「ウツボカズラの夢」第3話|原作では影の薄い仁美とはるか

オトナの土ドラ ウツボカズラの夢

「ウツボカズラの夢」

どうも、夏蜜柑です。
「ウツボカズラの夢」第3話。

まさかの継母・はるかの登場で、鹿島田家はさらに荒れる気配!
今後は原作にない展開になりそうです。

第3話のあらすじと感想、原作との相違点をまとめました。

第3話あらすじ

美緒(川島鈴遥)の部屋から逃げて行った若い男。そして、部屋に落ちていた“ニンシンケンサヤク”のレシート。未芙由(志田未来)は考えを巡らせる。家事を引き受けたとはいっても、結局は家族と認められなければ本当に居場所を得たことにはならない。

翌朝、未芙由はレシートをゴミ袋にまとめる前のゴミ箱の脇に置く。そこにやってくる尚子(大塚寧々)。尚子はまんまとレシートを目にし、顔色を変えた。そんな様子を無表情に見つめる未芙由。――家族にならなきゃダメなんだ。

尚子は仁美(国生さゆり)にレシートのことを相談する。仁美は未芙由のものに違いないと主張。鹿島田家から追い出すべきだと尚子を諭す。尚子に寄生する仁美からすれば、未芙由は邪魔な存在でしかなかったのだ。 勝利を確信した仁美は、鹿島田家で未芙由にそれとなく嫌味を言う。
「人は皆面倒なことが嫌いなの。たとえば、妊娠検査薬を気軽に買っちゃう若い女には消えてもらいたい」

仁美の言葉に、自分に疑いが向いていることを未芙由は悟る。だったら――
未芙由はとある思惑を持って美緒の部屋を訪れる。レシートが尚子に見つかったことを告げる未芙由。美緒を心配する振りをしながら、未芙由が聞き出したものは……

「君は俺を脅す気か?」 尚子から相談された雄太郎(羽場裕一)は未芙由を詰問する。未芙由と道ならぬ関係をすでに結んでいる雄太郎は、レシートの事も未芙由の策略だと疑ってかかっていたのだった。

そんな雄太郎に、未芙由は冷静にレシートの日付が自分の上京前であることを指摘する。まだ半信半疑の雄太郎。そんな雄太郎に未芙由は言う。
「最近の美緒ちゃん。何か悩んでいるんじゃないかと思うんです」

この妊娠騒動には仁美の息子・知也(前田旺志郎)が関係していた。そうと知らぬ仁美は、未芙由を追い出せると上機嫌。一方、レシートの持ち主が未芙由ではないことを知り、尚子はさらに動揺する。雄太郎の顔も険しさを増す。そこへ、未芙由に連れられて美緒がリビングに姿を現し……!!

第3話における原作との違い

このドラマの原作は、2008年に刊行された乃南アサさんの小説「ウツボカズラの夢」です。

居場所を失った少女・未芙由が、周囲の人間の欲望を利用し、食虫植物のウツボカズラのようにうまく取り込むことで、自らの目的を達成するというちょっと怖い物語です。

第3話の原作との主な相違点をあげてみました。
以下、原作のネタバレになりますのでご注意ください。

1.福本仁美

ドラマでは、尚子の友人で、一緒にボランティア活動をしています。夫は単身赴任中。裕福に見えて実は金に困っていて、尚子の家から金を盗んだり、それを知った未芙由を脅したり、若い男と遊びまくったりと、かなり暗黒面を持った女性として登場します。

原作では、尚子が通うスポーツクラブで知り合った同じ年の女性です。尚子の悩みを親身になって聞くフリをしながら、内心では冷めた目で尚子を見ています。

息子は中学生で、尚子の娘・美緒との接点はありません。あくまでも尚子が外で会う友人で、仁美が鹿島田家に遊びに来たり、未芙由と会う場面はありません。夫の突然死以降、物語から姿を消します。

