「リカ」全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・原作

オトナの土ドラ「リカ」

どうも、夏蜜柑です。
2019秋ドラマの紹介です。

高岡早紀さん主演の「リカ」(東海テレビ・フジテレビ系)。

リカという女の周りから、たくさんの人間が消えていく。職歴、年齢、住所、すべてが偽り。愛する人を手に入れるためなら、手段を選ばぬ狂気のストーカー。新オトナの土ドラは純愛モンスターが暗躍するサイコスリラー!(番組公式サイトより)

純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカ(自称28歳)を、高岡早紀さんが演じます。

「ここまで救いようがなく、嫌われる要素しかない女性を演じた経験はありません」という高岡さんのコメントどおり、強烈なキャラクターです。怖いです。お見逃しなく。

番組概要

  • 動画配信:FODプレミアム
  • 放送局:東海テレビ・フジテレビ系
  • 放送時間:2019年10月5日(土)から毎週土曜夜11:40~
  • 原作:五十嵐貴久『リハーサル』『リカ』
  • 脚本:牟田桂子/嶋田うれ葉
  • 演出:松木創/菊川誠/下向英輝
  • 主題歌:倖田來未「STRIP」

原作について

このドラマの原作は、五十嵐貴久さんの『リハーサル』(2019年刊)および『リカ』(2002年刊)です。

「リカ」は、2001年第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した著者のデビュー作。
2002年に単行本が発売され、30万部を超えるベストセラーにもなりました。

リカシリーズとして、ほかに「リターン」(2013年刊)とリバース(2016年刊)があります。

登場人物(キャスト)

※第6話までのネタバレを含みます

主人公

雨宮リカ(高岡早紀)
乙女のような純粋さを持つ自称28歳の女性。花山病院に看護師として採用されるが、職歴・現住所・年齢すべて詐称。好物はスパゲッティ・ミートソース。
「女は28歳で結婚し、家庭に入るのが一番幸せ」という結婚観を持ち、運命の相手と理想の世界を築き上げるため、狂気のストーカーと化す。
幼少期に母親から虐待を受け、左手首に赤い痣が残っている。

第1部

大矢昌史(小池徹平)
第1部のリカのターゲット。花山病院の副院長で、院長の甥。医師としての腕は確かだが、優柔不断な面があり、気苦労が絶えない。研修医・佐藤真由美と婚約中。
1か月前、レストランで倒れた男性を救助した際、一緒に救助にあたったリカに「あなたがいてくれてよかった」と言葉をかけたことから、一方的に「運命の相手」として付け狙われる(第1話)。
リカが補佐を務めた虫垂炎のオペで、患者の体内に鉗子を置き忘れたことが発覚。リカに言いくるめられて密かに再手術を行い、鉗子を取り出した。以来、秘密を共有するリカを恐れるようになる(第2話)。
病院内で多発する事件と自身の医療ミスの責任を取り、病院を閉鎖することを決意するが、旧病棟で柏手に刺される(第4話)。

花山大次郎(西岡德馬)
花山病院の院長。大矢昌史の伯父。「脳梗塞」を患い、現在は院内の特別病室に滞在している。病気の後遺症で右半身が不自由になり、気難しい面が増長する。気配りの上手いリカを気に入る(第1話)。リカと大矢が結婚を前提に交際していると思い込み、祝福する(第3話)。
病院内の事件はすべてリカの犯行だと告白した昌史に解雇を言い渡し、リカに殺される(第4話)。

小山内則子(池谷のぶえ)
花山病院の看護師長。面接の時からリカに嫌悪感を抱く。リカが患者の死に関わっていると疑い、リカを問い詰めた直後に階段から転落し植物状態となる(第1話)。その後、藤鐘と共にリカに殺される(第3話)。

