「同期のサクラ」各話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)

「同期のサクラ」あらすじネタバレ感想

どうも、夏蜜柑です。
2019秋ドラマの紹介です。

日テレ水曜夜10時「同期のサクラ」

遊川和彦オリジナル脚本。これは、バカがつくほど正直で忖度知らずのサクラと、その同期たちの夢追う10年記。(番組公式サイトより)

2017年7月から放送された連続ドラマ「過保護のカホコ」の制作チームが再集結。高畑充希さんと脚本家・遊川和彦が再びタッグを組んだオリジナルドラマです。

ユニークなのは、主人公サクラが駆け抜けた10年間を、1話ごとに1年ずつ描くという点。

誰がなんと言おうと自分の「夢」をあきらめず、信念を貫こうとするサクラ。
そんなサクラに影響されて、変わっていく同期の仲間たち。

おとぎ話のような、ファンタジー色の強いお仕事ドラマです。

※この記事は随時更新中です

番組概要

  • 放送局:日本テレビ系
  • 放送時間:2019年10月9日(水)から毎週水曜夜10時~
  • 脚本:遊川和彦(「過保護のカホコ」「ハケン占い師アタル」)
  • 監督:明石広人/南雲聖一
  • 音楽:平井真美子
  • 主題歌:森山直太朗「さくら(二〇一九)」

あらすじ

北の小さな離島から、1人上京した主人公、サクラ。大手ゼネコンの入社式で、私の夢は、故郷と本土を結ぶ橋を架けること!と社長に宣言。夢に向かって、脇目も振らず突き進むサクラに、最初は、冷めていた同期達も、次第に巻き込まれていく。
しかし、配属に影響する大事な新人研修で、社長の理不尽な言動に、サクラの「忖度できない性格」が思わぬ事態を引き起こす…。これは、どんな逆境にも自分を貫いたサクラと、その同期たちの10年間の記録―。(番組公式サイトより)

登場人物(キャスト)

※第8話までのネタバレを含みます

花村建設

北野サクラ(高畑充希)
新潟の美咲島で生まれ育つ。島と本土との間に念願の橋を架けるため〈花村建設〉に入社するが、忖度できない性格から数々の問題行動を起こす。土木部配属を希望していたが研修最終日に会社のやり方に異を唱え、人事部預かりとなる(第1話)。
入社3年目に百合へのセクハラを止めようとしてクライアントを怒らせ、社史編纂室へ異動となる(第3話)。1年後に人事部に戻ってくるが、高級官僚の葵の父と兄を怒らせ、子会社に出向になる(第5話)。
〈花村建設〉が予算削減のために強度を落とした橋を美咲島に架けようとしていることを知ってしまい、黙っていられず説明会で住民たちに暴露。橋の建設は中止となる(第7話)。夢と祖父を一度に失い、心を病んで引きこもり状態に。その後交通事故に遭うが、2019年12月、昏睡状態から目覚める(第8話)。

月村百合(橋本愛)
〈花村建設〉の社員で、サクラの同期。東京出身・女子大卒。クールに場の空気を読む今どきの若者。入社後、配属までの研修期間でサクラと同じグループになり、空気が読めないサクラに我慢できずブチ切れてしまう。研修後、希望通り広報部に配属される(第1話)。
“ミス広報”ともてはやされていたが、仕事にやりがいを感じられず、自分の居場所を見つけられずにいた。逃げるように寿退社しようとするが、サクラと大喧嘩した末に思いとどまり、サクラと友達になる(第3話)。
葵の子供を出産するが、葵が未だサクラに気があることを知っているため葵からのプロポーズは断った(第8話)。

木島葵(新田真剣佑)
〈花村建設〉の社員で、サクラの同期。東京出身の帰国子女。〈花村建設〉の社長を目指すと明言する野心家。国交省の幹部で厳格な父と、東大卒でエリート官僚の道を進む兄に強いコンプレックスを持っている。入社後、配属までの研修期間でサクラと同じグループになり、希望通り都市開発部に配属される(第1話)。
入社5年目に社長賞を受賞するが、上司や同僚から「実力のないコネ入社」「お前の役割は父親に便宜を図ってもらうこと」と思われていたことを知り、自信を失う。サクラに励まされ、父と兄に反発。土木部に異動になる(第5話)。

