「シグナル 長期未解決事件捜査班」最終話|意味深なラストにモヤッと

「シグナル 長期未解決事件捜査班」

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「シグナル 長期未解決事件捜査班」最終話(第10話)のあらすじと感想です。

とうとう終わってしまった。

ハラハラし通しの最終回でしたが、最後のほうの展開が早すぎて心がついていけず。終わった後、しばらく考え込んでしまいました。

大山さんが生きてたからよしとしなきゃいけないんだろうけど、アメリカ版の感動エピローグを知っている身としては、物悲しい結末だったなぁ。

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最終話(第10話)のあらすじ

健人(坂口健太郎)に、岩田係長(甲本雅裕)殺害容疑で逮捕状が出る。健人は警察官を振り切って逃亡、無線機は美咲(吉瀬美智子)の手に残される。

2000年3月20日。自宅で大山(北村一輝)を待つ亮太(神尾楓珠)のもとに中本(渡部篤郎)が現れる。中本は、亮太が真犯人を示す証拠を持っていることを知ると、亮太を眠らせて殺害する。

美咲は過去の大山と無線機で繋がり、大山が18年間行方不明だったこと、18年後に遺体で見つかったことを伝え、2000年の4月15日に谷原記念病院に行かないでほしいと訴える。

健人は、美咲に頼んで警察に没収された携帯を取り戻す。携帯には、岡本(高橋努)からのメッセージが届いていた。岡本は口封じのために中本に命を狙われ、逃亡中だった。

健人と美咲は岡本と接触。岡本は大山が岩田に殺された現場を見ており、大山が殺されたのは亮太の死因を明らかにしようとしたせいだと話す。

その直後、岡本は突然現れた男たちに射殺される。健人もまた、美咲を庇って銃弾を受ける。無線は23時23分になっても繋がらず、健人は救急車で搬送される途中、息を引き取る。

2000年4月15日。亮太の自宅に残っていたわずかな血痕が、中本のDNAと一致したという連絡が大山のもとに入る。大山は美咲に「必ず戻る」と告げて谷原記念病院へ向かい、裏庭で橋本啓介の遺体を発見。その直後、中本に拘束される。

大山に銃口を向けた岩田は、駆けつけた警察官に捕らえられる。大山は美咲の忠告を受け入れ、GPSを付けて同僚に追わせていたのだった。その場にいた美咲を、大山は「ありがとう」と言って抱き締める。

健人が目を覚ますと、現在の状況も過去の記憶も変わっていた。生き延びた大山によって亮太の無実が証明されたが、逃亡中の中本はその後遺体で発見され、大山に殺人の疑いがかかっていた。

大山は、健人が大人になったら渡してほしいと、母親に健人宛の郵便物を預けていた。中には、事件の黒幕である野沢議員の汚職と隠蔽のデータが入っていた。

健人は消印の郵便局がある場所を訪ね、そこで美咲と会う。美咲は行方不明の大山を18年前から探し続けていた。その頃、大山はどこかの病院らしき場所にいて、その傍らで無線機が繋がろうとしていた。

サンプルテキスト

「シグナル 長期未解決事件捜査班」シグナル 長期未解決事件捜査班|全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・原作

最終話の感想(ネタバレ有)

回避できなかった亮太の死

大山さん、間に合わなかったんですね。亮太の死は回避できませんでした。助かってほしかったけどなぁ。

中本が亮太を殺したのは、亮太が「絶対に諦めません」って言ったからですよね。証拠を奪うだけではダメだと判断したんでしょうね。

大山を殺したのも同じ理由。大山が真相を突き止めることを諦めなかったから。

斉藤くんから託された「証拠」は、主犯・小川陽一の暴行の様子を録音したテープでした。中本は亮太を自殺に見せかけて殺し、証拠を奪取。

しかし、亮太の手首を切るときに自分の指を切ってしまい、血がグラスに付着してしまうんですね。中本は周到に指紋や血痕を拭き取るんだけど、わずかに残っていた…。

最終的に警察が動いてくれたのは、この証拠があったから、ですよね。

美咲と大山、18年ぶりの会話

美咲の手に無線機が渡ったことで、2000年にいる大山先輩と18年ぶりに話すことができました。よかったねぇ。

で、このことが重要な鍵になってまして。

美咲は大山に「2000年4月15日に谷原記念病院には行かないでください」と伝えるのですが、第1話で大山が語ったところによると、これを伝えたのは美咲ではなく健人だったんですよね。

さぁ、これで別の時間軸(並行世界)が生まれました!

