「プロディガル・サン」第1話|連続殺人鬼の父と10年ぶりの再会

海外ドラマ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」あらすじキャスト

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海外ドラマ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」第1話のあらすじと感想です。

画面は暗めですが、雰囲気はそれほど重くないですね。思ったよりテンポがよくて、セリフのトーンも明るめ。面白かったです。

ニューヨークで発生する殺人事件の捜査と、シリアルキラーの息子であるという家族の問題をうまく絡み合わせて物語が進んでいきます。

主人公マルコムは立ってる場所がギリギリで、終始危うい匂いを発散しまくり。目が離せないキャラクターになってます。トム・ペインがすごくいいです。あとお父さんが最高。

第1話「シリアルキラーの息子」あらすじ

1998年。マルコムが幼い頃、心臓外科医だった父マーティン・ウィットリーが逮捕される。彼は世間を騒がせた連続殺人犯“外科医”だった。

2019年。FBIのプロファイラーとなったマルコムは、殺人犯を射殺した保安官を殴ってFBIを解雇されてしまう。

故郷ニューヨークに戻ったマルコムに、母ジェシカや妹エインズリーは事件と関わるのをやめるよう諭す。マルコムは過去のトラウマから悪夢に悩まされ、不眠症や夜驚症に苦しめられていた。

マルコムの友人でニューヨーク市警の警部補ギルは、ある連続殺人事件の捜査に力を貸してほしいとマルコムに協力を求める。殺害現場で遺体を見たマルコムは、1994年に父マーティンが4人を殺害した事件「カルテット」を真似た模倣犯だと気づく。

被害者の3人は筋弛緩剤を打たれていた。いずれもSMで縛られたアザが残っており、犯人はプロの調教師だと推測するマルコム。ギルの部下JTとダニとともに、調教師のニコ・スタブロスのアパートを訪ねるが、ニコは真犯人によって拘束され時限爆弾を仕掛けられていた。

マルコムはニコを助けるため彼の手を斧で切断して救出。爆発したアパートから脱出するが、ダニは興奮状態のマルコムを見て不審を抱く。

ニコのアパートから、カルテットの3つの手口を描いた父マーティンの手書きのスケッチが見つかる。マルコムは父に直接確かめるため、10年ぶりに刑務所を訪れマーティンと再会する。

スケッチは本棚のノートから破り取られたものだったが、マーティンは何も知らないと言う。犯人はマーティンの患者で資産家のカーター・バークヘッドだった。

マルコムとダニはカーターを探すためクラブのチャリティーイベントへ行くが、ダニはカーターの妻ブレアとともに襲われる。カーターは心臓発作を起こした時に妻がニコと浮気をしたことを許せず、彼女に最大級の苦痛を与えようと今回の計画を実行したのだった。

マルコムはカーターが妻を殺すために調合した筋弛緩剤を手に取り、「あの外科医の痛みには息子の僕こそふさわしい。不肖の息子を殺せ」とカーターに迫る。そこへギルが現れ、カーターを撃つ。

JTとダニは、マルコムがシリアルキラーの息子だとギルから知らされ動揺する。ギルはかつて幼いマルコムの通報を受けてマーティンを逮捕した警察官だった。マルコムのおかげで大勢が救われた、と語るギル。

マルコムは父親と面会し、自分と会うために今回の事件を仕組んだのでは、とマーティンを問い詰めるが、マーティンは笑って否定する。そして「一緒に事件を解決しよう」と持ちかける。

「お前を失いたくない」と言うマーティンに別れを告げて立ち去るマルコム。

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第1話の感想(ネタバレ有)

境界線ギリギリの主人公

期待してたドラマ。犯罪の手口が残忍なのがネックでしたが(血みどろ苦手)、第1話を見る限りでは大丈夫でした。

シリアルキラーの息子がプロファイラーという設定も面白いし、投獄されているお父さんとの関係も現在進行形で、これから何が起こるかわからないワクワク感があります。

頻繁に差し挟まれるフラッシュバックシーンで、主人公マルコムが抱えている「自分も父親と同じかもしれない」という底知れない不安と恐怖が伝わってきます。

FBIをクビになった直接の原因は保安官を殴ったことだけど、上司はズバリ彼の問題を指摘していました。

「君は苦しんでるんじゃないか? お父さんと似てる自分の心に。君は心的外傷ストレスを抱えるナルシスト。だから無防備なまま、あの食肉加工場に入った」

実際、彼は時限爆弾から救出するためとはいえニコの手を斧で切り落とし、その後かなりハイになっていました。どう見てもヤバそう。

連続殺人鬼の父と10年ぶりの再会

まだ断片的でしかないのでよくわかりませんが、幼い頃のマルコムは父親を慕っていたようです。父親が逮捕された後、「どうして人を殺したの?」「父さんは怪物なの?」と素朴な疑問をぶつけていました。

殺人犯であると同時に、大好きな父親。その事実と向き合うために犯罪心理学の研究を始めたのかも。

でも、これはかなり厳しい選択だと思う。父親の心理を理解できたとしても、できなかったとしても、どっちをとっても苦しみしかないですよね。

「自分が父を恐れてると思ってた。教わったことすべても。でも自分自身がいちばん怖い。だから父を裏切った。プロファイラーになって父のような人間を追いかけて捕まえた」

このセリフから想像すると、マルコムは境界線ギリギリのところに立っている感じですかね。

お母さんが「お父さんに会ってはダメ!」と言うのも、会えば彼のいる場所に取り込まれるとわかっているからだよね。当然マルコム自身もわかっていて、だから10年も会わなかった…のですが。

NY市警の捜査に関わったことで、10年ぶりに再会。マルコムはどうなるのか!? ハラハラする~。

父親マーティンの真意は?

マルコムの父マーティン・ウィットリーは、“外科医”と呼ばれた殺人鬼。今は収監されているものの、現役感バリバリです。彼の本当の狙いが何なのかわからないところも、ドラマを面白く盛り上げてます。

しかも獄中なのに、本棚とか机とか高級そうな家具が置いてあって、ラグまで敷いてある。けっこう居心地のよさそうな部屋なんですよね。サウジアラビアの友人が大金を払っているとのことですが。

今回の事件は、マーティンが1994年に起こした「カルテット」という殺人事件を真似た模倣犯でした。彼の本棚にはノートがずらーっと並べられていて、そのなかの一冊のノートから、犯行の手口を描いたスケッチ3枚が破り取られていました。

犯人はマーティンの元患者カーターだったことが後に判明しますが、カーターがどうやってスケッチを見つけたのかという謎が残ります。

マルコムは、マーティンが自分を呼ぶために、事件を仕組んだのだろうと推測します。元患者のカーターをそそのかして、模倣犯に仕立て上げたということでしょうか。マーティンは「いくら私でも無理だよ」と否定しましたが。

「一緒に事件を解決しよう」と、マルコムに協力を申し出るマーティン。一見、ごく普通のおじさんにしか見えないマーティンですが、何を考えているのかまったくわからなくて怖い。裏の意図があるのか、ないのか。

個人的にはマルコムとマーティン親子がどういう関係になっていくのかが楽しみですが、もうひとりの父親役であるギル率いるNY市警のチームもいい感じ。マルコムが彼らと信頼関係を築いていく過程にも注目したいです。

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