藤鐘清美(安藤玉恵)
花山病院の副看護師長。転落事故により意識不明となった小山内に代わって、師長に任命される(第2話)。リカが大矢を手に入れるためにさまざまな策略を講じ、小山内を事故に見せかけて襲ったことに気づき、リカに解雇を言い渡す。リカに睡眠薬入りのコーヒーを飲まされ、小山内の病室で自殺に見せかけて殺される(第3話)。

森田綾乃(立花恵理)
花山病院の看護師。気難しい院長の担当に選ばれ、うんざりしている。こっそりゴミ捨て場で喫煙していることを内緒にしてもらったり、院長の世話を代わってもらうなど、リカと秘密を共有する仲になる(第1話)。リカから大矢と付き合っていることを打ち明けられ、院内に噂をばらまく(第3話)。病院の閉鎖が決定した後、リカに呼び出され旧病棟で殺される(第4話)。

倉田博子(藤本沙紀)
花山病院の看護師。以前は小児科に勤務しており、明るい性格。リカと一緒に採用された(第1話)。大矢の担当になったことでリカの嫉妬を買い、リカに陥れられた結果、病院を辞める(第2話)。

刈谷柊一(増田修一朗)
花山病院の内科医。大矢の大学の先輩でもある。400万円の借金を抱え、返済を迫られている(第2話)。リカに50万円で雇われ、大矢の婚約者・真由美について調査する(第3話)。リカが小山内と藤鐘を殺した犯人だと見抜き、即座に病院を辞める(第4話)。

柏手重之(西村直人)
花山病院の第2外科医。温厚で常に大矢に協力的。妻を病気で亡くしており、高校受験を控える中学3年生の娘と2人暮らしをしている。リカに娘を誘拐されて協力するよう脅迫され、大矢の婚約者・真由美を拉致して殺害。リカを殺そうとした大矢も殺害するが、最後は娘と共にリカに殺された(第4話)。

丘留千秋(夏菜)
花山病院の受付担当。病院内の騒動や人間模様を観察し、独自の推理をツイッターに投稿して楽しんでいる。小山内が転落した際、階段の手すりのネジが外れていたことを知り、院内の誰かが小山内を襲った後、事故に見せかけるために偽装工作をしたのではないかと疑う(第2話)。病院の閉鎖と共に退職し、難を逃れる(第4話)。

佐藤真由美(山谷花純)
大矢の婚約者。大学病院の研修医。大矢のストーカーとして、リカに狙われる(第3話)。大矢から事情を聞いて実家に避難しようとした矢先、リカの手先となった柏手医師に拉致され殺される(第4話)。

第2部

本間隆雄(大谷亮平)
第2部のリカのターゲット。映画製作会社〈宝映〉に勤めるプロデューサー。妻の葉子、娘の亜矢と3人暮らしだったが、半年前に葉子の浮気が発覚し、現在は別居中。
恋愛小説「作家の恋」を映画化するにあたって、リサーチのため偽名を使って文通アプリ「ラブレターズ」に登録し、リカと出会う。1度だけリカと会い、リサーチ終了と共に連絡を絶つが、以降もしつこくつきまとわれることに(第5話)。

坂井政司(内田健司)
映画会社〈宝映〉に勤めるアシスタントプロデューサー。「作家の恋」制作のリサーチを目的に、本間に文通アプリ「ラブレターズ」への登録を勧める(第5話)。リカにしつこくつきまとわれている本間を心配して探偵の原田を紹介するが、リカに直接脅しをかけた直後に歩道橋から転落死する(第6話)。

金沢千秋(夏菜)
3年前は花山病院の受付だった。離婚して苗字が丘留から旧姓の金沢に戻り、現在は映画会社〈宝映〉の制作部デスクとして働いている。相変わらず、職場の出来事を匿名でツイッターに投稿している。
父親が入院して金に困っており、リカから依頼される“アルバイト”を引き受けるようになる。リカが坂井を殺したことを知って手を引こうとするが、脅されて従わざるを得なくなる(第6話)。

