どうも、夏蜜柑です。
NHK・BSプレミアム日曜夜10時「おしい刑事」第3回。
後半のシリアスな展開に目を見張ってしまいました。
第1話、第2話との振り幅が激しくて一瞬「!?」でしたが、面白かった。


この記事の目次
第3回のあらすじとキャスト
第3回のあらすじ
- 失恋による痛手を癒やすため、有給を取得した押井(風間俊介)。ところが押井が住むシニアマンションで、押井と親交のあった老人・増岡(ベンガル)が首つり自殺を図って亡くなる。
- 遺体の痕跡や現場の状況から他殺の可能性が浮上。増岡には多額の保険金がかけられていたことから、警察は妻・照子(岸本加世子)を犯人として疑う。照子は最初の夫も自殺で亡くしており、やはり保険金を受け取っていた。
- 照子の無実を証明するため、押井は捜査に参加。やがて照子が増岡からDV被害を受けていたことがわかり、同じマンションに住む遠藤(六平直政)や北島(山田明郷)ら4人が照子を助けるために増岡を殺したと推理する。
- しかし遠藤らは殺す計画は立てたが土壇場でやめたと供述。殺害を否定する。押井は照子が介護ベッドの機能を使って増岡を殺害し、警備員(笠原秀幸)に協力させて隠蔽したという真相にたどり着く。
- 2人に殺されかかった押井だったが、携帯していた拳銃で身を守り、駆けつけた灰田絵奈(石川恋)に救出される。署長の舘市(松尾貴史)は押井に広報課への異動を命じる。
第3回のキャスト
押井敬史……風間俊介
横出徹……犬飼貴丈
灰田絵奈……石川恋
伊多田清……板尾創路
榎下主税……佐野史郎
舘市護……松尾貴史
長宗我部正善……鶴見辰吾
ゲスト
増岡則夫……ベンガル
増岡照子……岸本加世子
遠藤正宗……六平直政
北島哲也……山田明郷
田上昌平……村松利史
渡辺仁……伊藤正之
警備員……笠原秀幸
第3回の感想
全4回ですが、全体の構成がうまいですねぇ。
さんざん押井刑事のダメキャラを見せておいて、この展開。
犯人に立ち向かう(銃を放つ)押井刑事に痺れました。
別人のようにカッコよかったです。
▼
今回の被害者は、押井刑事が住んでいるマンションの住人・増岡さん。
日頃から増岡夫妻と仲良くしている押井刑事は、妻の照子さんにかけられた容疑を晴らすため、捜査に乗り出します。いつものように犯人を特定し、照子さんを救ったように見えましたが……。
やはり、押井刑事は今回も犯人を間違えていました。
真犯人は照子さんだったのです。
これまで、押井刑事はいつも「犯人であってほしくない人」を犯人と間違えていました。彼らは無実で、最終的には「間違いでよかったじゃん」と笑える結末でした。
しかし今回は今までとは逆で、「犯人であってほしくない人」が真犯人だった。しかも同情のしようがない悪党でした。
信じた人に裏切られた押井刑事は、大事なコートを「要らない」と言うほど深く傷ついた様子。広報課への異動を命じられ、彼は宇戸橋署を去っていきました。
▼
が、もちろんこのままでは終わらない。
押井刑事が真犯人にたどり着いたのは「隣にいる誰か」に教えてもらったからではなく、押井刑事自身が推理して答えを導き出したから。
ということは……。
押井刑事は、ついに「おしい刑事」を克服したのかもしれない!
そんなわけで最終回(次回)への期待が高まります。
長宗我部へのリベンジはかなうのか?
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