海外ドラマ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」第14話~第16話のあらすじと感想です。
またまた衝撃の展開が…そういうことだったのか~!!
箱の中の女(=ソフィー)とマーティンの出会いも明らかになり、断片的でおぼろげだったマルコムの記憶がしだいに現実と繋がり始めました。
この記事の目次
第14話~第16話のあらすじ(ネタバレ有)
マルコムは南の島で休暇を過ごして帰ってくる。ジェシカは“箱の中の女”の情報提供者に会うと言い、マルコムも同行することに。だが待ち合わせ場所に着くと、提供者はメリーゴーラウンドの上で遺体となっていた。
その後、キャスター初日を迎えたエインズリーに「回転木馬キラー」と名乗る人物から生放送で話したいと指名が入る。犯人はジェシカを「詐欺師で偽善者」と罵り、100万ドルを支払うよう命じる。
マルコムはウィットリー家に恨みを持つ者が犯人と推測し、96年に外科医に母親を殺されたレーラー兄弟を疑う。兄のアリは、少し前に40代の男が「復讐するから手伝え」と訪ねてきたと証言。弟のノアが手を貸している可能性があると話す。
犯人は密かにジェシカの携帯に連絡し、マーティンを殺すよう命じる。ジェシカはマーティンと面会するが、そこにはマルコムがいた。ジェシカが犯人に脅迫されていることを見抜いたマルコムは、ジェシカから武器を奪う。
マーティンは人質に取られている女性がオペ看護師だと気づく。さらに最初に殺されたのは、オペでマーティンの助手を務めた医者だった。犯人はマーティンのオペで亡くなった患者アメリアの関係者だったのだ。
マーティンは犯人の要求どおりに自分を殺すよう、マルコムに命じる。マルコムはかつてマーティンが語った「心臓を刺しても死なない場所」を狙って刺す。手術室へ運ばれるマーティンを狙ってアメリアの夫コーリー・ウィートンが姿を現し、コーリーは逮捕される。
マルコムに刺されたマーティンは昏睡状態に。ジェシカはマルコムをかばって自分が刺したと言い、「回転木馬キラーに脅された」と正当防衛を主張。弁護士のイブに助けを求める。
そんな中、投資家ケビン・バグリーが自宅で遺体となって発見される。メイクを施され防腐処理もされていたことから、マルコムは犯人を“死体愛好家”と判断。検視官のイドリサは“プロの葬祭ディレクター”だと断言する。
マルコムたちは葬祭ディレクター集会に潜入し、ケビンと交流があったティルダとデブに接触。ティルダの証言で、防腐処理の腕が超一流だという元パートナーのリアンが犯人だとわかる。リアンは銃でイドリサを脅してケビンの遺体を奪おうとするが、マルコムが説得。最後はイドリサが金属トレイで殴って失神させる。
マルコムはリアンと話したことで父マーティンの死を受け入れる覚悟を決め、病室を訪れる。昏睡状態のマーティンは、かつて公園で声をかけて自宅に連れ込んだソフィーに逆襲される悪夢を見ていた。ソフィーこそ“箱の中の女”だったが、夢の中の幼いマルコムに救われ、マーティンは意識を取り戻す。
マルコムとジェシカは順調に回復しつつあるマーティンと面会し、刺したのはジェシカだと証言するよう頼む。マーティンは見返りとしてマルコムとの定期的な面会を要求し、マルコムはしぶしぶ週に一度会いに来ることを約束する。
バイクの強盗団が総額2000万ドルの高級時計を強奪する事件が発生。被害者はオークションハウスのマネージャーで、彼女が身につけている高価なブレスレットが盗まれていないことから、マルコムは犯人がスリルを味わうために殺しを楽しんでいるとプロファイリングする。
そこへマルコムの寄宿学校時代の友人ビジェイが保険調査員として現れる。ビジェイの父親は麻薬の密輸で捕まり、マルコムと彼は学校内で“除け者”にされていた。
ビジェイの協力で、強盗団は中国系ギャングのゴースト・フェニックスと判明。だがビジェイは時計を取り戻すために、密かに強盗団と取引することを決める。取引現場を突き止めたマルコムは「鑑定士」になりすまして取引に同行するが、すぐに警察関係者だとバレてしまう。
マルコムはビジェイを逃がし、強盗団のうちの一人ピートが殺人犯だと指摘。ピートは仲間のシーラに想いを寄せるが叶わず、シーラとそっくりな女性を殺していたのだった。戻ってきたビジェイは車ごと突っ込んでピートを跳ね飛ばし、マルコムを助ける。
マルコムはイブをディナーに誘い、自分を苦しめている“箱の中の女”について打ち明ける。後日、イブはジェシカの家を訪ねて「手伝わせてほしい」と申し出る。イブはジェシカの目を盗んで地下に降り、女が入っていたトランクを見つけて号泣する。
登場人物はこちら

第14話~第16話の感想(ネタバレ有)
マーティンと箱の中の女
マーティンが10歳のマルコムを殺そうとしたことを認めましたね。第11話でジョンが告白したことは、真実だったみたいです。
それを聞いて、完全にマーティンに愛想を尽かしたジェシカ。でもマルコムのほうは、まだお父さんに心を残しているように見えました。
結局、マルコムはお父さんを捨てられないんだよね…。
そしてマーティンの回想というか夢の中で、“箱の中の女”がソフィーという女性だったことが判明。マーティンは公園で足を捻挫した彼女に声をかけ、家に連れて帰ってクロロホルムで眠らせ、トランクの中に入れたようです。
ジェシカがあと数分早く帰宅していれば、彼女は助かったかもしれないのに…。
イブの正体
ここまででわかっていること時系列でまとめると、
- マーティンはソフィーをトランクの中に入れ、地下室に監禁した
- マルコムは地下室でトランクを開け、ソフィーを発見した
- マーティンがクロロホルムを使ってマルコムの記憶を操作した
- クロロホルムが効かなくなってきたため、ジョン(廃車場キラー)と共謀してマルコムをキャンプに連れ出し、小屋で殺そうとした
- マルコムはジョンを刺して逃亡
- マーティンの犯罪に気づいたマルコムが警察に通報し、ギルがマーティンを逮捕した
という流れになりますね。
まだわかっていないのは、“箱の中の女”はどこへ消えたのか?ということ。過去回でキャンピングカーに乗せられたような描写があったけど、彼女の遺体はまだ見つかっていません。
ジェシカとマルコムは“箱の中の女”の情報を集めていて、それを知ったイブも「手伝いたい」と申し出ます。力強い味方ができたなぁ、と思っていたら…。
イブは“箱の中の女”の関係者らしい!!
第9話で、マルコムは彼女が大切な女性を喪っていることを指摘してたんですよね。その時点で重い過去を引きずっているらしいことはわかっていたけど、まさか“箱の中の女”と繋がっていたとは。
彼女がソフィーの娘だとすると、ジェシカやマルコムに近づいたのも情報を得るためだろうなぁ。可哀想なマルコム…ようやく他人を信じられるようになってきたところだったのに。
残り4話。クライマックスへの準備が整いつつあります。
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