スモーク 救命消防署|全話ネタバレ・登場人物(キャスト)・予告動画

海外ドラマ「スモーク 救命消防署」あらすじ感想

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海外ドラマ「スモーク 救命消防署」(全8話)の紹介です。

炎と死と隣り合わせの火災現場で、人命救助に命を懸ける消防士たちの熱き闘いを描いたドラマが待望の日本初上陸!

シネフィルWOWOW公式サイトより

舞台は英国ロンドンの消防署。ベテラン消防士・ケヴと彼が率いる消防チーム「ホワイト・ウォッチ」の活躍を描いたイギリスドラマです。

主人公ケヴを演じるのは「GALACTICA/ギャラクティカ」のリー・アダマ役でブレイクしたジェイミー・バンバー。

「英国男優総選挙2019」で第1位を獲得したタロン・エジャトン(「キングスマン」エグジー役)が、チームの新人で、ある重大な秘密を抱えた若き消防士役で出演しています。

作品概要

  • 放送局:シネフィルWOWOW
  • 放送時間:2019年12月9日(月)~12日(木)、16日(月)~19日(木)各13時から
  • 製作国:イギリス(2014年)
  • 原題:The Smoke
  • 脚本:ルーシー・カークウッド
  • 監督:マイク・バーカーほか

あらすじ

ロンドンのマイル・エンド消防署のベテラン消防士ケヴは、チャーチル団地の火災現場で単身、取り残された赤ん坊の救助に向かうが、そこでフードを被った2人組の少年に襲われる。その直後に爆発が起き、ケヴの体は激しい炎に包まれた。9カ月後、ケヴは全身に重い火傷を負いながらも、恋人のトリッシュや親友で消防士仲間のマルに支えられ、チームの隊長として仕事に復帰する。早速、次の任務に挑むケヴと仲間たちだったが……。

シネフィルWOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※一部ネタバレを含みます

主要人物

ケヴ・アリソン(ジェイミー・バンバー)
ロンドンのマイル・エンド消防署のベテラン消防士。消防チーム「ホワイト・ウォッチ」のリーダー。チャーチル団地の火災現場で赤ん坊の救助に向かった際、2人組の少年に襲われて爆発に巻き込まれ、全身に火傷を負う。9か月後に職場復帰するが、実は自宅療養中に自殺を図るなど心に深い傷を負って苦しんでいる。

トリッシュ・トゥーリー(ジョディ・ウィテカー)
ケヴの恋人。心身共に深く傷ついたケヴを支える。ケヴと気持ちがすれ違っていた時、勢いでマルと関係を持ってしまう。10年前に娘を出産し、養子に出している。

マル・ミリガン(ラシャン・ストーン)
「ホワイト・ウォッチ」の隊員でケヴの親友。好色で女遊びが激しい。ケヴの復帰を喜ぶと同時に心配してもいたが、ケヴの恋人トリッシュと関係を持ってしまう。

マイル・エンド消防署

デニス・セヴァース(タロン・エジャトン)
「ホワイト・ウォッチ」の新人隊員。“アズボ”というあだ名で呼ばれ、チームのメンバーに馴染めず孤立している。実はチャーチル団地の火災現場でケヴを襲った2人組の少年のうちのひとり。相棒のゴグとは今も繋がりがある。

ジギー・ブラウン(ピッパ・ベネット=ワーナー)
「ホワイト・ウォッチ」唯一の女性隊員。仲間を大切に思っている。トリッシュとマルの関係にいち早く気づき、トリッシュに忠告する。ある現場で、隊員たちに隠していた秘密(既婚者で双子の母親であること)が明らかになる。

リトル・アル(ジェラルド・カーンズ)
「ホワイト・ウォッチ」の隊員。離婚した妻から息子の養育費を請求されており、金を稼ぐため危険なケージファイトに挑んでいる。チャーチル団地の一件でケヴの信頼を失ったと思い込んでいる。

ロブ(デビッド・ウォルムズリー)
「ホワイト・ウォッチ」の隊員。29歳で子供が4人いる。アルと仲が良く、いつも2人でふざけ合っている。アルが秘密にしていたケージファイトのことを職場の仲間に話してしまう。