原田信也(柏原収史)
探偵。元刑事。坂井が担当しているサスペンス映画の監修をしていたが、本間からの相談を受けてリカの調査に乗り出す(第6話)。

菅原忠司(藤岡正明)
警視庁捜査一課の刑事。同期だった原田の死に疑問を抱き、独自に捜査を進める(第7話)。

佐々木晋(武田晋)
映画会社〈宝映〉の制作部長。上層部に押し付けられた恋愛小説「作家の恋」を原作にした映画の制作を本間に担当させる。

本間葉子(徳永えり)
本間隆雄の妻。仕事で留守がちな本間に不満を抱いていたとき、上司と出張先で男女の関係に陥る。それが原因で本間と言い争いになり、半年前から娘を連れて実家に戻っている。

本間亜矢(稲垣来泉)
隆雄と葉子の一人娘。両親が仲違いしていることを気に病んでいる。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

第1部のあらすじ

地域医療に根差した個人病院「花山病院」の副院長・大矢昌史(小池徹平)のもとに、赤いバラのハーバリウムが送られてくる。差出人は不明。大矢は患者からの贈り物として受け取る。
大矢と看護師長の小山内(池谷のぶえ)は、看護師補充の面接に立ち会う。最後に現れた雨宮リカ(高岡早紀)は、大矢を見つめてスラスラと経歴を述べる。28歳と本人が自称する年齢に、違和感を抱く一同。
しかし彼女の豊富な経験は申し分なく、日本医師協会前会長からの推薦状まで持参していた。大矢は思わず 「あなたみたいな優秀な方が何故うちに」と尋ねると、リカは嬉しそうに「運命なんです」とつぶやく。
師長の小山内はリカの左腕に浮かび上がった痣や、冷え冷えとした得体のしれない空気に嫌悪感を抱くが、大矢の叔父であり、脳梗塞を発症して以来特別病室で生活する病院長・花山大次郎(西岡徳馬)は、リカの仮採用を決める。
花山病院で働き始めたリカは、大矢との仕事では優秀な看護師として手腕を発揮するが、他の医師との仕事にはやる気を見せない。リカは大矢が廃棄した手袋をこっそり拾って自宅に持ち帰り、ハーバリウムにして保管する。
大矢を次期院長にするため、リカは大次郎の担当でサボり癖のある看護師・森田(立花恵理)から大次郎の看病を譲り受け、気難しい大次郎を巧みに取り込んでいく。
「女は28歳までに結婚して、家庭に入って、愛する夫に尽くすのが一番幸せ」と理想を語るリカに困惑する大矢。大矢は覚えてすらいなかったが、実は2人は1か月前、レストランで倒れた客を救助していた。
そのとき、大矢はリカに「あなたがいてくれてよかった」と言い、リカは一瞬にして大矢を「運命の相手」と見定めたのだった。
ある日、ゴミ捨て場でボヤ騒ぎが起き、その間に大矢が担当していた患者が亡くなってしまう。リカの不審な行動を疑った小山内は、「試用期間が終了次第、辞めてもらう」と告げる。その直後、小山内は階段から転落し、意識不明になる。
看護師長の小山内は非常階段から転落し、植物状態となる。大矢は警察に通報して調べてもらった方がいいと院長に相談するが、病院の落ち度を世間に晒すなと大次郎は箝口令を敷く。大矢は渋々従い、新しい師長に藤鐘(安藤玉恵)を指名する。
リカは大矢を補佐する看護師の倉田に嫉妬し、密かに患者の薬をすり替えて倉田のミスのように見せかける。倉田は病院を辞め、リカが翌日のオペの補佐をすることになる。その夜、リカはある計画を思いつく。
オペは無事に終わり、一息ついていた大矢のもとにリカが駆け込んでくる。リカは鉗子が1本足りないと言い、大矢が確認すると、レントゲンには鉗子が写り込んでいた。動揺する大矢に、リカは内緒で再手術を行い鉗子を取り出すことを提案する。
リカの巧みな誘導で言うとおりに再手術を行う大矢。それ以来、大矢は秘密を共有するリカを避けるようになる。大矢の態度に傷ついたリカは、例の鉗子をポケットから取り出し「これはふたりの絆の大事な証」だと嬉しそうに語る。