2.ボランティア

ドラマでは、尚子と仁美は猫のボランティア団体でお手伝いをしています。

原作では、尚子は様々な習い事をしていますが、ボランティアはしていません。

3.未芙由への疑い

ドラマでは、仁美の画策によって未芙由が「妊娠検査薬」を買ったのではと疑われ、それを知った雄太郎から「僕を脅すつもりか」と責められます。

原作では、未芙由が疑われる場面はありませんでした。

4.美緒の恋愛

ドラマでは、美緒は「役者を目指している男性」と付き合っていて、3か月も美緒の部屋に隠れ住んでいたことがわかります。

原作では、このエピソードはありませんでした。

5.美緒と未芙由

ドラマでは、未芙由は妊娠した美緒を心配し、体を気遣います。役者を目指す美緒の彼氏のことも聞き出し、相談に乗るうちに、ふたりは仲良くなります。

原作では、美緒は最後まで誰にも心を開かず、未芙由に対しても意地悪な態度を変えませんでした。子供の父親が知也ではないのでは、ということに未芙由は薄々気づいていますが、直接知也に確かめることはしていません。

6.未芙由の名言

ドラマでは、美緒の恋愛相談に乗っている時、未芙由は心の中で「恋愛を楽しんでいられるのは、自分で働かずに済むからだ。 誰からも命令されず、誰にも頭を下げずに済むからだ」と呟きます。

原作では、未芙由がデジカメプリントの受付のアルバイトをしている時、カウンターから渋谷の街を歩く若い女の子たちの奇抜なファッションを見て思う台詞です。
原作では、「あんな格好で暮らしていけるのは、自分で働かずに済むからだ。あんな格好で過ごせるのは、誰からも命令されず、誰にも頭を下げずに済むからに決まっていた」となっています。

7.久子

ドラマでは、何があったのかと尋ねる義母・久子に、尚子が返事に窮する場面がありました。未芙由の機転によって、久子には美緒の妊娠騒ぎを気づかれずに済みます。

原作では、久子は階下に住んでおり、美緒の妊娠が発覚した夜、騒ぎが筒抜けだったためすぐに知られてしまいます。その後すぐに、久子も家族会議に参加しています。

8.隆平

ドラマでは、早い段階から登場し、いつも未芙由に優しい言葉をかけます。

原作では、隆平は未芙由には無関心で、後半までほとんど登場しません。「年上の彼女と同棲していた」ため家にはほとんど帰らず、未芙由ともほぼ言葉を交わしていませんでした。美緒の妊娠についても知らず、後に未芙由が説明しています。

9.はるか

ドラマでは、頻繁に登場し、何かと未芙由を邪魔者扱いして金を巻き上げようとします。未芙由が金持ちの家で暮らしていることを知ると、何の連絡もなしに鹿島田家に押しかけてきます。

原作では、継母が登場する場面はほとんどありません。未芙由の回想の中で語られるだけです。また、未芙由が実家を出る時点では、まだ子供は生まれていませんでした。

第3話感想

さらに面白くなってきましたね。
登場人物全員がドロドロ状態^^;

結局、美緒のお腹の子の父親は、「役者を目指すだいき君」ということなのでしょうか?原作では、美緒は相当遊んでいる子で、父親はわからないままでしたが。

原作から最も大きな変化を遂げたのは、福本仁美です。
彼女は原作ではあまり目立たない存在なのですが、ドラマではすごい存在感!

今回は一見おとなしく引き下がったように見えましたが、怪しいですね。
今後も毒蛇のようにしつこく鹿島田家につきまといそうです。

そして次に未芙由の継母・はるか。
彼女も原作では影が薄く、名前すら出てきません。

ドラマで何ともいやらしい継母を演じているのは、先日の「ハロー張りネズミ」第6話で一途な女性を演じ、存在感を見せつけた玄理さんです。

まさか彼女が鹿島田家に押しかけてくるとは……何を考えているのやら。
まあ、金目当てなのは明白なんですけども。

ドラマ版は、登場人物の思惑も、行動も、展開も、なにもかもハッキリしていますね。

原作はなんとなく物語が進んで、ふむふむと流されるまま読んでいると、急に衝撃的な事実が明かされ、「えっ、いつのまに!?」という感じで、気がついたら未芙由が次々と欲しいものを手にしていて勝ち組になっている……という印象なのです。
まさにウツボカズラそのものです。

今後は継母・はるかの登場で、原作とはまったく違う流れになりそうです。
未芙由がどう動くのか、楽しみです。


原作のネタバレを読む?

オトナの土ドラ ウツボカズラの夢 「ウツボカズラの夢」第7話|原作とは全く違う結末?どうなる最終回!

ほかの記事を読む?

オトナの土ドラ ウツボカズラの夢 志田未来主演「ウツボカズラの夢」原作&あらすじ&キャスト&主題歌紹介 オトナの土ドラ ウツボカズラの夢 「ウツボカズラの夢」第2話|美緒の相手は誰?