清水菊夫(竜星涼)
〈花村建設〉の社員で、サクラの同期。熊本生まれ・有名私大の応援部出身。熱血漢で、仲間や頑張っている人の力になりたいと思っているが、自分自身の明確な夢や目標はない。応援部の先輩・桑原に勧められるまま花村建設に入社。配属までの研修期間でサクラと同じグループになる(第1話)。
桑原のいる営業部に配属されるが、長時間の残業とストレスで倒れてしまう。その後、サクラに励まされ桑原に立ち向かう(第2話)。
熊本の震災を機に〈花村建設〉を辞め、ボランティア活動をしている団体に入る(第8話)。

土井蓮太郎(岡山天音)
〈花村建設〉の社員で、サクラの同期。東京出身・二浪で大卒。努力家で能力はあるが、何でも悪いほうに考えてしまうネガティブな性格。入社後、配属までの研修期間で同じグループになり、希望通り設計部に配属される(第1話)。
一級建築士の試験に落ち、周囲に壁を作って孤立するようになり、ついには出社拒否に至る。自信をなくして引きこもりになりかけていたが、サクラに長所を見いだされ「何があっても諦めずに頑張る」と誓う(第4話)。サクラの家ですみれの娘つくしと遊んだことがきっかけで、すみれと付き合うようになる(第6話・第7話)。

火野すみれ(相武紗季)
〈花村建設〉人事部の社員。新人研修を担当する。忖度しないサクラの言動に振り回されるが、そのまっすぐな生き方にかつての自分を重ねていく。働く母としても奮闘中。
サクラが子会社に出向した後に離婚し、シングルマザーとなった。サクラにそっくりな小学生の娘・つくしの子育てに悩み、一時は自暴自棄になるが、サクラに背中を押されて自信を取り戻す。うわべだけの女性活躍推進セミナーを開催した社長を批判して社史編纂室に異動となるが、サクラを応援すると約束する(第6話)。

黒川森雄(椎名桔平)
〈花村建設〉人事部・部長。面倒なことは部下に丸投げする世渡り上手な上司。サクラたち新入社員の配属先を決定し、研修最終日の模型審査会で会社に異を唱えたサクラに「採用取り消しにはしないが、人事部で預かる」と告げる(第1話)。その後常務に出世し、同期の桑原と次期社長の椅子をめぐって競い合う(第7話)。
実は入社試験でサクラの面接を担当した際、「うちの会社にカツを入れる起爆剤になる」との考えから周りの反対を押し切って入社させた(第8話)。

桑原厚矢(丸山智己)
〈花村建設〉営業部長。菊夫の大学の先輩。典型的な体育会系で、傍若無人。後輩を可愛がるとという名目で菊夫にパワハラを繰り返す。その後、土木部の担当役員に異動させられる(第2話)。美咲島橋の工事を担当し、予算を抑えて利益を上げるためにコンクリートの強度を落とす(第7話)。

そのほか

北野柊作(津嘉山正種)
サクラの祖父。サクラの故郷・新潟の美咲島で暮らしている。幼いころに両親を亡くしたサクラを男手ひとつで育てあげた。メールや電話が苦手なため、上京したサクラとはFAXでやりとりしている。祖父の力強い言葉はサクラを元気づける。
美咲島橋の住民説明会でサクラたちが島を訪ねた際、サクラには内緒で百合たちに「サクラを頼む」と言い残し、心臓発作を起こして亡くなった(第7話)。

三田タミ(柳谷ユカ)
喫茶「リクエスト」の老女。サクラが会社の下見をした時に⾒つけた飲⾷店「リクエスト」の店主。新⼈研修の帰りに訪れたのを機に同期5⼈が集まる店になる。リクエストすれば何でも作ってくれる。
元家政婦。趣味で始めた店は赤字続きで、そろそろ閉めようとした矢先サクラたちが通うようになる。サクラたちが来なくなり、閉店する(第8話)。

脇田草真(草川拓弥)/中村小梅(大野いと)
サクラのアパートの隣部屋に住む同棲カップル。壁が薄いため、2人の会話は隣室に筒抜けである。2人もそのことを気にはしているが、改善はしない。付き合い始めて1年後に小梅が妊娠(第2話)し、その後出産(第3話)。3人家族となる(第4話~)。サクラが昏睡状態に陥ったのは、道路に飛び出した2人の子供を助けようとしてバイクにはねられたため(第8話)。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

