「テセウスの船」第1話|原作よりも無口で怖い佐野文吾

ドラマ「テセウスの船」キャストあらすじ原作ネタバレ

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どうも、夏蜜柑です。
TBS日曜9時「テセウスの船」第1話のあらすじと感想です。

あぁ~面白かった~。
ひさびさの日曜劇場、よかったです。

ほぼ原作と同じ流れで、ドラマらしい盛り上がりもあって、懐かしい平成元年ネタも楽しませてもらいました。

見ているだけで寒そうな雪山ロケ。
スニーカーで走り回っていた竹内涼真さんは大変だったでしょうね~。

第1話のあらすじ

田村心(竹内涼真)の父・佐野文吾(鈴木亮平)は、心が生まれる前の1989年に殺人犯として逮捕された。母・和子(榮倉奈々)は世間の視線を気にして人前で笑うことも泣くことも許さず、心たち家族は息を潜めるようにして生きてきた。

心の妻・由紀(上野樹里)は冤罪の可能性があると見て、31年前に佐野が起こしたとされる音臼小無差別殺人事件について調べていた。だが心は由紀と生まれてくる子供の幸せだけを願い、佐野の存在を否定する。

お腹の痛みを訴えた由紀は病院に運ばれ出産に臨む。子供は無事に生まれるが、由紀は「お父さんに会いにいこう。真実から逃げないで」と言い残して亡くなってしまう。

葬儀の場で由紀の両親から責められ、子供は引き取ると言われてしまう心。心は娘・未来のために佐野に会いに行く決意をし、事件が起きた宮城県旧音臼村にある音臼小学校跡地を訪れる。

慰霊碑の前で霧に包まれ、平成元年1月7日にタイムスリップする心。偶然、神社で気を失っていた小学生の姉・鈴(白鳥玉季)を助け、駐在所の警察官だった父・佐野文吾(鈴木亮平)と出会う。

佐野から逃げるように病院を出た心は、病院を営む三島家の末娘・千夏(湯本柚子)と遭遇。千夏は由紀がノートにまとめていた1989年に亡くなった村人のひとりで、この日除草剤を誤飲して亡くなる運命だった。

心は千夏を助けたい一心で倉庫から除草剤のパラコートを盗むが、その現場を新聞配達員の長谷川翼(竜星涼)に見られてしまう。さらに、心はパラコートを捨てた森の中で佐野が千夏の手を引いて歩いているところを目撃する。

その後、千夏は倉庫の中で意識不明の状態で発見され、死亡する。心は佐野を疑うが、佐野もまた心がパラコートを盗んだ犯人と見て警戒していた。

翌日の平成元年1月8日、心は佐野がいる駐在所を訪ねる。佐野が心を尋問しているのを見て、妻の和子は激怒。鈴の命の恩人である心をもてなし、しばらくうちに泊まるといいと提案する。

かつて見たことがない母・和子の屈託のない笑顔や、明るい笑い声に包まれた家庭を目にして、気持ちが和む心。だが駐在所の机の引き出しに隠されていたパラコートの容器を発見し、絶望的な気持ちになる。

平成元年1月9日。心は次の事件を止めるべく、木村メッキ工場を訪れる。由紀が残したノートによれば、午前7時頃に音臼岳の荒川橋付近で雪崩が起こり、工場長の木村敏行(不破万作)が巻き込まれて死亡することになっていた。

心が引き留めたことによって、木村は間一髪で助かる。その現場をまのあたりにした佐野と、木村の娘で小学校教師の木村さつき(麻生祐未)は驚きを隠せない。

その夜、仙南署の刑事・金丸茂雄(ユースケ・サンタマリア)が佐野家を訪ねてくる。心は署に連行され、千夏殺害の容疑で取り調べを受けることに。

証拠不十分で釈放されるも、指紋がついたパラコートの容器が見つかれば終わりだと金丸に脅され、容器を回収しようと森の中を探す心。だが容器は見つからず、吹雪の中、鈴が行方不明になった千夏の姉・明音を探していた。

心は明音を探して森の奥へ入り、崖下の岩の上にいる千夏と佐野を発見する。佐野は森の中で迷子になっていた明音を見つけ、連れて帰ろうとしたが、熊に襲われて転落したという。

