どうも、夏蜜柑です。
不倫サスペンスドラマ「ホリデイラブ」第3話。
里奈の“あざとさモリモリ”な感じ、ちょっと笑えるレベルになってきました。
杏寿&純平夫婦がノーマルなので、里奈&渡夫婦の異常さが際立ちますね。面白い。
第3話のあらすじ(ネタバレ有)
- 娘の七香(渋谷南那)のために、杏寿(仲里依紗)はクリスマスの2日間だけ純平(塚本高史)に帰宅を許す。純平を信じられなくなった杏寿は、「これが最後のクリスマス」と告げる。
- 杏寿は、里奈の夫・渡(中村倫也)と会い、渡から今も里奈(松本まりか)を好きだと聞かされる。杏寿は「やり直せるならそうしたほうがいい」と助言する。
- 家に帰った渡は里奈の前で杏寿を褒める。怒りに囚われた里奈は、純平といかに素晴らしい時間を過ごしたかをメールに書いて杏寿に送りつける。
- 年末年始、工事のため寮にいられなくなった純平は、行く当てもなくさまよい車中泊をすることに。そこには車中生活を続ける男たちが集まっており、純平は将来に不安を抱く。
- 杏寿は麗華(壇蜜)と食事をした帰り、黒井(山田裕貴)に偶然会う。黒井に誘われるまま酒を飲み、雰囲気に流されて黒井とホテルへ行く杏寿。
- その頃、龍馬(平岡祐太)のスマホに黒井を知っているという女性客から写真が届く。そこに映る人物は、杏寿が会っている黒井とはまったくの別人だった。

第3話の感想
予想通りの展開ですねー。
なんでそんなチャラ男にハフーンってなってるのよ杏寿……ε-(ーдー)ハァ
里奈からしたら、狙い通りの展開なんだろうね。
麗華を客として送り込み、アプリを使って偽社長・黒井に接近させ、黒井が歯の浮くセリフで杏寿を落とす……。
ここまでやるかぁ。コワ。
今回予想外だったのは、里奈の夫・渡かな。
里奈と同じく、サイコパス&モラハラなだけの夫なのかと思ってました。
「それでも、恥ずかしながら、私はまだ里奈のことが大好きなんです。むしろ、以前より」
「やり直せ……ますかね?」
うっ……なにこれ。
いきなり弱ってる顔見せてくるとか、反則ですよ。
最初は杏寿の前で「優しい夫」を演じているのかと思ったんだけど、どうやら本心みたいです。意外。
中村倫也さんの絶妙な演技が刺さり、不覚にもちょっとクラクラしてしまいました。
でも家に帰ったら「あの奥さんは凄いぞ。お前なんか足もとにも及ばない」とか里奈に言っちゃうんですよねー。
相手が傷つくのをわかってて、わざと酷い言葉を選んでますよね。
それでいて、里奈の反応をめっちゃ気にしてる。
自分の気持ちを伝えるのに、「うちも考えないとな。俺もやり直す努力をしてやるよ」なんて、上から目線の言い方しかできない。
不器用すぎるでしょ。
この人は、愛情表現がどっかで歪んじゃったんだろうなー。
ベタだけど、幼い頃の家庭環境に問題があったのかもしれない。
結婚式の回想シーンではラブラブだったから、里奈も渡も意に反して結婚したわけじゃなくて、当初は幸せだったはずなんだよね。
どこで壊れちゃったんでしょうか……。
このドラマ、漫画なのでやりすぎな部分はあるけど、たまにハッとするセリフがあります。
「怒ってる人間に対して謝り続けるのって、ものすごい勇気と根気がいるんだよ」
純平の浮気を打ち明けた杏寿に、離婚経験者の姉・亜沙美が語ったセリフです。
自分にも思いあたることがあって、少し痛かったです。
浮気に限らず、夫婦間に限らず、相手を責め続けてしまう時があります。
自分は100%正しくて、悪いのは100%相手。
だから、わたしには永遠に怒る権利がある。わたしを傷つけた相手を、わたし以上に傷つけても許される。
そう思ってしまったことが、確かにあったと思う。
もうとっくに許しているのに素直になれなくて、ずっと怒った態度をとり続けて大切な人を失ったこと、一度や二度ではなかったなぁ……。
亜沙美の言うとおり、許すタイミングって本当に大事。
心からそう思います。
もうひとつは、これ。
「この世に取り返しのつかないことなんてあらへんて。命がなくなること以外は」
車中生活のおっちゃん、いいこと言うなぁ。
なんだかわかんなけど、励まされたよ。