病院のベッドに横たわり、意識が戻らない北野桜のもとへ駆けつける会社の同期、百合、葵、菊夫、蓮太郎。
5人の出会いは10年前の2009年春。大手ゼネコン〈花村建設〉の入社式で、社長のスピーチに「話が長いと思いました」などのダメ出しをする新入社員のサクラ。立場をわきまえない発言に、周囲は唖然とする。
5人は新人研修で同じ班になり、サクラはリーダーに選ばれる。4人を親睦会に誘ったサクラは、最終課題の模型作りで故郷・美咲島に建設されることが決まった橋を作ろうと提案。マイペースで空気が読めないサクラの性格に戸惑いながらも、4人はサクラの希望をのむ。
人事課の火野すみれの指導のもと、厳しい新人研修を受ける新入社員たち。さらに、サクラは橋の模型作りに一切の妥協を許さず、4人はサクラの容赦ない要求に休みの日まで振り回されることに。
締め切りの前日、ようやく模型が完成するも、「耐荷重が足りない」ことに気づいたサクラは作り直しを求める。百合の我慢は限界を超え、「あんたみたいに生きられる人間なんかこの世にひとりもいないの!」「私たちはあんたのこと仲間とか思ってないから」ときつい言葉を突き付ける。
模型審査会当日、サクラはひとりで作り直した橋を持って現れる。人事部長の黒川に耐荷重を指摘されるも、クリア。だが審査結果は誰もが納得のいかないものだった。サクラは「社長が10年前に手がけたプロジェクトを真似て作られた建物で、審査員もそれがわかったから社長賞に推したのでは」と発言。黒川に「それは君ひとりの意見か、それともチームの意見か」と問われたサクラは、「私個人の意見です」と断言する。百合や葵たちはそれぞれ希望の部署に配属が決まるが、問題行動をとったサクラは人事部預かりとなる。
10年後。サクラの病室で、なぜあのときサクラを守ってやれなかったのかと悔やむ葵たち4人。百合は「夢もやりたいこともない自分が恥ずかしくてたまらなかった」と語る。
サクラの意識が戻ると信じ、見舞いに訪れた菊夫。菊夫は社会人2年目の時、サクラに救われたことを思い出す。
2010年5月。サクラは花村建設人事部で社会人2年目を迎えていたが、忖度できない性格は相変わらずだった。人事部では「経費削減のために無駄な残業時間を減らすように」と上からのお達しがあり、すみれとサクラが各部署に残業削減をお願いして回ることに。
サクラは同期の葵、百合、蓮太郎と久々に再会。営業部の菊夫もやりがいを感じていると話す。だが菊夫の上司で営業部長の桑原は、社内でも有名な嫌われ者だった。菊夫は担当する建設現場の工期を1か月早めるよう桑原に命じられ、下請け業者との板挟みになる。
営業部の残業時間が増えていることを問題視した黒川は、サクラを営業部へ行かせる。サクラは菊夫に残業を強いる桑原に注意喚起し、桑原の怒りを買ってしまう。
心身ともに追い詰められた菊夫は、ついに倒れてしまう。病室に駆けつけたサクラに、「何のために働いているのかわからない」と弱音を吐く菊夫。サクラは「自分の弱さを認めた菊夫くんは、少し大人になったのかもしれません」と言い、「今いちばん応援すべきなのは、あなた自身」だと助言する。
退院した菊夫はサクラにお尻を叩かれ、自分が思っていることを正直に桑原にぶつける。
2019年春。百合は眠り続けるサクラの病室を訪れ、娘に「夢」という名前をつけたことを報告する。百合は入社3年目直前にサクラと大げんかしたことを思い出す。
2011年3月。サクラは新規採用向けのパンフレットを作るため、広報部の百合と協力して3年目を迎える同期たちに取材をすることに。都市開発部の葵は大きな仕事を任され、設計部の蓮太郎は一級建築士の資格を取るために勉強に励み、営業部の菊夫もサクラの影響で充実した日々を送っていた。