大山がいる2000年は、もう前の2000年とは違います。何かが、少しずつ違ってきているはず(こういうとこ、テンション上がりますわー)。

そして、運命の2000年4月15日を迎えます。

2000年4月15日の変化

あれほど忠告されたにもかかわらず、運命の当日、大山は谷原記念病院へ向かいます。しかし、出掛けに美咲に言う言葉が微妙に違ってました。

「すぐに解決する。そしたらゆっくり話そう」

時間軸が変わる前の大山は、「今週末には全て解決する」と言ってました。「今週末」ではなく「すぐ」に変わりました。

さらに「必ず戻る。約束する」という言葉も生まれた。これは、大山がこの日すべてが終わるとわかっていたから、ですよね。

その後、谷原記念病院で3悪人(中本、岩田、岡本)に捕まり、大山が例の場所で岩田係長に追い詰められるところまでは同じ。

駆けつけた警察仲間が、岩田を確保。危機一髪、大山は助かる。

大山はちゃんと美咲の忠告を受け入れて、あらかじめGPSを付け、同僚に伝えていたみたいです。そりゃそうだよね。

18年間も美咲をひとりにして泣かせ続けたことに、大山が何も感じないはずがない!

その瞬間、過去が大きく変わりました。

死んでしまった健人

その頃、健人はどうしてたかというと、こちらも死にかけてました。

自分が兄を助けてほしいと言ったばかりに、大山を事件に巻き込み、死なせてしまったと悔やむ健人。銃弾に倒れても大山を救おうと無線機に手を伸ばしますが、23時23分になっても無線は繋がらず。

なぜなら、2000年4月15日の大山と無線で会話するのは、2010年の健人だから。

心臓が止まり、意識が遠のく中で、健人は大山が諦めないことを信じる。健人が目覚めると、世界は大きく変わっていました。

新しい世界

新たに生まれた世界では、いろいろなことが変わっていました。

  • 2000年、大山が亮太の無実の罪を晴らし、健人は母親のもとに戻った
  • その直後、女児誘拐事件の犯人・吉本圭子が逮捕される
  • 逃走中の中本は遺体で発見、大山が重要参考人として警察に追われる
  • 2018年の健人は巡査部長で交番勤務のまま
  • 未解決班のメンバーは健人のことを知らない

女児誘拐事件は、大山が生きていたことで橋本の死体が明るみに出て、解決に至ったのでしょうね。

中本は、野沢に口封じで殺されたって感じかな。岩田と岡本は大山への殺人未遂で逮捕されたのでしょうか?

集団暴行事件の真犯人・小川陽一はどうなったんだろう? 亮太の無実が証明されたってことは、逮捕されたんだよね?

しかし結局、黒幕の野沢は野放し。

モヤモヤするラストシーン

美咲が健人のことを覚えていてくれてホッとしました。でも、やっぱり18年間大山に会えないまま…っていうのが可哀想。

で、行方不明の大山を探す2人。

大山がどこにいるかというと、なんか病院で患者衣を着ていましたね。これ、どういうことなのかサッパリわかりませんでした。

そして無線機が再びザザーッと…。
こんなところで終わられたら、モヤモヤしますよ!!

無線機が繋がる11時23分という時刻は、大山が死んだ時間だったんですよね。

死に直面しても諦めない大山の強い意志が、無線にメッセージを送り、未来にいる健人と繋がらせた…ってことらしいんだけど。

では、なぜ大山が生きている今、無線が繋がるの?
誰からのメッセージなのよ……コワッ。

こんな「世にも奇妙な」的な終わり方いらないから、大山と健人と美咲を会わせてあげてほしかったよ。

ちなみにアメリカの連続ドラマ「シグナル」は、最後に感動的な再会シーンで終わります。

結末をのぞけば満足

韓国ドラマっぽい、スッキリしない終わり方でした。

大山は助かったんだから、最後は素直に「再会してハッピーエンド」でいいのになぁ。わざわざ意味深な終わり方にしなくても…。

結末のモヤモヤ感をのぞけば、久しぶりに前のめりになれる面白いドラマでした。

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