの主人公を「カッコいい」とは思えませんでした。

朝ドラヒロインの男性版、という印象なんですよね。
元気で明るくてちょっとドジで、なぜか理由もなくみんなから好かれる。

製作側は「女からも男からもモテる西郷さん」を描こうとしてるらしいのですが、わたしの好みには合いませんでした。ハッキリ言って苦手なタイプです。

好きなキャラクターがいない

主人公が好きじゃなくも、ほかに推しのキャラがいればよかったのですが。

このドラマの登場人物はみんな一様に薄っぺらくて、好きになるほど感情移入ができませんでした。橋本愛さん演じる須賀や、南野陽子さん演じる幾島はちょっと好きだったけど、あっという間に退場してしまったし。

主人公の周りにいる郷中仲間たちを、なぜもっとキャラ立ちさせなかったのかな、と不思議でなりません。

見せたいものと見たいものが違う

製作側が見せたいもの(力を入れているもの)と、わたしが見たいものが決定的に違います。

このドラマは、とにかくホームドラマ的なシーン恋愛ドラマ的なシーンが多いんですよね。わたしはホームドラマも恋愛ドラマも苦手。ベタであればあるほど苦手です。

っていうか、歴史ドラマや時代劇が好きな人で、そういうの望んでる人いるのかな……?

いずれにしても、製作側が想像する視聴者リストにわたしが入っていないことは確かです。

緊迫感がない

これは前述の内容ともかぶるのですが。

シリアスなシーンはあるにはあるのですが、なぜか緊迫感がないんですよね。
幕末ならではの、あのヒリヒリした感じというのかな。切羽詰まった感がない。

ホームドラマやLOVEにばかり時間を割いているのも理由のひとつだと思いますが、政治の場面をやりたくないのかなって思うくらい適当なんですよね。

この「適当」っていうのは、史実に沿っていないという意味ではなくて。

作り手の意気込みというか、必死さというか。
「これを見せたい」「これを伝えたい」っていう「これ」が、政治的なシーンではほとんど伝わってこないんです……。

だから登場人物たちがどんなに必死な顔をして政治を語っていても、すべてが表面的で中身のないものに見えてしまう。

実際、わたしはほとんどの政治的シーンで、登場人物たちが何を考え、何を望み、何をしようとしているのかさっぱりわかりませんでした。

歴史の面白さが感じられない

わたしが時代劇や歴史ドラマを見るのは、現代では見ることのできない物や風景を見たいから。今とは違う時代の生活習慣や、人間関係、人々の考え方、生き方を知りたいから。

知的好奇心だけでなく、現実逃避という意味合いもあると思います。

リアルな現実世界では目を背けたり、自分と近すぎて見えなかったりすることでも、自分とは違う時代=別世界であれば完全にフィクションとして楽しめる。

だからこそ冷静に客観的に、自分に置き換えてみたり想像を膨らませて考えたりできる。

このドラマは、設定は幕末だけど、描かれているものは現代に近いんですよね。
ホームドラマも恋愛も、描き方はほとんど現代と変わらない。

史実に沿っているかどうかという点には、わたしはあまりこだわっていません(そこまで歴史に詳しくないので)
別に史実と違っていてもいいんです、結果的に面白くなれば。

なぜ、150年も前の時代のドラマを作るのでしょうか。
わざわざそんな古い時代を舞台にして、こんなにお金と時間をかけて。

その絶対的な理由が、「西郷どん」には欠けているように思うのです。

 


そのほかの記事を読む?

NHK大河ドラマ「西郷どん」 西郷どん第12回|幾島は好きだけどLOVE推しにウンザリ NHK大河ドラマ「西郷どん」 西郷どん第4回|ロシアンルーレットで藩主を決めるトンデモ展開