最後にサクラは百合にもインタビューし、彼女が仕事にやりがいを見いだせずにいることを知る。百合は“ミス広報”ともてはやされる一方で、上司や取引先からのセクハラに悩んでいた。百合に頼まれてクライアントの接待に同行したサクラは、百合がしぶしぶ付き合っていることをバラしてしまい、クライアントを怒らせてしまう。
3月11日。大きな地震が発生し、対応に追われるサクラたち。百合は家に帰れずサクラの家に泊まるが、まっすぐに夢を追うサクラの生き方に暑苦しさを感じてしまう。自分の居場所が見つからないまま、百合は恋人からのプロポーズを受けて寿退社をすることに。会社に残るべきだと主張するサクラと大喧嘩し、「二度と私の前に現れないで」と言い放つ。
自分を叱ってくれるのが本当の友達だ、彼女と別れるな、という祖父の言葉に勇気づけられたサクラは、百合が退社する日、彼女を引き留めると同時に「友達になってください」と申し出る。百合はサクラを無視して社屋を出ようとするが、思いとどまる。百合は結婚をやめて会社に残ることを決意する。
百合と友達になれたことを喜ぶサクラだったが、部長の黒川からクライアントを怒らせた罰として社史編纂室へ行くよう命じられる。
2019年夏。サクラが眠り続けて3か月経ち、病室を訪れた蓮太郎はサクラの手に残る傷痕を見て社会人4年目の出来事を思い出す。
2012年9月。社史編纂室から1年ぶりに人事部に戻されたサクラは、メンタルヘルスケアプロジェクトの担当を任され、ストレスチェックのアンケートを回収するため各部を回ることに。
都市開発部の葵は絶好調で何のストレスも感じておらず、営業の菊夫は震災以来ボランティアに力を入れ、広報部の百合は仕事にやりがいを感じている様子。だが設計部の蓮太郎は一級建築士の試験に落ち、心を閉ざして部内で孤立していた。
翌日、蓮太郎はコンペのための設計図を持って会議室へ向かうが、既にコンペは終わっていた。部長がコンペの時間変更をわざと蓮太郎に伝えなかったのだ。頭に血が上った蓮太郎はカッターナイフを手にするが、サクラに止められる。蓮太郎はサクラを振り払おうとして誤ってサクラの手を傷つけてしまう。動揺した蓮太郎はその場から逃げ出し、帰宅すると「もう会社には行かない」と家族に告げて部屋に閉じこもる。
このまま無断欠勤を続ければクビになると知ったサクラは、同期たちの力を借りて蓮太郎を説得しようとするが、蓮太郎はネガティブな発言を繰り返し部屋から出てこようとしない。サクラもついにキレてしまい、「一生引きこもっていればいい」と言ってしまう。
自己嫌悪に陥るサクラに、祖父は「辛いときこそ自分の長所を見失うな」という言葉を送る。翌日、サクラは蓮太郎の設計図を持って設計部に乗り込み、蓮太郎の長所が柔軟性と応用力、そして粘り強さであることを部長に訴える。
サクラの言葉に心を打たれた蓮太郎は、自ら部長と同僚に頭を下げてこれまでの自分の態度を詫び、何があっても諦めないのでもう一度働かせて欲しいと願い出る。
人事部の部長・黒川は「頑張っていればいつか土木に行かせてやる」と言うが、サクラの故郷・美咲島に架かるはずだった橋の建設は無期延期となる。
2019年夏。サクラの病室を訪れた葵は、「たいへんよくできました」と書かれたシールが貼られた手帳を手に、入社5年目の出来事を思い出す。
2013年9月。人事部で入社5年目を迎えたサクラは、葵が社長賞を受賞したことを知る。受賞に浮かれる葵だったが、都市開発部ではプロジェクトの着工が国の予算の都合で急遽凍結されるというトラブルが発生していた。葵は部長の杉原から「国交省の父親に凍結リストから外してくれるよう頼んでくれないか」と言われ、やむなく承知する。
サクラと百合、菊夫、蓮太郎は、葵の社長賞を祝うためいつもの喫茶店に集まる。しかし同期たちの充実した様子を目にした葵は、見下すような発言を連発。怒った百合たちは帰ってしまう。葵は酔い潰れたサクラを自宅に送り届け、帰宅。高級官僚の父と兄にプロジェクトの凍結について相談するが、「民間が国のことに口を挟むな」と一蹴されてしまう。
