
「デザイナー 渋井直人の休日」
どうも、夏蜜柑です。
テレ東木曜深夜「デザイナー 渋井直人の休日」第8話。
運命の恋人を探し続ける渋井さんが今回出会ったのは、性格もセンスも好きなモノもまるで違うカモメ。黒木華さんが朗らかなカモメを好演。
前半は、杉本哲太さんと三浦透子さん演じるヤバいカップルが登場。
ドン引きする光石さんの顔に注目です。
この記事の目次
第8話のあらすじとキャスト
あらすじ
- 渋井(光石研)はピータードッグの店主(池松壮亮)と、昔から付き合いがあるカメラマンの得部(杉本哲太)のもとを訪れる。得部は時代の波についていけず、カメラマンを辞めた告白。不思議ちゃん系の恋人・ニャオコ(三浦透子)にどっぷりハマり、2人はネコ語で語り合う。
- 最後に残るのは「愛」かもしれないと考え、孤独を感じる渋井。帰り道、たまたま立ち寄った昔ながらの居酒屋「檸檬」で、渋井はカモメ(黒木華)と意気投合する。
- 翌朝、渋井はカモメの自宅のベッドで目を覚ます。なぜカモメの家で寝ているのか思い出せず、動揺する渋井。カモメは渋井を「とっくん」と呼び、タメ口で語りかける。
- カモメにせがまれ、渋井は彼女を自宅に連れて行く。オシャレな渋井の家を見たカモメは素直に感動し、渋井が好きな欅坂46のCDを見て「私も好き」と喜ぶ。渋井はカモメこそ「本当に付き合いたい人」かもしれないと思い始めるが……。
キャスト
渋井直人……光石研
杉浦ヒロシ……岡山天音
ピータードッグ店主……池松壮亮
得部……杉本哲太
ニャオコ……三浦透子
「檸檬」の女将……伊勢志摩
三浦カモメ……黒木華
第8話の感想
元カメラマン得部(杉本哲太さん)と、若い恋人ニャオコ(三浦透子さん)の意味不明なやりとりにポカンとしてしまった……( ̄∇ ̄)
ニャオコはいわゆる「不思議ちゃん」というのでしょうか。
2人が「ネコ語」でニャーニャー会話する様子を見て、ドン引きする渋井さん。

ニャオコを演じた三浦透子さんは、「グッド・バイ」でもヤバイ女を演じていました。独特の雰囲気がある女優さんですね。
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職人気質で、デジカメを敬遠したばかりに仕事がなくなり、ついにはカメラマンの職を失うことになった得部氏。
なんだか切ないね。
わたしも写真はフィルムが好きだし、文字は写植のほうが好き。
原稿用紙に手書きで文章を書き、レイアウト用紙に手書きでレイアウトを書き、印刷所のおっちゃんと一緒に版下を作っていた頃のほうが、仕事は楽しかった。
不便だったけど、その不便さも含めて好きだったんだよね。
古くて雑多なものは淘汰されていく。それが今の時代だ。
感傷に浸っていては、時代から取り残されてしまう。デザイナーだって同じだ。
古いスタイルに固執していては、生き残れない。
そうなんだろうなぁ。
古いスタイルが悪いということではなくて、固執しないことが大事。
でも、得部氏のように潔く見切りをつけて、別の人生を選ぶのもアリだよね。
好奇心を持ち続けること。
柔軟でいること。
新しい価値観を受け入れること。
それが僕のモットーだ。
深く頷く一方で、やっぱりどこかで淋しさを感じてしまう。
世の中の「新しいモノ」へと移り変わる速度が速すぎて、もうちょっとゆっくりでもいいんじゃないか、と思ってしまいます。
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得部とニャオコを見て、渋井さんは「自分から仕事をとったら何が残るのか」と考え込みます。淋しさに打ちひしがれ、たまたま通りがかった居酒屋「檸檬」へ。
ぶっきらぼうな女将(伊勢志摩さん)に辟易してサッサと出ようとするのですが、常連のカモメ(黒木華さん)がやってきて店の空気が一変します。
黒木華さん、やっぱりすごいなぁ。
あっという間に家庭的で居心地のいい店に変えてしまったものね。
カモメと意気投合したのはいいけれど、翌朝目覚めたら彼女の部屋のベッドの中。
しかも酔っ払って何も覚えていない。
カモメに訊きたいけれど、訊けない渋井さん。

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今回は最後に「ギャフン」とならないまま、終わりました。
っていうか、続くみたいですね。
カモメは何事もまっすぐに受け止め、思ったことを素直に表現する女性。
渋井さんがカモメに惹かれる気持ち、わかるわぁ。
自意識過剰で余計なことばかりグダグダ考える人間って(わたしのことだけど)、他人に寛容で気持ちを素直に表現する人に安心感を覚えるんだよね。
次回、渋井さんとカモメの関係がどう発展するのか楽しみです。
ところで、杉浦くんは第6話で渋井さんに紹介したヒカルちゃんと付き合い始めたんだねぇ。

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