大矢はリカが以前勤めていた病院に連絡し、彼女の退職理由を尋ねる。リカは慕っていた担当医師が非常階段から転落死した後、何の連絡もなく来なくなったのだという。
リカは同僚看護師の森田に「彼と出会って1か月の記念日」だと語り、恋人の名前をこっそり教える。仕事帰り、大矢と初めて出会ったレストランで食事をとるリカ。そこへ大矢の婚約者・真由美(山谷花純)が現れ、1か月前に大矢が座っていた席に座る。
大矢とリカが交際しているという噂が院内に広まる。院長で叔父の大次郎からリカとの交際を祝福された大矢は、執務室にリカを呼び出して問い詰める。リカは大矢の怒鳴り声に怯えた様子を見せ、叱られた子供のように「ごめんなさい。もうしません」と謝る。リカは幼少期に母親から虐待を受けていたことを告白する。
看護師長の藤鐘は、非常階段の手すりの修理に立ち会った千秋から、誰かが故意に手すりのネジを外したのではという話を聞く。さらに小山内が階段から落ちた時間、休憩を取っていて一番最後にナースステーションに戻ってきた看護師がリカだったことを知り、大矢に相談する。
大矢は手術中のミスでリカに脅されていることを藤鐘に打ち明け、それもリカが仕組んだのではないかと疑い始める。藤鐘はリカを危険な存在だと感じ、解雇を通告する。大矢は病院を辞めることになるかもしれない、と婚約者の真由美に相談する。
大矢に婚約者がいることを知ったリカは、借金に苦しむ内科医の刈谷に金をチラつかせ、大矢につきまとう女の素性を調べてほしいと頼む。
藤鐘は小山内の病室にいるリカを見つける。リカは藤鐘が子供に寂しい思いをさせていることを責め立て、涙を流して母親の愛を求める子供の気持ちを代弁する。リカが仕込んだ睡眠薬入りのコーヒーを飲んだ藤鐘は意識を失って倒れる。
大矢が駆けつけると、藤鐘が病室の入り口で手首を切って死んでおり、小山内の呼吸器が外されていた。ベッドのそばには、小山内を襲ったのは自分で、罪を償うために小山内と共に死ぬという藤鐘の遺書が残されていた。
その頃、リカは大矢の婚約者・佐藤真由美の個人情報と写真を手に入れていた。
警察は看護師長の藤鐘が小山内を道連れに自殺したと断定。大矢は反論するが、大次郎は事件を穏便に済ませようと警察の判断を受け入れる。リカが藤鐘と小山内を殺したと察した刈谷は、金を受け取らずに病院を辞める。
リカは大次郎に大矢がストーカー被害に遭っていると相談し、病院に真由美を呼び出す。大矢はリカが推薦状をねつ造したことを突き止め、これまでの事件はすべてリカの計画的犯行だと大次郎に訴えるが、大次郎は大矢の言い逃れだと思い込み、解雇を言い渡す。それを聞いたリカは大次郎に撤回するよう懇願するが、大次郎は聞き入れようとしない。翌日、大次郎は心筋梗塞による急性心不全で亡くなり、大矢はリカの仕業だと確信する。
事態を重く見た大矢は、病院を閉鎖することを決意。婚約者の真由美にもすべてを打ち明ける。大矢は自分の罪も含めてリカを警察に告発すると伝え、真由美は大矢の意志を尊重する。だが翌日、実家に帰ったはずの真由美は消息を絶ってしまう。
「やっと二人きりになれた」とすり寄るリカに激怒する大矢。リカは「2人だけで結婚式を挙げましょう」と白衣にベール姿で現れる。リカはストーカーを始末したと語り、大矢が旧病棟へ行ってみると真由美の遺体が。そこへ外科医の柏手が現れ、リカに娘を誘拐され、脅されてやむなく真由美を拉致して殺したと告白する。
逆上した大矢はリカの首を絞めて殺そうとするが、背後から柏手に刺されて死んでしまう。「リカのどこがいけなかったの?」と泣き叫ぶリカ。柏手は娘の居場所を教えてくれと訴えるが、リカは「みんな死ねばいい!」と叫ぶ。
千秋は花山病院の旧病棟が火事で全焼し、大矢と真由美、柏手親子、看護師の森田の計5人が遺体で発見されたことをニュースで知る。