ビリー(ドリアン・ラフ)
「ホワイト・ウォッチ」の隊員。料理担当。清掃員のニーナに20年間も恋をしている。

ニック(アミット・シャー)
ケヴの上司。チャーチル団地の火災現場でミスを犯したが認めず、復帰したケヴにカウンセリングを勧める。

ニーナ(エミリー・ウーフ)
マイル・エンド消防署で長年清掃員として働いている女性。消防士と結婚し、のちに夫と死別した。

そのほか

ジョージ(サム・ギッティンズ)
デニスの悪友。 あだ名は“ゴグ”。 チャーチル団地の火災現場でケヴを襲った少年のひとり。“ミセス”という名の犬を飼っている。

ポーリン・ピンチョン(エリザベス・ベリントン)
ケヴのカウンセラー。妊娠中。幻覚となってケヴの前に現れる。

ジュリア(シニード・マシューズ)
トリッシュの姉。マルに恋をする。

グレース(イヴ・スミス)
トリッシュが10年前に産んだ娘。脳性まひで、養母レイチェルのもとで育つ。

ティナ(ルビー・ワイルド)
アルの元妻。息子のリアムと二人暮らし。アルに養育費を請求する。

ローザ
チャーチル団地の火災でケヴが救出しようとした赤ん坊の母親。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

ロンドンのマイル・エンド消防署のベテラン消防士ケヴは、チャーチル団地の火災現場で取り残された赤ん坊の救助に向かい、フードを被った2人組の少年に襲われる。その直後に爆発が起き、ケヴは全身に重い火傷を負う。
9か月後、ケヴは恋人のトリッシュや消防士仲間で親友のマルに支えられ、チームの隊長として仕事に復帰する。ケヴが重傷を負ったチャーチル団地でボヤ騒ぎが起き、ケヴはマルの反対を押し切って現場へ向かう。
現場で炎を見た途端、フラッシュバックに襲われるケヴ。さらに団地の子供が「ゴグ」と仲間の名を呼ぶのを聞いて我を忘れてしまう。ケヴを襲った2人組の少年のうち1人が「ゴグ」と呼ばれていたからだ。
署に戻ったケヴは、上司のニックが寄越したカウンセラーのポーリンと面会する。ポーリンはケヴが自宅療養中に自殺を図ったことを知っていたが、ケヴは「あなたには理解できない」とポーリンを拒む。
ケヴは親友のマルがトリッシュからケヴの自殺未遂について相談されていたと知り、ショックを受ける。パーティー会場で総監にからみ、ズボンを脱いで火傷を負った下半身を見せつけるケヴ。
ケヴはポーリンのカウンセリングを受け、自らの苦しみについて語り始める。その頃、新人のデニスはひとりトレーニングに励んでいた。彼の尻には、火災現場でケヴを襲った少年と同じタトゥーがあった。

駅のホームで出会った若い女性が目の前で飛び込み自殺を図り、ショックを受けるケヴとマル。ケヴは火傷によってセックスができなくなり、トリッシュとの関係もギクシャクしていた。
ボクシングジムで火災が起き、ケヴは孤立した危険な状況下で新人消防士デニスと共に負傷したオーナーのジミーを救出する。チームのメンバーに馴染めず孤立していたデニスと、急速に距離を縮める。
ケヴが帰ってこないことに苛立ち、マルに八つ当たりするトリッシュ。マルもまた、自殺した女性のことが頭から離れず、トリッシュに不満をぶつける。
2人は勢いでセックスに及ぶが、トリッシュはケヴが病院に運ばれたとき「トリッシュに愛していると伝えてくれ」と書かれた血まみれのメモを握っていたことをマルに話す。
ケヴはデニスと一緒にチャーチル団地の住民を訪ねて周り、情報を得ようとするが、住民たちは何も話そうとしない。2人は森の中で野宿をして一夜を過ごす。翌朝、ケヴは「絶対にゴグと相棒を見つけるて俺が味わった恐怖を味わわせてやる」とデニスに決意を語る。
帰宅したケヴはトリッシュからプロポーズされ、2人は婚約する。バーで仲間たちから祝福される中、マルの視線に気づき戸惑うトリッシュ。ジギーは2人の秘密に気づき、さりげなくトリッシュに忠告する。
デニスはゴグと会い、ゴグの家で久々に仲間たちと再会する。

