「埋もれる殺意~18年後の慟哭~」感想|キャシーを休職に追い込んだ犯人

「埋もれる殺意~18年後の慟哭~」

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どうも、夏蜜柑です。
海外ドラマ「埋もれる殺意~18年後の慟哭~」(全6話)の感想です。

このシリーズ初めて見ましたが面白かったです。
今からさかのぼって、第1シリーズ、第2シリーズも見てみようと思います。

主人公キャシーがとてもいい。

被害者や遺族に対する思いやりがきめ細やかで、温かみが感じられました。
彼女が被害者遺族に信頼される理由がよくわかる。

サニー警部補とのやりとりにも、ほんわかとさせられました。

※以下、ネタバレを含みます

最終話のあらすじ

  • ティム・フィンチの自宅の地下室から若い女性のものと見られるネックレス、シュシュ、下着が押収された。キャシーはヘイリーの家族をロンドンに呼び寄せそれらを見せるが、ヘイリーのものではないと言う。DNA鑑定の結果、1997年に殺害された14歳の少女・アリソンのものだと判明する。
  • 貸し別荘の近くの森で、フィンチが18年前に乗っていた車の一部が発見される。また、診療所からフィンチの日記が見つかり、アリソン失踪時にフィンチがアリソンの住んでいた村にいたことがわかる。
  • フィンチは2人の少女の殺害を認め、詳細を語り始める。さらにほかの少女の殺害と遺体を遺棄した場所についても語り始める。フィンチは絵に描いたようなサイコパスで、自らの犯行について何の罪悪感も抱いていなかった。
  • フィンチは平然と殺害の様子を語り、6年前に殺した少女ナターシャの遺棄現場にキャシーたちを連れて行く。キャシーは精神的苦痛に耐えられなくなり、現場から逃げるように立ち去る。父・マーティンはキャシーを心配し、しばらく仕事を休むことを勧める。
  • 3か月後。キャシーは休職中で、サニーはフィンチの取り調べを続けていた。フィンチはさらに別の被害者の供述を始める。ピートの葬儀が行われ、ジェームズやクリスたち家族が参列する。クリスは妻・ジャミラが妊娠したことを告げる。
  • キャシーはサニーと再会し、2人でヘイリーが埋葬された墓地へ向かう。ヘイリーの家族に迎えられ、ヘイリーの墓に花を供えるキャシー。

感想

犯人はサイコパス

犯人は医師のティム・フィンチでした。

序盤でフィンチが患者の家族から訴えられる場面があり、そこで家族が「この男には裏の顔がある」と叫ぶシーンがありましたが、それが真実を示す最大の伏線でした。

まぁ、フィンチはずっと無表情で何を考えているのかわからない男だったから、そのままといえばそのままですね。

車中生活をしていたクリスにとっては「良き友」だったようですが、もちろんそれも全部〝演技〟。フィンチはクリスのことを「大切な友達」だなんてこれっぽっちも思っていません。

彼はほかにもたくさんの少女をレイプ・殺害して遺棄しているようで、最終話ではさらに別の少女の供述を始めていました。

ヘイリーの遺体を高速道路の真ん中に埋めたのは、「バレないか試したかった」というふざけた理由。取り調べをしていたキャシーが気分悪くなるのもわかります。

キャシーとの対比

フィンチには1ミリも同情できませんでしたね。
自分の人格や性癖について理路整然と語るところにゾッとします。

フィンチという人物は、キャシーの対極に位置する存在です。

口達者で、表向きは魅力的。
プライドが高く、自己中心的。
平然と嘘をつき、罪悪感が皆無。
良心が欠如し、他人に冷淡で共感しない。

これらはサイコパスの特徴でもあります。

キャシーは共感能力が高く、常に被害者に寄り添う情に厚い人物。
被害者や遺族に同調しすぎて精神的に不安定になる場面が幾度もありました。

キャシーにはフィンチを理解することはできなかったでしょう。
彼の存在を認めることすら難しかったかもしれません。

キャシーの休職

フィンチが起訴された後、キャシーは休職することを決めました。

精神的に不安定だったこともありますし、彼女自身、30年間働きづめだったことに対して「もう十分かも」と弱音を吐いています。

キャシーがうっかり捜査資料をカフェに置き忘れ、情報が拡散されてピートが一般人に殺害されるという最悪の結果を招いてしまったことが何よりも痛かったですね……。

責任感が強い人だから、相当こたえたと思う。

プライベートでは同居中の父親に認知症の兆候が見え始めるも、父親はそれを認めようとせず再婚して引っ越すと言い出す。愛する息子は連絡もくれない。

淋しさを募らせていたところにこの事件で、完全に参ってしまったのでしょう。

心配ではありますが、本国では第4シリーズの放送が決定しています。
元気になって、復帰してほしいです。

それぞれの結末

クリスとジャミラ

1999年に児童ポルノのサイトを利用した罪で逮捕され、人生が一変したクリス。
しかし無実でした。カードの情報が盗まれていたのです。

のちに無実が証明され、逮捕歴は抹消されていたのですが、妻と娘を取り戻すことはできなかったようです。

ジャミラは自ら警察に赴いて、クリスが無実であることを確認しました。
一見弱そうに見えるけど、しっかりした女性ですね。

その後、2人は結婚。
クリスはピートの葬儀でジャミラの妊娠をジェームズに報告しています。

ジェームズとエリオット

ジェームズもエリオットも、ヘイリーの事件には一切関わっていませんでした。
あの日、エリオットが車ではねたのは動物だったのでしょうね。

エリオットはピートの葬儀に参列していましたが、相変わらず危うげ。
ジェームズはエリオットを信じると決め、しばらく放っておくことを決めました。

ピート

ヘイリーの事件には関わっていませんでした。

キャシーが捜査資料をカフェに置き忘れてしまったことで、ネットに情報が拡散。
犯人扱いされて、過激派の男に刺し殺されてしまいました。

過去に詐欺罪で逮捕されるなど問題の多い人でしたが、気の毒な最期でした。

フィンチの家族

フィンチの元妻・デランは、フィンチの本性を知っていました。
ずっとフィンチからモラハラと虐待を受けていて、精神を患うまでに。

フィンチは2人の娘たちの前では「良き夫」「良き父親」を完璧に演じていたので、娘たちはまったく気づいていなかった。再婚相手で現在の妻のキャロルも同じ。

フィンチが起訴された後、3人は町を出たと思われます。

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