ドラマ「リピート ~運命を変える10か月~」に(全10話)ついてまとめました。
タイムスリップで過去に戻って人生をやり直す“リピート”の機会を得た人々が、運命の歯車を狂わされていくサスペンスミステリー。
原作は『イニシエーション・ラブ』で知られる乾くるみさんの小説。想像を超えるどんでん返しや、極限状態の中で芽生える恋模様が見どころのドラマです。
この記事の目次
作品概要
- 放送局:日本テレビ、読売テレビ系
- 放送時間:2018年1月11日(木)から毎週23時59分~
- 原作:乾くるみ『リピート』
- 主題歌:DAY6「If ~また逢えたら~」
- 脚本:泉澤陽子(「IQ246〜華麗なる事件簿〜」「ランチのアッコちゃん」)
- 監督:蔵方政俊、湯浅弘章、片桐健滋
あらすじ
「今から1時間後の6時45分に地震がおきます」という謎の電話が、篠崎鮎美にかかってきた。ただのいたずらかと思ったが、電話が切れた1時間後、身体に小さな揺れを感じる。テレビをつけると、時刻も震源地も的中していた。そんな、まさか!
番組公式サイトより
その後、先ほどの男から再び電話がかかってきた。男は「風間」と名乗り、未来から過去のある地点へと戻って人生をやり直しているので、未来に起きることを既に知っているのだと言う。
風間はその時間旅行を「リピート」と呼び、鮎美をゲストに招きたいと誘う。風間に誘われ「リピート」に参加したのは、鮎美を含めた計8人。その中には毛利圭介、天童太郎がいる。
そして、「過去の後悔」を理由にリピートする8人に、予想を超える出来事が次々と襲いかかる。一体なぜ?天童を中心に、圭介と鮎美がその謎に迫る!そして極限状態の中で、鮎美と圭介の2人の関係性にも変化が生まれてくる…。
原作について
このドラマの原作は、乾くるみさんの小説『リピート』(2004年刊行)です。
現在の記憶を持ったまま10か月前の自分に戻る、という夢のような「リピート」に成功し、人生の「やり直し」に臨もうとしている人々の行方を描いた作品。
トリック仕掛けの恋愛小説『イニシエーション・ラブ』で知られる著者が、永遠の名作『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ、タイムトラベルミステリーです。
登場人物(キャスト)
篠崎鮎美(貫地谷しほり)
図書館司書。コミュニケーション下手で、本音が言えない性格。1年前に図書館で一流商社マンの久瀬と運命的な出会いを果たし、プロポーズを期待している。当初、リピートには懐疑的で興味がなかったが、突然久瀬に別れを告げられ、やり直す決意をする。最初は取っつきづらいと思っていた年下の圭介に、徐々に惹かれていく。
毛利圭介(本郷奏多)
キャバクラでバイトをしている青年。ぶっきらぼうで一見遊び人風に見えるが、根はまじめ。恋人・町田由子の自己中心的な性格に振り回され、リピートの誘いを受けることに。写真家になる夢を諦めてからは流されるままに生きていたが、鮎美との出会いで考え直すようになる。
天童太郎(ゴリ)
カフェのオーナー。フランクな性格で、誰に対しても遠慮せずに堂々と意見する。鮎美や圭介を引っ張りながら、リピートに秘められた謎に迫っていく中心的な人物となる。
町田由子(島崎遥香)
圭介の恋人。お金持ちのお嬢様。圭介のことを愛しているが、独占欲が強く嫉妬深い。お金をちらつかせて、攻撃的に圭介を籠絡していく。
郷原俊樹(清水圭)
貧乏な人生から抜け出したいと、金目的でリピートに参加する。当初は冴えない風貌だったが…。
高橋和彦(福田転球)
トラック運転手。競馬で金儲けしたいとリピートに参加する。
久瀬一樹(松田悟志)
大手商社に勤めるサラリーマン。1年前に図書館で鮎美と出会い、付き合うようになった。鮎美の知らない別の顔を持っている。
坪井要(猪野広樹)
東大を目指す浪人生。二次試験に間に合うならと、リピートに参加する。みんなに隠している裏の顔がある。
横沢佐知子(手塚理美)
専業主婦。夫が癌だと判明する前に、かなわなかった社交ダンスを一緒に踊るためにリピートに参加する。
大森知恵(安達祐実)
食品化学の研究員。リピートについては「非科学的だ」と否定していたが、風間の「地震予知」が二度も当たったことから考えを改め、リピートに参加する。持ち前の分析力と勘を使い、鮎美や圭介らと協力して解決の方法を導き出そうとする。
風間(六角精児)
リピートを主宰する謎の男。頭の回転が速く弁も立つが、感情を表に出さない。鮎美たちをリピートに誘った理由については、「適当に携帯の番号を押して電話を掛け、繋がった相手を誘った」と語る。
各話のあらすじと感想(ネタバレ有)
第1話
篠崎鮎美のもとに見知らぬ男から奇妙な電話がかかってくる。男は風間と名乗り、過去に戻って人生をやりなおす“リピート”に鮎美を招待すると言う。

第2話
鮎美は一樹から「両親に会わせたい」と言われ、一樹の実家を訪ねる。一樹の母は何かと鮎美にケチをつけ、鮎美は疲れ切ってしまう。

第3話
鮎美と圭介は、天童がリピートした本当の理由を知る。天童はバツイチで、離れて暮らす息子の淳史を交通事故で失っていた。

第4話
圭介のアパートで、圭介が撮った写真を見せてもらう鮎美と天童。その様子を隠しカメラで見ていた由子は鮎美に嫉妬する。

第5話
鮎美は何者かに階段から突き落とされるが、脳しんとうを起こしただけですみ、無事退院する。

第6話
リピートの秘密に気づいた由子は天童と知恵に接触。第3者に秘密を知られたことで、天童と知恵は危機感を募らせる。

第7話
由子の死にショックを受ける鮎美と圭介。天童はリピートの秘密を守るため警察に知らせず、密かに由子の遺体を始末する。

第8話
坪井が殺される前に知恵と会っていたことがわかり、鮎美と圭介と天童は、知恵を呼び出す。

第9話
犯人を突き止めた天童は、風間によって監禁されていた。知恵が風間とリピートを繰り返す共犯者だと知り、ショックを受ける天童。

最終話(第10話)
圭介から事故で死ぬと聞かされた鮎美は、事故現場に向かいトラックに轢かれそうになった子供を助けるが…。

ほかの記事を読む?