ケヴたちは高層ビルから宙吊りになった男性トムの救助に出動する。トムは恋人シンディにサプライズプロポーズを仕掛けようとして失敗したのだ。
「ホワイト・ウォッチ」の隊員たちは、それぞれ昨夜の出来事を思い出す。彼らはアルが出場するケージファイトを見に行くが、アルは報酬と引き換えに八百長試合を持ちかけられていた。養育費を稼ぐためわざと負けようとするアルだったが、ケヴの声援を聞いてじっとしていられなくなり、相手を殴り返して試合に勝ってしまう。
ケヴはマルからトリッシュと関係を持ったことを打ち明けられ、ショックを受ける。さらにデニスの友人ジョージがチャーチル団地の火災現場で自分を襲った“ゴグ”だと気づき、動揺する。
トムを救うため、アルとロブ、マルの3人がビルの屋上へ向かう。チャーチル団地の一件以来、ケヴの信頼を失ったと思っていたアル。昨夜、ケヴに「お前は窮地に陥るとパニックを起こす」と言われたアルは、冷静な対応でトムを救出する。
デニスの家を訪ねたケヴは、ジョージが“ゴグ”であることをデニスに確かめる。

住宅火災の現場に出動したケヴたちは、3階に取り残されたクリスティーンの救助に向かうが、彼女は体重が210キロもある肥満体でベッドから立ち上がれない状態だった。クリスティーンの母ドリーは先に救助されるが、溺愛する娘を心配するあまりマルの顔面をハイヒールで殴るなど手に負えない状態に。
クリスティーンはジギーの同級生で、ジギーが既婚者で子持ちであることをほかの隊員たちの前で話してしまう。クリスティーンはクレーンでベッドごと吊り上げられ無事に救出されるが、ジギーは子供のことでアルやロブにからかわれるようになる。
ケヴはジギーを気遣い、夜通し彼女の憂さ晴らしに付き合うが、夫のジェイミーは子供たちの発表会に来なかったジギーを責める。
ケヴとトリッシュ、マルの関係は険悪なものになっていた。ケヴから別れを告げられたトリッシュは、10年前に出産し養子に出した娘がいることをケヴに告白し、家を出て行く。
デニスは母親がゴグに殴られたことを知り、ゴグの横暴な振る舞いを止めるために自首しようとするが、母親に止められる。デニスはゴグを殴ってし返しをする。

訓練演習でパニックに陥ったデニスは、隊員たちの信用を失ってますます孤立してしまう。特にマルはデニスに対する不信感を強め、ケヴに不満を爆発させる。ケヴは自分が異動した後のことを心配し、みんなと飲みに行くようデニスに助言する。
その日の午後、救急の通報を受けて出動するケヴと隊員たち。マルはデニスと組んで廃墟で行方不明になった児童の捜索に当たるが、建物内でガス爆発が起きる。なんとか地下水道に逃げ込んだものの、出口がわからず閉じ込められてしまう2人。
デニスは水中に潜って出口を見つけ、服が引っかかって溺れそうになったマルを助けて脱出する。デニスがマルを救ったことを知った隊員たちは、デニスを褒め称え仲間として受け入れる。孤立したマルはニックに異動を申し出る。
仕事が決まったトリッシュは、10年前に養子に出した脳性まひの娘グレースに会いに行き、母親であることを告げる。ゴグの報復を恐れたデニスはケヴに助けを求め、ケヴの家に身を隠す。