第2部のあらすじ

花山病院の火災から3年。雨宮リカは大矢を失った悲しみから立ち直れずにいた。ある日、懇意にしている宅配業者から「マッチングアプリで知り合って結婚したカップルがいる」と聞き、疑心暗鬼ながらも文通アプリ「ラブレターズ」に登録してみる。
映画会社〈宝映〉に勤めるプロデューサー・本間隆雄(大谷亮平)は、「作家の恋」という恋愛小説の映画化企画を任され、気乗りしないながらもリサーチを進めることに。アシスタントプロデューサーの坂井政司(内田健司)に文通アプリ「ラブレターズ」を薦められた本間は、坂井に言われるまま「神宮寺たかお/年齢38/職業・作家」という嘘のプロフィールで登録する。
本間には別居中の妻・葉子(徳永えり)と娘の亜矢(稲垣来泉)がいたが、半年前に発覚した葉子の浮気を許せず、別居生活を送っていた。
リカは本間が登録した“神宮寺たかお”のプロフィールに目が留まり、真面目そうな“神宮寺たかお”にメッセージを送ることに。本間は「リカ/年齢28/職業・元看護師」というリカのプロフィールを見て返信するが、リカとのやりとりは一晩中続いて寝不足になる。
翌日、出社した本間は「直接会って話をすれば、女性の心理がわかるかもしれない」という坂井の助言を受け、映画のプロットのヒントを得るためリカと会うことを決める。
リカは本間から食事に誘われ有頂天になる。しかも本間が指定した店は、大矢と出会った思い出の場所だった。店に現れた本間から黄色いガーベラを手渡され、恍惚とした表情を見せるリカ。本間は「28歳」というリカの年齢に疑問を抱くが、密かに会話を録音しリサーチを始める。
本間はリカが真剣な出会いを求めていると知り、意外な感触を得る。リサーチを終えた本間はリカとの連絡を絶つが、リカはその後も何十回と連絡をしてくる。あまりの執念深さに、本間は思わず着信拒否をしてしまう。
リカは本間の勤務先〈宝映〉を訪れる。本間に会った日、彼を尾行して勤務先を突き止めていたのだ。本名が「本間」であることを知ったリカは、受付で本間を呼び出す。かつて花山病院の受付担当で、現在は〈宝映〉の制作部デスクとして働いている千秋(夏菜)は、ロビーでリカの姿を見かけて驚く。
本間は居留守を使い、会社を訪ねてきたリカを追い返す。リカは3年前に花山病院で同僚だった千秋と再会し、千秋から本間が既婚者であることを知らされる。千明が金に困っていることを知ったリカは、千明に「アルバイトしない?」と持ちかけ、金を渡す代わりに本間の個人情報を調べさせる。
本間は坂井と相談し、リカに事実を打ち明けて謝罪することに。レストランでリカと会った本間は、すべてリサーチの一環だったと正直に伝え謝罪するが、リカは「2人で一緒に新しい未来を作って行きましょう」と一方的に思いを語る。本間は「二度と会社に来ないで欲しい」と告げて立ち去る。
本間からリカのしつこさを聞かされた坂井は、サスペンス映画の監修をしていた元刑事の探偵・原田(柏原収史)を本間に紹介する。リカを調査した原田は、3年前にリカが勤めてきた花山病院で悲惨な事件が起きていたことを本間に伝える。
リカは千秋を喫茶店に呼び出し、本間のデスクの近くに盗聴器を仕掛けてほしいと依頼する。動揺する千秋だったが、現金ほしさに依頼を引き受けることに。喫茶店で偶然リカに会った坂井は、「探偵を雇って調べさせている」とリカに脅しをかける。坂井が立ち去った後、リカは「死ねばいい」と呟き、店を出た坂井は歩道橋から突き落とされて転落死する。
