NHKドラマ「ぬけまいる」第1話|気負わず見られる楽しい時代劇

NHKドラマ「ぬけまいる」

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どうも、夏蜜柑です。
NHK土曜時代ドラマ「ぬけまいる~女三人伊勢参り~」が始まりました。

コミカルタッチの時代劇でした。
原作よりも3人のキャラの違いを際立たせていて、よりわかりやすかったです。

夏蜜柑

現代風のストーリーなので気負わず見られるし、猪鹿蝶3人組が楽しい。

ふぐ丸

大地真央さんは何者なんだろ?

第1話のあらすじ

  • 一膳飯屋の娘・以乃(ともさかりえ)のもとへ、小間物屋の女主人、蝶(田中麗奈)と武家の妻・志花(佐藤江梨子)がやってくる。かつては「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた3人だったが、今は三十路を過ぎ、それぞれに鬱屈を抱えていた。
  • 以乃は何をやっても長続きせず、未だに「何者かになる」夢ばかり見ていることを弟に窘められる。蝶は役者崩れの情夫・仙太郎が若い娘と会っているのを見てしまう。志乃は口うるさい姑のいびりに嫌気がさしていた。
  • いっそ何もかも放り出して旅に出たらどうかと、以乃が口にした一言に、蝶も志花も賛同。志花は無断で出立する「抜け参り」を提案する。
  • 今すぐは無理、と言う蝶に、以乃は花札で決めようと言い出す。結果、志花が勝ち、そのまま「抜け参り」の目印である柄杓を手に出立してしまう3人。
  • 途中で旅に必要なものを買いそろえ、3人はうきうきと東海道を西へ進むが、すぐに蝶が音を上げる。さらに、川崎宿の土産物屋に立ち寄った蝶は、志花に借りた金で大量に買い物をしてしまう。
  • 蝶に声を掛けたのは、巡礼の娘たちだった。娘たちの様子を見て不憫に思ったお蝶は、喜捨をはずむ。だがその夜、3人は同じ宿に泊まった娘たちが「まんまと引っかかって、けっさく」と笑い合っているのを聞いてしまう。
  • 娘たちは〈おしゃま連〉という講を組み、巡礼のふりをして喜捨をだまし取っていたのだった。頭にきた以乃と志花、蝶の3人は、娘たちと乱闘を繰り広げる。
  • スッキリした蝶は、江戸を出る前、母親と妹が自分を疎ましく思っており、自分を除け者にして旅の計画を立てているのを聞いたことを打ち明ける。「私がいちばんいけてない」と言う蝶に、「だから旅に出たんじゃない」と励ます2人。
  • 翌朝、3人が宿の勘定を払おうとすると、〈おしゃま連〉の宿代、芸子代が含まれていた。蝶が土産物屋で買い込んだ物を売っても二束三文にもならず、3人は一文無しになってしまう。

第1話の感想

時代が違うだけで、現代でも通用するようなストーリーでした。

よく言えば登場人物に親しみを持ちやすい。
悪く言えば時代劇らしさに欠ける。

夏蜜柑

もーちょっと落ち着いた感じのほうが好みかも。

江戸時代の女三人旅

「何もかも放り出して、旅に出よう」という猪鹿蝶の3人。
抜け参りが、本当にそんな感じだったのかどうかわかりませんが、それができたら気持ちいいでしょうねぇ。

当時は、女が旅に出るのは簡単ではなかったはず。
前もって言えば、まず間違いなく止められたでしょう。

そもそも、女だけの旅にはお許しが出なかった(往来手形がもらえなかった)。
だから「抜け参り」を敢行するしか、方法がなかったのだと思います。

ドラマなのでコミカルに描かれていたけど、実際は、大変な旅だったようです。

今なら東京から数時間で行けるけど、当時は徒歩で片道15日。
伊勢までたどり着けなかった人も、多かったらしい。

原作の猪鹿蝶は三十路前

原作は、章ごとに語り手が変わり、より赤裸々にそれぞれの心情が語られます。

第1章は、以乃の視点。
「抜け参り」をすると決めて家を出るまで。

何者かになりたくて、職業を転々とする以乃。
どれも長続きせず、弟に「いい年してカッコ悪い」と言われ、ショックを受ける。

3人の中で、以乃だけが独身なんですよね。
こんな冴えない女になるつもりはなかった…という以乃の気持ち、わかります。

第2章は、蝶の視点。
江戸を出てから〈おしゃま連〉と乱闘騒ぎを起こすまで。

商才のある蝶は、10代の終わりに雪代化粧水を売り出して大儲け。
傾きかけた店を立て直し、好きでもない男を婿にとって女主になった。

怒りっぽく、なんでも自分が采配しないと気が済まない蝶は、いつのまにか家族から疎まれていました。

母親と妹が、自分を抜きにして家族旅行の計画を立てているのを聞いてしまう蝶。
ドラマでは以乃と志花に打ち明けてスッキリしていましたが、原作では話していません。

ドラマでは、蝶の亭主・次兵衛までもが蝶のことを邪魔者扱いしていて、「これじゃあ若い情夫に走るのも無理ないか」と思ってしまいました。

ちなみに原作の猪鹿蝶3人組は、三十路前という設定です。

乱闘シーンは素っ裸

後半の〈おしゃま連〉との乱闘騒ぎ。
ドラマでは脱衣所でしたが、原作では湯船で、素っ裸でやり合います。笑えます。

ふぐ丸

さすがにこれはドラマ化できんわ。

その先の第3章は、志花の視点です。
まだ読み進めてませんが、志花にも人に言えない事情がある様子。

夏蜜柑

なんとなく深刻そう。

今後は男性俳優陣も加わり、さらに面白くなりそう。
どんなハチャメチャ道中を見せてくれるのか楽しみです。

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