【原作との違い】この世にたやすい仕事はない第4回

どうも、夏蜜柑です。
プレミアムドラマ「この世にたやすい仕事はない」の第4回。

今回もドラマと原作との相違点について書きたいと思います。

原作について

このドラマの原作は、芥川賞作家・津村記久子さんの連作短編小説です。
ドラマの脚本を手がけた土田英生さんのコメントはこちらです。

津村さんの原作は主人公の心象風景の動きが独特の文体で書かれている。ドラマとして成立させるため、それを台詞や行動に描き直すことに苦心した。燃え尽き症候群に陥った主人公が、数々の不思議な職場で働くことで日常を取り戻し、成長していく物語。脚本を書きながら私もそれを追体験させてもらった。
このドラマを観てくださる皆さんにも同じ体験をしてもらえたらと願っている。この世にたやすい仕事はないのだ、本当に。(番組公式サイトより)

第4回の原作との違い

ドラマの主人公・かすみは、主に藤子さんにイライラを募らせ、藤子さんに負けた結果、会社を辞めることにしました。

原作では、主人公は会ったことのない藤子さんがじわじわと会社(と自分の仕事)に浸食してくるのを感じ取り、プレッシャーになっていたようです。

だけど藤子さんだけではなく、主人公は調子のいい社長や世間にも腹を立てていて、仕事に対して真面目すぎるがゆえの苛立ちを抱えこむことになります。原作はドラマよりも複雑な心境が描かれていますね。

でも藤子さんのキャラクターに関しては、ドラマの高橋ひとみさんが文句なしに面白かったので、ドラマはドラマで成功していたと思います。

以下、原作のネタバレになりますのでご注意ください。

清田さんの復帰

ドラマでは、前任者の清田さんが復帰する知らせはありません。退職したことになってるのかも?

原作では、休職していた清田さんが復帰すると知らされ、主人公は袋裏の仕事から解放されるとホッとします。しかし、清田さんの復帰は遅れ、藤子さんがやってきます。

藤子さんとの面会

ドラマでは、主人公・かすみと藤子さんは、藤子さんが会社にやってきたその日に面会を果たします。

原作では、主人公は藤子さんに会うのを嫌がり、しばらくは会いません。実際に面会するのは藤子さんが袋裏企画に参加することが会議で決定し、何度目かに会社を訪ねてきた時です。そして初対面で「少しお休みなったらどうかしら?」と言われてしまいます。

主人公が辞めるタイミング

ドラマでは、藤子さんが会社にやってきてしばらく一緒に働き、その後、箱裏企画をかけて直接対決をして負けた直後です。

原作では、藤子さんと面会した後、社長から休職していた前任者の清田さんが来月から復帰すると聞かされたときです。
主人公は藤子さんと会う前から仕事に疲れ、辞めたいと思っていましたが、藤子さんに会って決意した形です。
そして最後の最後に、自分が藤子さんに仕事を奪われることを恐れていた心情を吐露します。ドラマと違い、主人公は藤子さんとは対決することなく逃げるように職場を去ります。

恋人からのプロポーズ

ドラマでは、主人公・かすみは鶴千製菓を辞めた後、恋人の純からプロポーズされます。

原作では、原作の主人公には恋人らしき人はいないので、プロポーズの場面もありません。


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