「真昼の悪魔」第7話|神父と難波の逆襲

どうも、夏蜜柑です。
「真昼の悪魔」第7話。

宣言通り、復讐のシナリオを着々と進める難波さん。
神父様と手を組み、葉子に立ち向かいます!

大げさな演出ですっかりホラードラマと化してるけど、テーマはやっぱり遠藤周作だなあと思った第7話でした。

第7話のネタバレ

大塚(大倉孝二)は葉子(田中麗奈)を恐れるあまり、葉子のいいなりになっていた。早く病院を買ってください、と急がせる葉子。

葉子に復讐を誓った難波(中村蒼)は神父(伊武雅刀)に協力を求めるが、神父は「関わりたくない」と断る。

難波は計画を実行するため自ら心療内科に戻り、葉子が過去に犯した殺人の数々を告発する文書を、匿名で病院に送りつける。

身に覚えがないと否定する葉子。
周りの医師たちも、揃って葉子をかばう。

数日後、病院に届いたDVDには、罪を告白する芳賀(篠原篤)が映っていた。

葉子の病状は悪化していた。
葉子は自宅で自ら手術を行うことを決め、大塚にサポートして欲しいと頼む。

「手術なら病院でやってください」

「私の体を、誰かの手に預けるなんて絶対に嫌です!私は、人の命を支配する側です!私の命は誰にも、病気にも神にも左右させない!」

鏡を見ながら、手際よく手術を進めていく葉子。
大塚は、こっそりと開腹部に針を落とす。

手術は無事に終了したが、葉子の容態は良くならない。
葉子の病院を訪ねた大塚は、病院を買い取る話を白紙撤回してしまう。

難波に「なぜ彼女から逃げないんですか?」と聞かれると、「もう手遅れだよ」と答える大塚。

葉子が教会を訪ねると、神父はもう葉子を挑発しようとはせず、以前のようにきれいごとを並べる神父に戻っていた。苛立った葉子は、神父が脳腫瘍であることを告げる。

「あなたに出会えたことで、私の病気が判明しました。すべては神のお導きによるものです。私はあなたの病院で手術を受けようと思います」

「うちの病院に来たら、生きて帰れませんよ。神父様の寿命は、病気でも神でもなく、私が決めてあげますから」

葉子が帰った後、自らに言い聞かせるごとく聖書を唱える神父。

「悪人に手向かってはいけません。むしろその人を許し、愛しなさい。自分で復讐してはいけません。主は言われます。『復讐は私のするところです』」

容態が悪化し、苦しむ葉子が病院に運ばれてくる。

「僕のせいです。葉子さんを助けてください!」

医師の吉田(鈴木省吾)と渡来(福田ゆみ)にすがりつき、必死に頼み込む大塚。
葉子は手術を受け、命を取り留める。

「よかった」という大塚に、「殺そうとしたくせに」と責める葉子。

「僕は雄のカマキリです。雄のカマキリは、交尾をした後、雌に食べられてしまいます。自分が食い殺されることをわかっていながら、雄は雌を求めてしまう」

「僕は葉子さんがいないとダメなんです。たとえ人殺しでも、悪魔でも」

難波は、ベッドに横たわる葉子に「少しは弱者の気持ちがわかりましたか?」と語りかける。

「こんな状態の患者を先生は何人も手をかけてきた。どうしてあなたは、そんな人間なんですか?」
「私が知りたい」

神父が葉子の病室を訪ねる。

「神よ、私たちの生涯はあなたの手によって導かれています。苦しみの中で十字架で負う弱きものをあなたの力で強めてください」
「出てって!」

「私も今から手術を受けます。共に祈りましょう。神よ、この迷える子羊に道筋を与えください」
「黙って!」

「神よ、このものの命はあなたに委ねられています。あなたの恵みによって健康を回復して……」
「殺してやる!」

「ここからの感謝を捧げることができるように、アーメン!」

難波は、葉子が神父を否定するため、必ず神父を殺しにやってくるという。
神父は、難波が自分を利用しようとしていること、復讐の炎に焼かれた難波からもまた、悪の匂いがすることを告げる。

「私も同様です。神の教えに背き、怒りのままに彼女を陥れようとしている私もまた、悪なのです」

その夜、病室を抜け出し、白衣をまとった葉子が神父の病室にやってくる。

「私は……弱者じゃない。人の命を左右する私は、神なんです」

神父に注射を打とうとする葉子の心に、神父や父や大塚や難波の言葉が響き渡る。

(心の痛みを感じることです)
(あなたの心は悪魔に支配されている)
(今のままでいい)
(僕は葉子さんがいないとダメなんです)
(先生は悪魔ではなく人間です)

葉子はその場に座りこみ、大声で泣き叫ぶ。

ドラマ「真昼の悪魔」第7話感想

大塚さん……。
もうここまでくると、立派に見えるよ。

このドラマでは、田中麗奈演じる葉子が「心の痛み」を感じられずに苦しみますが、私はもうひとつのテーマのほうにも、強くひかれます。

完全無欠であるはずの神父が、私たちと同じ普通の人間として描かれていること。

自分の中の怒りや憎しみを抑えることができず、苦しむ神父。
神にすべてを委ねることができない、葛藤する神父。

心の痛みを感じない葉子も「神」ではないけれど、すべての人を愛すると唱える神父もまた「神」ではない。神父と葉子は光と影のように、表裏一体なのでしょうね。

そして、次回はついに最終回!
予告見る限り、とんでもないことになってますね!

葉子、大塚と結婚してる~!? 子供までいる!!
なんの役かわからないけど、坂上忍出てるし!

どうなるんだろう?


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