サルベーション-地球の終焉-#10~#12|クーデター勃発

「サルベーション―地球の終焉―」

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どうも、夏蜜柑です。
海外ドラマ「サルベーション―地球の終焉―」第10話~第12話。

夏蜜柑

まさかのクーデター!どうなってんだアメリカ!
ダリウスはCEO解任。

ふぐ丸

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

#10~#12のあらすじ

  • ダリウスは記者会見を開き、アトラス計画は事実だと証言する。ダリウスとグレースはホワイトハウスでマッケンジー大統領と面会。裏で陰謀が企てられていることを知った大統領は、テレビ演説で全てを告白すると言う。
  • 陰謀を恐れる大統領はカルフーンを解任し、ハリスを国防総省長官に任命する。ハリスはカルフーンを問い詰めるが、カルフーンは「黒幕は別にいる」と言い残して立ち去る。
  • ダリウスの叔父・ニコラスはタンズ社の株を買い取り役員会に出席。10億ドルの使途不明金を理由にダリウスのCEO解任を要求する。
  • 重力トラクターは操作不能に陥り、このままでは小惑星と衝突してロシアや中国に隕石が落下することが判明。ダリウスとリアムは、初めから政府が仕組んだことだったと知る。
  • マッケンジー大統領のテレビ演説が始まるが、直後に大統領の体調が悪化し、何も語らないまま亡くなってしまう。新大統領に就任したのは、モンロー・ベネットだった。

  • 新大統領のベネットは、政府をおびやかす〈レジスト〉の一掃をハリスに命じる。ハリスはディランとゾーイを助けるため、作戦が実行される前にディランに会い、危険を知らせる。
  • 不正会計を指摘されたダリウスは、企業弁護士のテレサに内部監査を依頼。多額の資金を投入した極秘プロジェクトの存在を明らかにするため、テレサをサルベーションの格納庫に連れていく。
  • アマンダは、マッケンジー元大統領のスピーチライターに接触しスピーチ原稿を手に入れるが、内容は暗号化されていた。
  • 世界の終わりを予感したリアムとジリアンは、他愛ない休日を楽しむことに。リアムはジリアンにプロポーズし、母親のエレノアにジリアンを紹介する。エレノアは、勤務する病院の前に捨てられていたリアムを引き取り育てたことを話す。
  • ダリウスは、ニコラスがかつて自分の母を愛していたことを知る。ニコラスと和解したダリウスは、共同経営を提案する。

  • リアムとダリウスは、小惑星サムソンの中心部が鉄で構成されており、重力トラクターの力では軌道を変えられないと気づく。ダリウスは重力トラクターのハッキングを中止するようハリスに頼むが、ハッキングは政府の上層部によるものだった。
  • ベネットとクレアの陰謀に気づいたハリスは、マッケンジー元大統領の毒殺を疑う。グレースは元CIAの父ヒューに協力を頼み、マッケンジーの遺体を掘り返すが、棺の中は空だった。
  • ダリウスは、自身が選んだ火星移住メンバーの遺伝子検査をリアムに依頼。そこにはリアムとジリアンも含まれていた。2人は検査に合格するが、ダリウスは失格と判定される。
  • ハリスは大統領の警備主任グラントを問い詰め、マッケンジーが核シェルターで密かに生き延びていたことを知る。
  • タンズ社の核であるAIテスが〈レジスト〉に攻撃されコントロール不能に陥る。ダリウスはやむなくテスをシャットダウンさせる。
  • マッケンジーのスピーチ原稿を解読したアマンダは、小惑星が衝突する事実を公表しようとするが、クレアの指示で暗殺者に殺されてしまう。

#10~#12の感想

クーデター勃発

大統領が毒殺されるというクーデター勃発で、小惑星の回避どころじゃなってきました。

〈アトラス計画〉も、そして今回の〈サムソン計画〉でさえ、クーデターの主謀者で新大統領のベネットがもくろむ計画の一部だというのだから、いやはや恐ろしい。

夏蜜柑

これ、もう世界征服じゃないの。

EMドライブを完成させたのはタンズ社だけど、重力トラクター自体は政府から支給されたもの。最初から自分たちがコントロールできるように仕掛けを施しておいて、ここぞというところでハッキング。

小惑星の軌道を変えるのではなく、重力トラクターを小惑星に衝突させ、その破片=隕石をロシアと中国に落下させて壊滅状態にするのが狙いでした。

とにかくロシアと中国を潰したいのね。

ふぐ丸

夏蜜柑

しかもクレアがベネットとグルだった。

大統領のスピーチ原稿

毒殺されたと思われたマッケンジー大統領でしたが、実は生きてました。

警備主任のグラントや、主治医のラスムッセン先生によって密かに病院から運び出され、地下の核シェルターに匿われていました。

そのマッケンジー大統領が書いたスピーチ原稿を手に入れたアマンダ。

夏蜜柑

暗号化された原稿を解読するくだり、すごい面白かった。
ニガヨモギって何やねん。

ふぐ丸

ニガヨモギは、英名「worm wood」。

ワームは蛇のこと。楽園から追放された蛇が這った跡からこの植物が生えてきた、という伝説に由来するそうです。

新約聖書・ヨハネの黙示録(8章、10-11)にこんな記述があります。

第三の天使がラッパを吹き鳴らした。
すると「ニガヨモギ」という松明のように燃えている大きな星が落ちて、川という川の3分の1を毒水に変えたため、多くの人が死んだ。

そこでアマンダは、原稿にある「ニガヨモギ」という記述を「小惑星」と訳したんですね。

ダリウスとテスとニコラス

来るだろうな~と思っていたらやっぱり来た。
叔父ニコラスの報復。

タンズ社を乗っとうと株を買い、役員会議でダリウスの解任を要求。
さらに、ダリウスの幼なじみでかつての恋人テスも役員会に参加。

夏蜜柑

夫とは別居中のテス、ダリウスに急接近。
心穏やかじゃないグレース。

ふぐ丸

結局、ニコラスは昔の失恋(ダリウスの母に振られた)をずっと根に持っていて。
ダリウスを引き取って育てたのも復讐のためだったらしいのですが、いつの間にか本当の息子のように愛するようになった、と。

とりあえず共同経営することで一件落着。
テスにも別れを告げるダリウス。

このあたり、政府のクーデターとタンズ社内のクーデターが同時進行で描かれ、かなりハラハラさせる展開になってましたね。

ディランの最期

ベネットの指示で、〈レジスト〉を攻撃せざるを得なくなったハリス。

息子のディランに逃げるよう伝えるのですが、ディランはゾーイを安全な場所に逃がし、自分はアジトに残って政府の攻撃を受け、死んでしまいます。

夏蜜柑

でも遺体と対面したわけじゃないので、生きてるかも?
シーズン2で復活しそう。

ふぐ丸

グレースはついに娘に真実を語りましたね。
世界が終わるとわかっても、アフリカへ行く決意を変えないゾーイが素敵。

次回は最終回。どうなる地球。

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