
「サギデカ」
どうも、夏蜜柑です。
NHK土曜ドラマ「サギデカ」第2回。
面白い~。
今回の話もよかった。
振り込め詐欺の捜査も進みつつ、別件の「地面師詐欺」や「投資詐欺」など、さまざまな詐欺の手口を同時進行で見せてくれるので飽きない。
加地くんはどっち側についてるんだろうな~?
第2回「流転する老人たち」のあらすじ
- 管理官の北原(鶴見辰吾)は、末端の被害を食い止めることを優先し、手塚(遠藤憲一)が提案する「突き上げ捜査」については当面控えるとの方針を打ち出す。
- 釈放された加地(高杉真宙)は今宮を呼び出し、「監視をやめてくれたら上と接触したときに連絡する」と交換条件を持ち出す。加地は「善良な市民に戻りたい」と言う。
- 認知症を患う元高校教師の北村(伊東四朗)は、スーパーで教え子の原田(筒井真理子)という女性から声をかけられる。原田は「困っていることがある」と北村に相談を持ちかける。
- 森安(眞島秀和)は投資詐欺で告発されている「シェイドツリー」社長の松澤(山内圭哉)を逮捕しようとしていたが、先手を打たれて立件が難しくなる。
- 詐欺グループの使用する〝名簿〟を探していた今宮は、祖母しのぶ(香川京子)が取り寄せた老人ホームのパンフレットに挟まれている「入居申込書」に目をつける。その後、ここ2週間の被害者の約8割がリストに載っていることが判明する。
- 北村は原田の父が所有している土地を8億5千万円で売却する取引をまとめるが、原田は松澤と繋がる詐欺師で、取引は虚偽だったことが判明。北村は犯罪に加担したとして罪に問われるが「教え子の力になることができた」と喜ぶ。
- 加地はサトウ(玉置玲央)と会い、番頭のタナカ(長塚圭史)を紹介される。加地を気に入ったタナカは自分との連絡用の携帯を渡し、加地を自宅の高層マンションに招待する。
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第2回の感想
最後まで「教え子の役に立てた」と喜んでいた北村先生が切なかった。
若かろうが年を取っていようが、「褒められたい」「誰かの役に立ちたい」という思いは一緒なんだよね……。
北村先生は認知症を患っていると言ってもまだ初期段階のようで、大部分はしっかりされているのだけど、ときどき道がわからなくなったり、買い物の精算をせずに帰ってきたりする。
最近は、今回の北村先生のように、軽度の認知症老人が詐欺事件に巻き込まれて「共犯者」にされてしまうケースが起きているらしいです。
わたし自身はそんな大きな詐欺被害に遭ったことはないけど、北村先生のように騙されて利用された側の人間が「共犯者」として罪に問われることもあるんだな、と怖くなりました。
それでいて、彼を騙した広瀬藍子(原田)はお咎めなしだなんて……理不尽だよなぁ。
彼女は取引現場には行かず、防犯カメラにも映らず、証拠を一切残さないようにしていました。しかも北村先生は彼女を「教え子」と信じ込んでいて、騙されたなんてこれっぽっちも思っていない。
やりきれないなぁ……。
係長が言うように、この世の中から詐欺がなくならないってことは、この世の中から「信じる人」がいなくならないってことでもあるんだけど。
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老人ホームの「入居申込書」が詐欺ターゲットの〝名簿〟として悪用されていた、というのも怖い。
ほんと、名簿ってどこから流れるんだろう。
発見した今宮はお手柄でしたね。
そして気になるのは、前回釈放された“かけ子”加地の動向。
今宮には「上から接触があったら連絡しますよ」「善良な市民に戻りたいんです」なんて言っておきながら、“番頭”のタナカと会ったことは黙っていた。
どっちについてるんだ~?
振り込め詐欺グループのトップ“首魁”は田中泯さんってことでいいですかね?
次回は今宮の過去が明らかになるようです。
犯罪者の娘って、なに~~???