翌日、葵は別の方法で困難を乗り切ろうと提案するが、杉原に「実力のないコネ入社のくせにリーダーぶるな」と一刀両断される。その夜、泥酔した葵はサクラに送られて帰宅する。父と兄に冷たくあしらわれた葵は、サクラに「俺と付き合わない?」と迫って平手打ちを食らう。その夜、祖父から「大切なのは『勝ち』ではなく『価値』だ」というFAXを受け取ったサクラは、翌日の昼休みに同期たちを喫茶店に集め、葵に「周りのみんなのために一生懸命言い続けたら、どんなに嘘っぽくたって絶対相手の心に届くよ」と励ます。
都市開発部に葵の父と兄が現れ、プロジェクトを見送るよう告げる。葵はそんな父と兄の高圧的な態度を批判し、葵に同調したサクラと共に2人の怒りを買ってしまう。サクラは葵の頬に「たいへんよくできました」と書かれたシールを貼り、2人で写真を撮る。
その後、葵は土木部に異動になり、サクラは社内で高級官僚を怒らせた責任を取らされ子会社への出向が決まる。
2019年10月。サクラの病室を訪れたすみれは、中学生になった娘・つくしの写真を見せてサクラに感謝の気持ちを伝える。
2014年10月。サクラは花村建設の子会社に飛ばされたことを故郷の祖父に打ち明けられないまま、社会人6年目を迎える。今までどおり信念を曲げずに日々を過ごすサクラだったが、心の中には迷いが生じていた。
離婚してシングルマザーになったすみれは、部長の黒川から有名評論家・椿美栄子を招いての講演会「女性活躍推進セミナー」の仕切りを任されるが、椿は理不尽で細かい要望を突き付ける面倒な人物だった。
サクラも子会社の代表としてセミナーのプロジェクトチームに参加するが、椿のマネージャー・米田との打ち合わせで「公演後の質問は受け付けない」という椿側の要求に反論し、米田を怒らせてしまう。
講演会が近づくにつれ、すみれは米田からの細かい要望に追われ頭を抱える。仕事と8歳の娘・つくしの子育ての両立に追われ、心をすり減らしていくすみれ。米田と椿の前でペコペコする母親の姿を見たつくしは、失望して父親のもとへ行ってしまう。
やけ酒を飲んで自暴自棄になるすみれに、掛ける言葉が見つからないサクラだったが、祖父から送られてきた「人生で一番辛いのは自分にウソをつくことだ」というFAXに勇気づけられ、セミナー会場につくしを連れて行く。サクラの言葉に心を動かされたすみれは、女性社員が集まるセミナー会場で、うわべだけの女性活躍推進セミナーを開催した社長を批判する。そしてサクラに「あなたのことを応援する」「何があってもくじけないで、自分の生き方を貫き通しなさい」と告げる。
その後、すみれは社史編纂室に異動になる。サクラは黒川から故郷・美咲島の橋の着工再開が決まったことを知って喜ぶが、祖父・柊作から「橋は架からない」というFAXが送られてくる不吉な夢を見る。その頃柊作は、心臓の病で寝込んでいた。
2019年11月。サクラの病室を訪れた黒川は、「こんなことになったのは俺のせいかもな」と語りかける。
2015年11月。社会人7年目を迎えたサクラは、黒川に「島に架かる橋に問題が起きた」と本社に呼び出される。そこには常務に出世した黒川と、かつてサクラと衝突した土木部の担当役員・桑原がいた。
黒川の説明によると、橋の着工後に想定より地盤が弱いことが判明。完璧を期すのであれば基礎を予定より深く打ち込まなくてはいけないが、今の深さでも安全基準はクリアしているという。不安がる島民を現地説明会で説得してほしい、と頼まれるサクラ。
サクラは調査会社の資料を見て納得し、島の説明会に行くことを決める。百合、葵、菊夫、蓮太郎も一緒に島へ行くことになり、盛り上がる5人。その時、蓮太郎が一級建築士の試験に受かったこと、付き合っている人がいることを報告する。相手はすみれだった。