チャーチル団地の火災からちょうど1年が経った日、ケヴが救えなかった赤ん坊の母親ローザが消防署を訪ねてくる。彼女の言葉から、デニスが火事の時に団地にいたことを知り、ショックを受けるケヴ。
デニスは刑務所を出所したばかりの父親と再会し、スペインに行かないかと誘われる。ケヴに嘘をついていたことを打ち明け、泣きながら謝罪するデニス。1年前、ローザの家に火をつけたのはデニスの友人ゴグだった。デニスはゴグと共にローザの家を訪ねたが、家には入らなかったと言う。
デニスが1年前の火災現場にいた少年のうちのひとりだと知ったケヴは、激しい怒りに駆られてデニスを階段から突き落とそうとするが、マルやジギーに説得されて思いとどまる。
マルは異動が決まり、ビリーのために一肌脱ぐ。ビリーは清掃員のニーナに20年間も片想いをしていたが、マルに煽られてデートに誘う。アルはティナとよりを戻すため配管工に転職するか迷い、ロブは持病が悪化していることに悩んでいた。

ブラックウォール・トンネルで大規模な交通事故が発生。マイル・エンド署の消防隊は現場に急行し、ケヴたちは負傷者の救助任務に当たる。トンネルの中では、トリッシュとグレース、グレースの母親レイチェルが乗った車も取り残されていた。ケヴは3人に車の中から出ないよう忠告する。
しかし、横転したタンカーから漏れたオイルに引火して大爆発が起きると、トンネル内は瞬く間に火の海となる。煙が充満する中、パニックを起こしたレイチェルはグレースと共に車の外に出てしまう。トリッシュはレイチェルを見つけ出すが、グレースが行方不明に。
その知らせを聞いたデニスは、トリッシュたちを救い出すためひとり火の海に飛び込む。ケヴも続くが、トリッシュを見つけ出すことができないままトンネル内で意識を失い、病院に運ばれる。

ブラックウォール・トンネルの大規模火災から一晩が経ち、トリッシュは別の病院に運ばれ生きていることが判明する。九死に一生を得てマイル・エンド署に戻ってきた隊員たちは、さまざまな思いを抱えながらもお互いの無事を喜び、パーティーの準備をする。
ケヴはキャンピングカーを買ってトリッシュの病院を訪れ、いつかグレースと3人で出かけたいと言う。ケヴはトリッシュの愛を疑っていたことを謝り、2人は関係を取り戻す。
チャーチル団地のローザは火事で亡くなった赤ん坊のための慰霊植樹祭を行うが、ゴグに嫌がらせを受ける。植樹祭に参加した住民たちに、「なぜ知っていることを話さないの」と詰め寄るローザ。住民たちを追い返しひとりになったローザは、ゴグの部屋に火をつける。
ゴグの部屋が燃えていることに気づいたケヴは、扉を蹴破ってゴグの妹エミリーを救出する。炎が燃えさかる部屋の中で、ゴグに手を伸ばすケヴ。ケヴの中にさまざまな思いがよぎり、ケヴはゴグを置き去りにして見殺しにしてしまう。そしてローザとデニスの罪をなかったことにしようとする。デニスはそんなケヴを非難する。
ケヴは消防車を運転してサウスエンド・オン・シーへ向かう。そこはトリッシュと一緒に住む家を探そうとしていた場所だった。トリッシュを呼び、2人は海の中で抱き合う。

感想(ネタバレ有)

いろんな意味で衝撃的なドラマだった……。
まさか消防士の主人公にこんな結末を選ばせるとは。

ピークは第7話で、最終話の盛り上がりはイマイチ。
よくわからないラストシーンにモヤモヤしてしまいました。

カメラワーク的にわかりづらいシーンも多くて、第1話のチャーチル団地の火災現場のシーンも、何が起こっているのかまったくわからなかった(お尻のタトゥーが見えたことだけわかった)。

あと、主人公のケヴは第6話で初めてデニスの秘密に気づくんだけど、わたしはてっきり第3話の時点で気づいているとばかり思ってました。

デニスが嘘をついてることも、母親が息子をかばっていることも、わかったうえで受け入れたのかと。それにしてはすんなり受け入れたな~ケヴ懐大きいな~なんて思ってたんですよね。

ほかの隊員たちにもそれぞれ抱えている事情があるんですけど、描き方が浅くてあまり心を揺さぶられることなく終わってしまいました。

タロン・エジャトンに興味のない人にとっては、あまり面白みが感じられないドラマかもしれない。

カウンセラーのポーリンは途中から幻覚になったのか、それとも最初から実在しない人だったのか、どっちなんだろ……。

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