「昭和元禄落語心中」第6回|助六が見た芝浜の夢

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どうも、夏蜜柑です。
NHK金曜夜10時「昭和元禄落語心中」第6回。

助六とみよ吉が逝ってしまいました。

助六が最後に聞かせてくれた「芝浜」が泣けて、「あああ~~もうっ」ってなりました。
落語はこんなに器用なのに、なぜ生き方はこうも不器用なのか。

八雲(菊比古)による回想は今回で幕引き。
次回から八雲と与太郎と小夏の話に戻ります。

以下、ネタバレを含みます。

第6回「心中」のあらすじ

  • 助六(山崎育三郎)と再会した菊比古(岡田将生)は、東京に戻って再び落語をやれと説得するが、助六は聞く耳を持たない。助六を立ち直らせようと、菊比古は借金を肩代わりし、部屋を掃除して助六のために新しい着物をあつらえる。
  • 菊比古と助六は、温泉旅館で落語会を行う。直前まで逃げ腰だった助六だが、娘の小夏(庄野凜)にせがまれて久々に高座に上がる。助六は珍しく人情噺の「芝浜」をかけ、拍手喝采を浴びる。再び落語をやる楽しさを思い出した助六。
  • 菊比古が来ていることを知ったみよ吉(大政絢)は、菊比古への想いをぶつけ「いっそ2人で死んじゃおうか」と言う。2人の話を聞いた助六は「落語はやめて真面目に働く」とみよ吉に約束し、もう一度やり直そうと懇願する。
  • その時、みよ吉が腰掛けていた窓の手すりが壊れ、助けようとした助六と共に2人は窓下へ投げ出されてしまう。必死に助六の襟を掴んだ菊比古だったが、助六は菊比古の手をふりほどき、2人は抱き合ったまま谷底へ落下する。
  • 助六とみよ吉が亡くなり、菊比古はひとりになった小夏を引き取ることに。小夏を連れて東京に戻った菊比古は、八代目八雲を襲名。落語と共に心中する決意をする。

第6回の感想

菊比古と助六、みよ吉の3人が登場する話は今回が最後。

一瞬の幸せ、一瞬の希望。
菊比古と助六の夢ははかなく砕け散りました。

助六の最後の落語「芝浜」は、涙なしには聞けません。

連弾のざらし

小夏にせがまれてしょうがなく「野ざらし」を始めるものの、なんともぎこちない菊比古の「野ざらし」。

そこへ助六が現れて助け船を出し、2人で一緒にやる。
掛け合いのような落語が本当に楽しそうでした。

夏蜜柑

岡田さんと山崎さんはこれを「連弾のざらし」と命名したそうな。

菊比古にとっては助六が、助六にとっては菊比古が、必要不可欠な存在であることがよくわかる場面。2人は、よくも悪くも互いに依存し合っている関係なのかもしれません。

菊比古のおかげで、自堕落な生活から抜け出した助六。

小夏とみよ吉は「あんたさえ来なかったら」と恨み言を口にしたけど、まさかあんな悲劇に見舞われるとは、誰も思いませんよね……。

助六が見た芝浜の夢

7年間、落語から遠ざかっていた助六。

助六に落語をやらせなかったのはみよ吉でした。
みよ吉は、自分と菊比古を引き裂いた落語が、怨めしくてしょうがなかったんでしょうね。

菊比古との二人会で、「芝浜」を選んだ助六。
ドラマでは割愛されていましたが、いい話なんですよねー「芝浜」。

酒好きでなまけ者の男が、芝浜で大金の入った財布を拾う。
男は「これからは遊んで暮らせる」と大酒を飲んで寝る。

女房は男が寝ている間にこっそり財布を役所に届け、男には「夢でも見たんでしょう」とウソをつく。

男は改心して酒を断ち、懸命に働いて店を持つまでになる。
3年目の大晦日、女房は男に真実を告げる……というお話。

夏蜜柑

最後の「また夢になるといけねぇ」が泣かせます。

これが現実になりえると思っていた助六が、どうにも哀れで。

みよ吉は、この話に出てくる女房にはなりえないのに。
これは助六の夢で、みよ吉の夢ではないのに。

今回の助六は、今まででいちばんバカで、お人好しで、一途で、どうしようもなく愛おしかったです。

 

「昭和元禄落語心中」は、U-NEXTで視聴可能です

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