どうも、夏蜜柑です。
フジ火曜9時「パーフェクトワールド」第2話。
やっぱりこのドラマの雰囲気いいなぁ。
どのシーンも優しい空気を纏っているんですよね。
日常の些細な出来事から生じる心の揺れを、丁寧に描いているところも好きです。


この記事の目次
第2話のあらすじとキャスト
第2話のあらすじ
- つぐみ(山本美月)は突然現れた長沢葵(中村ゆり)に、樹に徹夜で仕事をさせたことを怒られる。葵は樹(松坂桃李)の元担当看護師で、現在もヘルパーとして樹の面倒を見ていた。
- 樹の同僚の晴人(松村北斗)の頼みで、つぐみは樹を車いすバスケの練習場に連れて行く。もう一生バスケをしないと決めていた樹だったが、練習に加わってバスケの楽しさを思い出し、チームに入ることを決意する。
- 樹のマンションでは母親の文乃(麻生祐未)と遭遇したつぐみは、文乃と意気投合する。つぐみを樹の恋人だと勘違いして喜ぶ文乃に、樹は「ただの友達」だと否定。それを聞いたつぐみはショックを受ける。
- 樹とつぐみがバスケチームのメンバーと一緒に居酒屋で食事をしていると、車いすが邪魔だとほかの客に因縁をつけられる。言い争いでカッとなった晴人は殴りかかり、つぐみは喧嘩を止めようとして仲裁に入る。樹はつぐみを守れないことに苛立ち、「俺といてもおまえは幸せになれない」と告げる。
- 文乃と会ったつぐみは、樹への気持ちを打ち明ける。文乃は「あの子と生きるのは大変だと思う」と言いながらも、「たとえ誰かに迷惑をかけることになったとしても、樹に幸せになってほしい」と胸の内を吐露する。
- 樹が飼い始めた子犬が行方不明になり、つぐみは一緒に探すことに。雨が降り出し、樹の体を心配するつぐみに、樹は「俺のことはいいから」と言う。つぐみは思わず「いいわけないでしょ」と言い返し、「好きなの」と告白する。
- 2人がずぶ濡れで部屋に戻ると、子犬が部屋の中で待っていた。「迷惑かけてごめん」と謝る樹に、つぐみは「むしろもっと何でも言って欲しい」と伝える。樹はつぐみの気持ちを受け入れ、キスをする。
第2話のキャスト
鮎川樹……松坂桃李
川奈つぐみ……山本美月
是枝洋貴……瀬戸康史
長沢葵……中村ゆり
渡辺晴人……松村北斗
川奈しおり……岡崎紗絵
渡辺剛……木村祐一
東美千代……とよた真帆
川奈元久……松重豊
鮎川文乃……麻生祐未
第2話の感想
中村ゆりさん演じるヘルパーの葵さん、つぐみの恋敵になるのかと思ったら既婚者でした。ずいぶん樹にべったりな感じに見えましたけど……。
彼女はつぐみに対して、あまりいい印象を抱いていなさそう。
今後どういう立ち位置になるのか、気になります。
チャラそうに見えた樹の同僚の晴人くんが義足だったことに驚きました。
普通にしていると義足だとはわからない。
外見では判断できない障がいを持っている人が、たくさんいるのだと改めて思う。
樹といい、晴人くんといい、今は明るく笑って話しているけれど、ここに至るまでいろいろあったんだろうな。樹の10年間については、これから触れることになるのかもしれません。
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今回いちばんズシッときたのは、樹のお母さんの言葉でした。
「車いすだと、歩けないことばかり大変そうに見えるけど、歩けないからって死ぬわけじゃない。でも、合併症で命を落とすことはある。まぁ医学が進歩した今は、健常者とほぼ変わらない寿命になったって言われてるけど、それで〝あぁよかった〟って心底安心する親はいないよね」
つぐみを気遣って、重たくならないように、慎重に言葉と口調を選んで話すお母さん。
だけど「伝えたい」「わかってほしい」という気持ちが溢れていて。
「あの子と生きるのは大変だと思う。よほど精神的なつながりが強くなければ無理。それは私だってよくわかってるつもり。生きてるだけで十分って思わなきゃいけないのかもしれない。それ以上のことを望んだらバチがあたるのかもしれない。でも私は、たとえ誰かに迷惑をかけることになったとしても、犠牲を強いることになったとしても、樹に……あの子に幸せになってほしい」
つぐみに犠牲になれとは言えない。
でも、わが子の幸せを望まずにはいられないという思い。
つぐみが本当に理解できたのかはわからないけれど、お母さんの思いは伝わりました。
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つぐみは樹に告白し、樹はつぐみの想いを受け入れました。
でも、まだ始まったばかり。
つぐみの覚悟は、もしかしたらまだ本物ではないかもしれない。
つぐみがひとつひとつ学んでいくように、見ているわたしも学んでいる気持ち。
この先も2人を見守ります。
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