同期の4人と共に島へ帰ったサクラは、祖父・柊作が体調を崩していることを知って心配する。その夜、サクラの実家に集まった同期たちは、柊作が作ったコロッケが並ぶ食卓を囲んで楽しい夜を過ごす。
5人の楽しそうな様子を見て安心した柊作は、サクラが席を外した隙に「話がある」と同期たちを集め、自分の死期が近いことを告げる。サクラを頼む、と懸命に頭を下げる柊作。
翌朝、住民説明会に向かおうとしたサクラは、葵から橋の工事に問題があると告げられる。コンクリートのセメントの量が本来の割合より少なくなっており、強度が弱くなっていた。次期社長の椅子をめぐって黒川と競い合っている桑原が、予算を抑えて利益を上げるためにやったのだろうと葵は話す。
桑原に直談判しても「安全基準は満たしている」と主張し、聞く耳を持たない。サクラは迷った末に、説明会で「ここにいる皆さんが命を落とす可能性がある橋を、絶対に作るわけにはいきません」と断言。工事は中止になる。サクラが気落ちして帰宅すると、柊作が家の中で倒れており、すでに冷たくなっていた。
柊作の葬式を終えて東京のアパートに戻ったサクラは、柊作から最後のFAXが届いていることに気づく。FAXには「桜は決して枯れない。たとえ散っても、必ず咲いて沢山の人を幸せにする」と書かれていた。サクラはFAXを壊し、部屋の物をめちゃくちゃにしてしまう。
サクラと連絡がとれなくなった百合は心配してアパートを訪ねるが、サクラはいつものように出社する。
2019年12月。サクラの病室に集まった百合、葵、菊夫、蓮太郎のもとにサクラのアパートの隣人・草真と小梅が現れ、こんなことになったのは自分たちのせいだと頭を下げる。
2016年11月。美咲島橋の建設が白紙になり、さらに祖父・柊作を亡くしたサクラは重度の喪失感に襲われ会社に行くことができない。その後、サクラは「体調がすぐれない」という理由で1年以上も会社を休職し、2018年1月を迎える。
百合たちは部屋に引きこもるサクラを元気付けようと、それぞれ作戦を練る。百合は「悩みを聞いて欲しい」と持ちかけ、サクラを部屋から連れ出すことに成功。菊夫はかつて担当した図書館が完成したとサクラに知らせ、館内を案内する。蓮太郎はサクラが好きだった実家のラーメンをふるまう。葵はサクラを街に連れ出し勢いでプロポーズ。百合はサクラをショッピングに誘う。だが心を病んだサクラを誰も助けることができず、途方にくれる同期たち。
サクラの元に、花村建設から「解雇通知」の書留が届く。同封されていた「一度本社に顔を出せ」という黒川からのメモを見たサクラは本社へ足を運び、専務に出世した黒川を訪ね「退職願」を提出する。黒川はかつて入社試験で周りの反対を押し切ってサクラを入社させたことを明かし、「うちの会社にカツを入れる起爆剤になると思った」と語る。
2019年3月。サクラはAIスピーカーを購入し、何もなくなった部屋でAIに話しかける。「人は何のために生きてるの?」「なんでこんなことになっちゃったの?」「私みたいなのは死んだ方がいいのかな?」「わたしはこれからどうすればいいの?」
菊夫は熊本の震災を機に会社を辞めてボランティア活動をする団体に入る。蓮太郎はすみれと結婚し充実した日々を送っていた。百合は葵の子供を産み「夢」と名付けるが、今でもサクラを想う葵と結婚することはできなかった。
久しぶりに集まった同期たちに、百合はサクラを救うためのある計画を話す。サクラの携帯に着信があり、FAXの着信音が聞こえてくる。そして玄関の扉の下から「俺たちはいつまでも待ってる」「おまえとまた一緒に働ける日を」「だからどんなに辛くても諦めない」「サクラのいない世界なんかに生きていたくないから」「じゃあまた明日」と書かれた紙が。
サクラはアパートを出て4人に会いに行こうとするが、道路に飛び出した隣の部屋の夫婦の子供を助けて事故に遭い、意識を失ってしまう。
2019年12月。病室で眠り続けていたサクラは、ついに目を覚ます。

