「ツバキ文具店」7つの謎|文塚とは?春苦みとは?

NHKドラマ「ツバキ文具店」

どうも、夏蜜柑です。
NHKドラマ「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」第1話。

ドラマでは、多部未華子さん演じる鳩子が、今ではほとんど馴染みのない“代書屋”という仕事を通じて成長する姿を描いています。

今回は、ドラマに出てくる7つの気になるものについて調べてみました。

「ツバキ文具店」7つの謎

ツバキ文具店は鎌倉のどこにあるの?

原作には、鳩子が歩いて鎌倉宮に参拝する場面が描かれています。
ツバキ文具店は、鎌倉宮の近くにあるようです。

主人公、鳩子の名前の由来は?

みんなから「ポッポちゃん」と呼ばれている鳩子。
鳩子の名前の由来は、“鶴岡八幡宮の鳩”です。

鶴岡八幡宮の本殿の掲額に描かれている「八幡宮」の「八」の字が、二羽の鳩の形になっていることは、よく知られています。境内にも鳩がたくさんいることで有名です。

鎌倉名物鳩サブレーも、この「八」の字の鳩が由来だとか。
鎌倉に行く機会があったら、ぜひチェックしてみてください。

鳩子の祖母・カシ子の名前の由来は?

鳩子のおばあさんの名前は「カシ子」といいます。変わった名前ですよね。
これは、「食べ物に困らない人生になるように」と、菓子にちなんで名付けられたそうです。
昔の人らしい理由ですね。

ちなみに、原作では、鳩子の祖母カシ子には双子の妹がいて、妹のほうは「スシ子」といいます。はい。もちろん、お寿司の「スシ」です。

ツバキ文具店に貼ってある標語「春苦み……」とは?

ツバキ文具店の台所に、標語が貼ってありましたよね。
鳩子の祖母がカレンダーの裏に書いたのですが、この標語、知っていましたか?

春苦み、夏は酢の物、秋辛み、冬は油と心して食え

明治時代の医者で、薬剤師でもある食養研究家・石塚左玄の言葉です。
春には苦いものを食べるのが体に良いとする、古くからの言い伝えです。

春苦み

フキノトウやタラの芽など、アクがある野草や山菜を食べましょう。冬の間にたまった老廃物を排出してくれます。

夏は酢の物

食欲が落ちる夏には、疲れた肝臓を元気にする酢の物を食べましょう。野菜は体を冷やしてくれます。

秋辛み

夏に消耗した体力を補うために、辛味が効いたダイコンおろしなどで食欲増進を図りましょう。

冬は油

寒さを予防するため油を使った料理を食べて、脂肪分を取り、抵抗力を養いましょう。

旬のものを食するのがいちばん良い、ということでしょうね。

ツバキ文具店の庭にある「文塚」とは?

ツバキ文具店の庭の片隅に、「文」と彫られた丸い石をのせたお墓のようなものがありました。鳩子が手を合わせるシーンがありましたね。

「あれ、なんだろう?」って気になりませんでしたか?
あれは、「文塚」と呼ばれるものだそうです。

簡単に言うと、手紙のお墓です。

針供養や人形供養と同じで、手紙にこめられた言霊を本人に代わって供養します。
原作では、鳩子が「雨宮家にとっては仏様よりも大切なもの」と語っています。

雨宮家の初代がやっていた「右筆」とは?

鳩子によると、雨宮家は「江戸時代から続く由緒正しき代書屋の家系」で、「古くは右筆と呼ばれた職業」だそうです。

ゆうひつ【右筆・祐筆】
1)筆をとって文を書くこと。
2)貴人のそば近く仕えて、物を書く役。また、その役人。書記。
3)武家の職名。文書・記録をつかさどる。
4)文筆の業に従事する者。文官。(大辞林より)

江戸時代には、大奥でお殿様の正室や側室に仕える女の右筆が誕生しました。

雨宮家の初代は、大奥で働いていた右筆のひとりだそうです。
以来、雨宮家は代々女性が家業を継ぎ、鳩子の祖母・カシ子が十代目、鳩子が十一代目にあたります(先代曰く)。

「お悔やみ状」に句読点がないのはなぜ?

鳩子がマダムサイダーに依頼されて書いた、お悔やみ状。
不祝儀の手紙の作法にのっとり、鳩子は薄墨で書いていました。

その手紙は、公式サイト↓に掲載されています。

参考 【第一話に登場した手紙】権之助さんのお悔やみ状NHK公式サイト

この手紙には、ひとつ、気になるところがありませんでしたか?
なぜか句読点がなかったのです。

昔は、句読点というものは、読む人の解釈の助けになるように加えるものでした。本来の和文は、句読点をうたずに書かれていたそうです。

そのため、現在でも「正式な手紙には句読点をうたない」という意識が残っているようですね。

ひとこと

今回調べてみて、なるほど~と思ったことがたくさんありました。
少しでも知っていると、ドラマがより楽しくなりますよね。


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