居酒屋ふじ第1話|ゲストは篠原涼子と大杉漣

ドラマ「居酒屋ふじ」第1話が放送されました。

フィクションのようなノンフィクションのような、ちょっと不思議なドラマでした。
その場の空気感や、会話の雰囲気を楽しむドラマのようです。
美味しそうなおつまみも登場するので、お酒好きの人にはたまらないかも。

第1話ネタバレ

ナレーション(木梨憲武)
東京・中目黒。繁華街から離れた場所に、その店はありました。
名物は、激動の時代・昭和を生き抜いた破天荒なおやじの豪快な話と、お母さんが作る味わい深い料理。
これは古き良き昭和の風情が息づく、小さな居酒屋に集う人々の物語。

売れない若手俳優の西尾栄一(永山絢斗)は、死体役しかまわってこないことにうんざりしていました。「なんで俺の芝居わかってくれる人がいないんだろう……」酒を飲みたい気分になり、店を探すものの、どの店も席はいっぱい。

「俳優の席どころか、酒を飲む席すらないのか」と、西尾が諦めかけた時、“kujira”という女の子(飯豊まりえ)のインスタグラムに、見覚えのある店「居酒屋ふじ」の写真がアップされます。

西尾がその店に行ってみると、昭和風情の渋い佇まい。しかし店内に入ると、外観からは想像つかないほど有名人のサイン色紙が並んでいました。

しかも常連客の中には俳優の大森南朋(本人)の姿があり、驚く西尾。なぜ有名人が集うのか西尾は不思議に思いますが、常連たちは「名物は店主のおやじ」と口々に言います。そのおやじは、2年前に亡くなっていました。

スマホで写真を撮ろうとする西尾に、「そういうの大嫌いなんだよ」と言う常連客の翔ちゃん(諏訪太朗)。大森も「昔はさ、おいしい店は自分で探したもんだよね」と言います。バブル時代の話で盛り上がる常連客たち。

では平成生まれの皆さんに説明しよう。80年代後半、日本はかつてない好景気を迎えた。世に言うバブル景気っていうやつ。日経平均株価なんて3万8000円台と今の倍。信じられないでしょ?とにかく毎日お祭りみたいで大騒ぎでした。私も味わったなあ~。あの頃、誰が金払ってたんだ?

バブルを知らない平成3年生まれの西尾は、彼らの話についていけません。

西尾が死体役ばかりの売れない俳優だと知ると、「なんだ、死体専門か」「そういうの自称俳優っていうんだよ」と常連客から馬鹿にされてしまいます。

翌日、西尾は戦隊モノの主演の最終オーディションに参加します。この役をきっかけに有名になろうと意気込んで臨んだ西尾でしたが、監督から「努力が足りない。ここには君の席はないよ」と一蹴されてしまいます。

「居酒屋ふじ」では、店主の光子(立石涼子)が大森に留守番を頼んで買い物に出かけます。その隙に、女優の篠原涼子(本人)が店に現れます。急いで何かを探し出すふたり。ところがすぐに光子が帰ってきて、篠原涼子は慌てて店から出て行きます。

「居酒屋ふじ」に行き、みんなの前で「俳優やめます」と宣言する西尾。大森は西尾に酒を注ぎ、亡くなった名物おやじの話をします。

料理も作れず酒も飲めないおやじが、なぜ居酒屋を始めたのか。それは、光子さんの夢をかなえるためでした。別れた妻の娘に1000万円借りて始めたのが「居酒屋ふじ」だったのです。

そして、ふじがオープンしてからは、どんなに忙しくても、病気になっても、店に立っていたと言います。

「全然この仕事に向いてないおやじさんがなんで頑張れたのか。それはさ、大切な人の夢のためだったんじゃないか。だから、自分に向いてないとか言う前に、それが大事なことなら、命がけでやれ。って、おやじさんなら言うんじゃないの?」

そう話す大森に、「そんなことわかってます」と反論する西尾。

「だけど、今は時代が違うんです。昭和の頃なら破天荒な生き方もかっこよかったかもしれないけど、今はそんな時代じゃないんですよ。頑張ったって、報われない時代なんです」

「俺もそう思うよ。そんなのさ、時代遅れだと思うよ」

大森も、昔、同じことでオヤジと喧嘩したことがあったと言います。

「俺が役者辞めるって言ったら、『時代を言い訳にすんな。死ぬほど頑張ったのか?』って。そう言われてみたらさ、死ぬほどは頑張ってねえなって思って、辞めるのやめたんだわ」

扉の前で立ちつくす西尾に、光子がおつまみを差し出します。
大森は、「はい。ここ、西尾くんの席」と言って、椅子を引いて促します。

「俺の席……」

西尾は涙を堪え、席についておつまみの「ふじ豆腐」を口にします。
うまい、と言って豆腐を頬張る西尾に「まあ、次あるよ」と言う大森。

するとそこに、大杉漣(本人)が美女を連れてやってきます。

今日の一品「ふじ豆腐」

第1話感想

大森南朋さんや常連さんたちの、素に近い演技が面白かったです。
木梨憲武さんのナレーションや鉄拳さんのイラストも楽しかったし。

大友良英の軽快な音楽は、すごく耳に心地よくて、爽快でした。
ちょっと「あまちゃん」を思い起こさせますね(笑)
主題歌とエンディング曲も、ドラマの内容に合っていて良かったです。
みんな元気で前向きだった、昭和の雰囲気を思い出しましたね~。

売れない俳優役の永山絢斗さんは、「みをつくし料理帖」の源斉先生役がハマっていましたが、こういう役もいいですね。

肩の力を抜いて、一日の終わりにのんびり見たい……そんなドラマでした。

次回予告

西尾栄一(永山絢斗)や俳優の大森南朋(本人)らが『居酒屋ふじ』で飲んでいると、俳優・大杉漣(本人)が美女を2人連れて現れる。突然のことに西尾は驚くが、大杉は『居酒屋ふじ』の常連だったことから、大森南朋らと挨拶を交わす。やがて大杉は、連れの美女2人を相手に、怪しげな占いを始め、西尾は呆気にとられる。
翌日、バイト先の配送センターで、社員の工藤俊介(村上淳)らにオーディションの結果を聞かれた西尾は、思わず「自分から降りた」と嘘をついてしまう。さらに、別の撮影現場では監督に怒られ落ち込むが、そんな中、西尾がひそかに好意を寄せている『kujira』(飯豊まりえ)から、「私も今度『居酒屋ふじ』に行こうかな」との連絡が……。ついに彼女と会えるかもと喜び勇んで店へ向かう西尾だが、それも束の間、『kujira』のインスタに男性との2ショット画像がアップされ、西尾はショックを受ける。

引用元: http://www.tv-tokyo.co.jp/izakaya_fuji/