「そろばん侍 風の市兵衛」第8回|内部告発の悲劇

土曜時代ドラマ 『そろばん侍 風の市兵衛』

どうも、夏蜜柑です。
「そろばん侍 風の市兵衛」第8回。

ようやく悪事の全貌が見えてきました。圭助はなぜ死んだのか、伊右衛門は何を隠しているのか。市兵衛の探査で少しずつ謎が明らかになっていくのが面白かったです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第8回「帰り船(中)」あらすじ

  • 市兵衛(向井理)は、同心の渋井(原田泰造)から、ある大名が木綿の直買いをしているという噂を聞く。醤油運搬船の船頭・仁三郎(木下ほうか)は、広国屋の手代・圭助(松澤傑)が土浦からの帰り船で海に落ちて不審な死を遂げたことを話す。その帰り船には、土井家の荷物が積まれていた。
  • 土井家では、直買いに気づいた留守居役が側用人の小此木(本郷弦)に口封じのため殺される。市兵衛の兄・信正(筒井道隆)は土井家の不正に気づいていたが、相手が老中とあって迂闊に手を出せずにいた。
  • 市兵衛は、広国屋が土井家の直買いに手を貸していることを美早(前田亜季)に話し、圭助の実家を訪ねる。圭助の兄・半介(尾上寛之)と母・とめ(筒井真理子)は、圭助が広国屋での仕事について悩んでいたことを語る。
  • 市兵衛と美早は、直買いに気づいた圭助が不正を正そうとして土井家の者に殺されたという結論に至る。美早は覚悟を固め、主人の勘七郎(川口覚)に全てを話す。直買いの事実を知らなかった勘七郎は、愕然とする。
  • その頃、広国屋の頭取・伊右衛門(渡辺徹)は、土井家の勘定方・五代(志村東吾)と密談を交わしていた。土井家が直買いした木綿は、広国屋が代わりに木綿問屋に直売りし、月ごとに売上金を渡していた。
  • 市兵衛は広国屋から帰る途中の五代とすれ違い、その供が青(山本千尋)であることに気づく。青は市兵衛に向かって短銃を発砲する。

第8回の感想

怪我をした市兵衛さんが鬼渋に連れられて行ったのは、蘭医・柳井宗秀先生のところ。

ここで柳井先生登場なのかぁー!

原作では40過ぎという設定だけど、ドラマはかなりご年配の「赤ひげ」風。それもまたよし^^
シリーズ化したらきっとレギュラーですよね。

死んだ圭助さんの足取りを追うように、地道に探査を続ける市兵衛。

前回、明樽買いのおじいさんが投げつけた樽をわざと額にぶつけたのは、手代の平次さんを帰らせて、圭助さんの話を聞くためでした。

そして徐々に、圭助さんが広国屋の不正を知って思い悩んでいたことがわかり……。

黙っていることもできたのに、そうしなかった圭助さん。
今の世なら内部告発者という立場になるのかなぁ。

だけど、権力を敵に回すことは、昔も今も命がけです( 。-_-。)
結局、圭助さんは不正を正そうとして、土井家に殺されてしまいました。

市兵衛と美早が圭助さんの実家を訪ねるシーンもよかったです。
最初、「え?今さら圭助さんの実家なんか訪ねてどうするの?」と思ったんだけど。

美早は、これまでずっと遠慮してきたと思うんですよね。

自分は主人の従姉妹というだけで、広国屋の女将ではないし。
お店の従業員からは、後釜を狙っているだの何だの、コソコソと陰口を叩かれるし。

だからといって、広国屋が悪事に手を染めるのを、黙って見ていられない。
でも、最終的にどうするか決めるのは自分ではなく、主人の勘七郎でなければならない。

いろんな思いがあって、自分がどうすべきかわからなかったはず。
あの時、市兵衛が美早を圭助さんの家族に会わせなかったら、美早はずっと勘七郎に対して遠慮し続けていたかもしれません。

第1部の高松家や、第2部の磐栄屋の時と同様に、市兵衛はその場しのぎ(力任せ)の解決方法ではなく、自分がいなくなった後もその家や店がやっていける道筋をつけるんですよね。

そのへんが、ただ刀を振り回して終わるだけじゃない、「そろばん侍」のいいところ。

ついに広国屋の黒幕・伊右衛門と、土井家の黒幕・小此木との繋がりが明らかになりました。

次回は第3部解決編、そして最終回です!
予告見たらものすごい大掛かりなことになってて、楽しみでしかありません!

早く見たい。見たいけど、終わるのはこの上なく淋しい(>_<。)

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