「離婚なふたり」前編|イケてない夫、冷静にツッコむ妻

ドラマ「離婚なふたり」

どうも、夏蜜柑です。
テレ朝のスペシャルドラマ「離婚なふたり」前編。

面白いです!

リリー・フランキーさんと小林聡美さんの夫婦が最高に面白い。
そこに加わる岡田将生くんのマジメキャラも絶妙に可笑しい。

前編・後編の2回だけではもったいない、と思うくらいステキな空気のドラマでした。後編も楽しみ。

番組概要

  • 放送局:テレビ朝日系
  • 放送時間:【前編】2019年4月5日(金)夜11:15~/【後編】2019年4月12日(金)夜11:15~(※一部地域を除く)
  • 原案:『ファミリーラブストーリー』樋口卓治
  • 脚本:樋口卓治
  • 監督:吉田大八(「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」「羊の木」)
  • プロデューサー:服部宣之/関谷正征
  • 主題歌:「君だけになる前に」ジェジュン

前編のあらすじ

  • 野田隆介(リリー・フランキー)は、“理想の夫婦”を描かせたらナンバーワンといわれる、売れっ子脚本家。現在もドラマ「夫婦のシーズン」を執筆中。そんな中、23年間連れ添った妻・今日子(小林聡美)に突然離婚を切り出される。
  • 戸惑う隆介に、さらなる試練が。ドラマの主演俳優・東雲哲郎(小澤征悦)の離婚スキャンダルを報じられ、頭を抱えるスタッフはマイナスイメージを払拭させようと、夫が妻に感謝を贈る賞「サンクス・ワイフ・ギビング」なるイベントを考案。隆介と妻・今日子に第1回の受賞者になってほしいと言い出す。
  • 一方、今日子は友人の真紀(渡辺真起子)から〝夫婦カッター〟と呼ばれる弁護士・堂島正義(岡田将生)を紹介され、離婚の準備を進めるものの、理由らしい理由がないことに困惑。堂島は隆介が書いたドラマの脚本をすべて読み、今日子に有利になるネタを探そうとする。
  • 堂島から「別居してみては」と提案された今日子は、「イベントに出席する代わりにこの家から出て行ってほしい」と交換条件を持ち出す。イベントを断れない隆介は、仕方なく条件をのみ、テレビ局に缶詰用の部屋を用意してもらう。
  • 今日子が堂島と一緒にいるところを目撃した隆介は、2人の関係を誤解して逆上。「そういうことなら別れてやるよ」と一方的に結論を出す。だが誤解だとわかるとホッとして、何もなかったかのようにイベントに参加。マスコミの前で円満な夫婦関係をアピールするが、空回りしてしまう。

前編のキャスト

野田隆介……リリー・フランキー
野田今日子……小林聡美
堂島正義……岡田将生
新海恵……酒井若菜
東山英治……中村有志
平山真紀……渡辺真起子
刈谷エマ……峯岸みなみ
東雲哲郎……小澤征悦
朝比奈はな……松本まりか

前編の感想

授賞式で夫婦漫才

授賞式での2人のスピーチが最高でしたね。

気の利いたことを言おうとして空回りする夫。
夫のスカスカな発言に鋭くツッコむ妻。

「私たち夫婦もいろいろ乗り越えて参りました」
「なんか乗り越えましたっけ?」
「いや乗り越えたでしょ、いっぱい。ほら、いろいろ乗り越えていっぱしの夫婦になったじゃないですか」
「ドラマの中の夫婦はね」
「いやいやいやいや……妻はね、照れてるんですよ」
「照れてるっていうか、呆れてる?」
「こらっ、いい加減にしなさい」
「ありがとうございました」

いつのまにか夫婦漫才になってて笑っちゃいました。

夏蜜柑

小林聡美さん演じる妻のツッコミが切れ味抜群なのよ。

リリー・フランキーさん演じる売れっ子脚本家の夫が、一見イケてるようで全然ダメなところも可笑しい。売れっ子なのに今日子のアイデアやほかの脚本家のセリフを丸パクリしたり、些細な出来事をカッコいい武勇伝みたいに語って自慢したり。

ふぐ丸

カッコ悪さ全開。

夏蜜柑

上手いな、リリーさん。

見栄っ張りで自己中で自意識過剰で人一倍繊細な夫を、「あーもう、ダメだなぁこの人」っていう目で眺めている今日子の的確かつ冷静なツッコミが小気味よかったです。

イケてない夫の不安

夫の妻に対する言動・態度は見ているとイラッとくるのですが、今日子は何を言われても感情的にはなりません。その代わり、突然「離婚してください」と言います。

妻の立場で見ると「そりゃそうだよね。むしろ今までよく我慢したよね」って言いたくなるほど、夫はイケてないのです。そしてその「カッコ悪さ」は、今日子だけでなくドラマスタッフの間でも周知の事実らしく。

夫だけが自分の「カッコ悪さ」に気づいていないようにも見えるけれど、たぶん自分でもわかっているんだろうな。自信がなくて、周りからの評価を気にして、いつも不安だということ。

本人も今日子に支えられていることに、気づいているはず(認めたくはないだろうけど)

坂元裕二に憧れる夫

なぜか、坂元裕二さんが書いたドラマのセリフを使ってしまう夫。

「かぶってた? マジで? しょうがないね、これ。坂元君とはたまにかぶるんだよね。どっちが先とかじゃなくてね」

夏蜜柑

よっぽど好きなんだねぇ。

無意識に書いてしまうくらい、坂元さんに憧れているのでしょう。
「カッコいいセリフを書きたい」という強い気持ちが伝わってきます。

ちなみに劇中に登場したのはこれ。

「夫婦って、別れられる家族だと思う」(カルテット)
「なぜだろう? 別れたら好きになる」(最高の離婚)

次回は岡田将生くん演じる弁護士・堂島が夫に切り込む様子。
「奇跡は熱海で起きる」? 楽しみです。

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