千明はリカが坂井を殺したと知って手を引こうとするが、「坂井さんみたいになりたくないでしょ?」と脅されて従わざるを得なくなる。千明から原田の情報を入手したリカは、さらに本間の家族についても調べさせる。
千秋に仕掛けさせた盗聴器によって、リカは本間と原田の会話を盗み聞きすることに成功。2人が自分をストーカー扱いしていることにショックを受ける。
本間が会社から出るとリカが待ち伏せており、「私はストーカーなんかじゃない!」と言い張る。本間は通りかかったタクシーに乗り込んでリカから逃げようとするが、リカは全力疾走でタクシーを追いかけ、ついに信号待ちで追いつく。恐怖に囚われた本間は高速に乗ってリカの猛追をかわす。
リカの元に千秋からある画像が送られてくる。それは本間と娘の亜矢が写っている写真だった。自分の写真を切り抜いて、2人の写真の横に並べて貼り付けるリカ。
リカは千秋からの情報で原田が本間のマンションを見張っていることを知り、深夜、原田のもとへ。翌朝、原田は隅田川で遺体となって発見される。ニュースを見た千秋は戦慄し、これ以上協力することはできないと盗聴器を持ち去ってリカとの連絡を絶つ。
本間のもとに原田と同期だった警視庁捜査一課の刑事・菅原(藤岡正明)が現れる。警察が事件性はないと判断したため、菅原が個人的に調べると言う。本間は妻の葉子に事情を話し、何があっても家族を守ると誓う。
千秋が会社を無断欠勤し、彼女の履歴書を調べた本間は、彼女がかつて花山病院に勤めていたことを知る。さらに葉子から「亜矢がいなくなった」という連絡が入り、パニックに陥った本間は、リカからの電話に「亜矢を返せ」と怒鳴りつけてしまう。
リカは怯えた声で子供の頃に母親から虐待を受けていたことを語り始め、「子供に淋しい思いをさせる母親にだけは絶対にならない」と言う。そして「たかおさんが私の気持ちをわかってくれるまで、もう連絡しない」と言って電話を切ってしまう。
リカは自分が縫った女の子の服を手に、ベッドルームへ向かう。ベッドの上には少女が寝ていた。
本間は亜矢を救出するため、再び文通アプリに登録し、リカに「もう一度2人でお話がしたいです」とメッセージを送る。リカは「2人きりで将来について話し合いたい」と言い、本間の家へ向かう。
刑事の菅原はマンションの下でリカを待ち受けるが、不意を突かれてリカに刺されてしまう。スーツケース持参で本間の部屋にあがりこんだリカは、ここで家族として暮らす幸せな風景を思い描き、辛かった過去を語り始める。本間は「あんたの思いに応えることはできない」とリカを拒む。
本間の本心を知ったリカは、本間を動けない体にして自分のものにしようとする。そこへ負傷した菅原と警官たちが踏み込み、刃向かったリカは銃弾を浴びて手錠をかけられる。
リカが逮捕され、本間と妻の葉子は亜矢と再会する。亜矢は学校の友達にいじめられているところをリカに助けられ、リカの部屋で漫画を読むなどして楽しく過ごしていた。リカの手首の痣に気づいた亜矢は、リカの傷が癒えるよう優しい言葉をかけていた。リカは供述で本間と亜矢を殺すつもりはなかった、と語る。
1週間後、本間は出社して千秋と会う。千秋は本間に謝罪し、裁判では本間と同様に証言台に立って何でも話す、と約束する。本間はリカのおかげで家族の絆を取り戻せたと語る。
数週間後、葉子と亜矢が本間のマンションに帰ってくる日。2人の到着を待つ本間のもとに、訪問者が。扉を開けるとリカが立っていた。テレビの画面には、入院中のリカが看護師を殺害し、警察病院から逃走をはかったという緊急速報が流れる。「ただいま、たかおさん」と微笑むリカ。