佐野に明音を託された心は、明音をおぶっていったん村へ戻り、再び佐野を助けに崖に戻る。寒さで意識がもうろうとしている佐野に「俺はあなたに生きててほしいんだ!」と叫ぶ心。

心は佐野が殺人犯ではないことを確信し、必死に佐野を引き上げる。生還した2人は温泉へ。佐野は心の荷物の中にあった免許証を見たことを告げ、心を問いただす。

心が未来から来たことを打ち明けると、佐野はそれを受け入れ、心が捨てたパラコートの容器を回収していたことを明かす。

佐野は湯に浸かりながら口笛で「上を向いて歩こう」を奏でる。そのメロディを聞いた心は、子供の頃から耳に残っていた曲の正体を知ることに。そして佐野が自分の父親でよかったと思う。

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ドラマ「テセウスの船」キャストあらすじ原作ネタバレ「テセウスの船」登場人物(キャスト)・あらすじ・原作

第1話の感想

原作よりも無口で怖い佐野文吾

日曜劇場なのでどうなるかと心配でしたが、今のところいい感じ。
原作では北海道だった音臼村、ドラマでは宮城になっていました。

終盤の崖のシーンはドラマオリジナルで、原作にはありません。序盤で佐野を「怪しい」と見せておいて最後に逆転させる狙いと、心が佐野を信じるきっかけをわかりやすい見せ場にしたかったのでしょう。

原作の佐野はもっとおしゃべりで、三枚目路線のユニークな男。
一方で、警察官として優秀な一面も見せています。

森の中、佐野が千夏を連れて歩いていたのは、千夏が泥棒(パラコートを盗んだ心)を追って出ていくのを見かけて、連れ戻しにいったんですね。ドラマでは説明がなかったですけども。

そのときに千夏から泥棒の風体を聞いていました。なので、佐野はずっと心を怪しんでいて、家に泊めることにも強く反対していました(和子に押し切られましたが)。

けれども心の免許証を見てしまったことで、心の言動が徐々に腑に落ちていくようになるのです。未来を知っていて、村の人たちを助けようとしているのだと。

温泉場で心が未来から来たことを告白するまでに、和子にも免許証のことを相談しているし、心自身にもパラコートを盗んだ理由を聞いています。

ドラマでは佐野を怪しく見せるために、口数を減らしたのでしょうね。

原作はショッキングな描写も多いし、終始重くて暗い雰囲気が漂っているので、そのまま地上波でドラマ化できるとは思っていませんが、号泣シーンの安売りだけはしないでほしいなぁ~。

原作がよくできているだけに、その点だけが心配。

犯人の声はワープロで代用

もうひとつ、映像化するときに「どうするのかな?」と思っていたことがありまして。何かというと、犯人の「声」です。

原作では、犯人がカセットテープに声を吹き込むシーンがたびたび出てくるんですよね。漫画や小説でよくある手法ですが、映像だと声で犯人の正体がバレてしまいます。

ドラマでは、これをワープロに変えていました。
しかも佐野が駐在所で使っているのもワープロ。

いいですね~。平成元年のアイテムを使うことで目を引きますし、あの独特の緑色の画面がちょっと不気味でもある。

今回登場した画面は以下のとおり。

???

超能力?笑える。
誰だろうと邪魔はさせない。
計画は完璧だ

次のモルモットを決めた。
いよいよ『本番』に向けてカウントダウンだ。
ワクワクする

ちなみにわたしが愛用していたワープロはSHARPの「書院」でした。
昭和の頃から使っていて、パソコンを買うまで3台くらい買い換えたなぁ~。

怪しい住人たち

次回からは怪しい村人たちが続々登場します。
もうすでに怪しい人物がいますけどもね…。

ユースケ・サンタマリアさん演じる金丸刑事。
竜星涼さん演じる新聞配達員・長谷川翼。
芦名星さん演じる翼の婚約者・佐々木紀子。

そして恐ろしい事件がつぎつぎと起こります。
ドラマでもそのままやるんだろうか……いや、たぶん無理。

今後の展開をどんなふうに見せてくれるのか、楽しみです。