各話の感想(ネタバレ有)

第1話~第3話の感想

良くも悪くも脚本家(遊川和彦さん)の特色が強めなので、苦手な人にはしんどいかも。主人公サクラのキャラクターを受け入れられるかどうかがポイントかもしれないですね。

わたしはリアルすぎるお仕事ドラマは過去の記憶がフラッシュバックして見続けられないことが多いのですが、おとぎ話のような作風のこの作品は「ドラマ」として切り離して見られるので受け入れやすかったです(「ハケン占い師アタル」も同じ理由で最後まで見られた)

あまりにも率直すぎる主人公サクラは、“忖度できない”性格ですが、決して鈍感な訳ではありません。

第1話の終盤では、上司の圧力に屈して責任の所在をうやむやにしようとした同期の仲間たちの気持ちを察して、自分ひとりで責任を取ろうとする場面もありました。

サクラのまっすぐな言動に振り回される一方で、その“まっすぐな言葉”によって救われ、殻を破っていく同期の仲間たち。

それはサクラのほうも同じで、仲間たちがサクラに本音をぶつけるとき、彼女もまた無愛想な表情の裏で同じように悩み、彼らを助けることでサクラ自身も成長していきます(見た目には変わりませんけど)

第2話では営業部の菊夫が、第3話では広報部の百合がサクラを「本当の仲間」だと認めました。第4話では設計部の蓮太郎が、そして第5話ではおそらく葵が描かれることになると思います。

人事部の先輩・すみれや、上司の黒川が描かれる回もあるのでは、と期待しています(黒川の本性が謎なので、個人的にはいちばん気になっている)

着々と完成に近づく東京スカイツリー、だんだん大きくなるサクラの部屋の観葉植物、恋人から家族へと変化していく隣の部屋のカップル、FAXで送られてくるじいちゃんの力強い言葉なども、毎回注目しています。

第4話~第6話の感想

第6話のすみれさんの回、号泣でした……。

いやーもー刺さりますね。こんな先輩がほしい、こんな言葉がほしい、という視聴者の気持ちに応えてくれたような。

サクラが1話ごとに本物の仲間や本物の先輩を手に入れていくのは、サクラが傷つきながらも本物の心で相手とぶつかってきたからなんだろうなぁ。

組織から疎外され続けているサクラが、少しずつ個人と繋がって、報われていくのがうれしい。

同期の菊夫と葵はサクラのことを本気で好きになったみたいで、それとなく想いを伝えようとするんだけどうまくいかず。サクラにはまったくその気がなさそう(わたしもあんまり興味ない)。

それより2019年現在のすみれさんが再婚しているほうが気になるわ!
相手は蓮太郎なんですかね~? つくしちゃんに気に入られてたし。

そして大好きなじいちゃんの健康状態も気がかり。

同期の5人+すみれさんで、FAXは計6枚。
コルクボードがいっぱいになってしまったよ、じいちゃん……。

次回はサクラが故郷に帰り、じいちゃんと再会するようです。
橋とじいちゃんはどうなるのか、心配です。

第7話・第8話の感想

同期たちが強い絆で結ばれたとたん、辛い展開に。

第2話に登場したパワハラ上司・桑原が再登場。
彼が美咲島橋を担当したことが、サクラにとっては不運でしたね。

コストカットのために当初の予定よりも強度を落としたコンクリートを使用していることを知って、どうしても黙っていられなかったサクラ。

サクラが住民たちにその事実をぶちまけたせいで、橋の建設は中止に。
そしてこのタイミングで、大切なじいちゃんまで失ってしまう。

自分の信じたことがことごとく裏目に出て、夢を遠ざける結果になってしまった。

第8話のサクラは見ていられませんでしたね。
でもあんな状態になってしまったら、診察を受けたほうがいいのでは。

気分転換に連れ出すとか、みんなで励ますとか、そういう次元じゃないと思う。ましてや1年も放置するなんて、危険すぎる。

サクラが引きこもっている間に百合は葵の子供を産み(なんで?)、菊夫は会社を辞め、蓮太郎はすみれさんと結婚しました。

蓮太郎の成長が著しいなぁ。
話し方や人との接し方に、今までにない落ち着きが感じられるんですよね。

当初はいちばん危なっかしい存在だったのに、今や菊夫や葵のほうが不安定に見える。すみれさんと付き合うようになって、家族を支えようという気持ちが彼を成長させたんだろうね。

そしてサクラが昏睡状態に陥った理由も判明。
隣の夫婦の子供を助けようとして、バイクにはねられたサクラ。

この夫婦は、最後にサクラのために何をするんだろう?
バッドエンディングだったら嫌だなぁ。

このドラマは、Huluで動画配信されています。2週間の無料お試し期間あり(お試し期間中に解約すれば料金は発生しません)。※最新の配信状況と料金はHulu公式サイトにてご確認ください

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