感想(ネタバレ有)

第1部の感想

リカが思った以上にぶっ飛んでて怖かった~。
「ここまでやるか!?」の連続でした。でも面白かった。

終わってみると関係者8人が殺されるという大惨事に(火事で焼けたとはいえ検死で事件だとわかりそうなものだけど、そこはスルーなのね)。

この枠のドラマはツッコミどころ&昭和の昼メロ感満載なので半分笑いながら見てたけど、今回はリカを演じる高岡早紀さんが魅力的で、ついつい引き込まれてしまいました。

高岡さんといえば1997年のドラマ「ストーカー 逃げきれぬ愛」。
このときは被害者役だったんですよね~(ストーカー役は渡瀬篤郎さん)。

ストーカー役のような印象があるのはナゼだろう?

当時は〝ストーカー〟という言葉もストーカー行為自体もまだそれほど世間に浸透してなくて、かなり衝撃的だったと記憶しています。

「28歳です」とか「ちっ」とか「死ねばいい」とか「2人だけの秘密よ」とか、気になる名ゼリフがたくさんありましたが、個人的には第3話で藤鐘さんに子供の淋しさを訴えるシーンがいちばん刺さりました。

「知ってますか? 子供は親に褒められたくて、良い子を演じているだけなんですよ。あなたが外で働いている間、子供たちはずっとあなたに構ってもらいたいさみしさをこらえて、必死で良い子を演じて頑張っている。なのにあなたは、テストの点数だけを見て努力が足りないと責め立てる。自分の期待に応えなければダメな子だと決めつける。自分の無能さは棚に上げて、母という名によりかかって、人に勝つことばかりを要求し、そうして、子供の無垢で柔らかな心をねじ曲げる。あなたみたいな鈍感な女が、そうして子供を化け物にしてしまうのよ」

これは藤鐘さんに言うセリフではないよね……。

リカが母親に言いたくても言えないことを、藤鐘さんを代役にしてぶつけているだけ(こういう人割といる)。

だからこそ胸に迫るものがありました。

次回からは第2部がスタート。
ターゲットは大谷亮平さん演じる映画製作会社のプロデューサー、本間です。

今度はどんな方法で本間を陥れるのか、楽しみです。

第2部の感想

第2部も面白かった&すごかった!

リカのモンスター度はさらに加速。殺しの手際の良さはプロ並み、ターゲットを追う姿はターミネーター並みでした。

タクシーを追いかけるシーンが最高。
余裕で車に追いつくリカ、もはや人間じゃない。

最終回はあっさり捕まってしまい、ちょっと残念な気もしました。
第1部と同様に本間が殺されて、リカが消えるラストのほうがよかったなぁ。

原作はシリーズ化されていて、リカの幼少期を描いた作品もあるんですよね。これめちゃくちゃ見たいんですけど……またやってくれないかしら。

2度もリカの脅威にさらされながら、2度とも逃げ延びた千秋はかなりの強運の持ち主だよね。

この作品は、FODプレミアムで見逃し配信されています。最新の配信状況と料金はFOD公式サイトにてご確認ください。

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