「ユニバーサル広告社」第5話|“つまらない”が面白い

「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」

「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」

どうも、夏蜜柑です。
「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」第5話。

今回もほっこりさせていただきました^^
動いているのかいないのかわからないくらい、ゆっくりとした歩み方。
でも確実に、少しずつ、前に進んでる。
今は何もかも速すぎる世の中だから、そういう物語に出会えてホッとします。

以下、ネタバレ含みますのでご注意を。

第5話のあらすじ

杉山(沢村一樹)は、さくら(和久井映見)の提案で、各店舗のアピールポイントを載せた商店街マップを作ることに。そんな中、商店街のラーメン屋の三浦(高杉亘)が広告依頼に来る。三浦が作るラーメンは“普通”すぎてインパクトゼロ。普段は定時で帰る事務兼経理・猪熊(片瀬那奈)が珍しく熱意を見せ、残業続きで三浦と新しいラーメン作りに挑むが…。番組公式サイトより)

ネタバレ

ラーメン店のリニューアル企画は、銀行からの融資が下りず頓挫する。ガッカリする猪熊。

さくらは新メニューを考案しようとはりきるが、父・宏(でんでん)は「エビピラフとナポリタンだけでいい」とまったく乗り気じゃない。その理由は、さくらの母が好きなメニューだったからだと打ち明ける。

三浦が広告を依頼したのは、店を流行らせて千絵(田中美奈子)にプロポーズするためだった。「俺なんか、なんの取り柄もない」と呟く三浦の言葉を聞いて、杉山はそれこそがこの商店街の売りだと気づく。

杉山は、商店街の人々の普段と変わらぬ姿を写真に撮り、その写真を載せた商店街マップを企画する。コンセプトは、「つまらない店。」。平凡でつまらないことは、正直なことでもあると杉山は言う。

商店街の人々の賛同を得て、商店街マップは完成する。SNSなどで噂を聞きつけた人々がさくら通り商店街を訪れるようになり、街には小さな変化が萌し始める。

三浦は千絵にプロポーズすることを決意するが、千絵には既に結婚を決めた恋人がいることがわかる。

第5話ゲスト

三浦大作……高杉亘
千絵……田中美奈子

第5話の感想

三浦さんの不器用なキャラがよかったですねー。
村崎の「高倉健か!」ってツッコミに笑ってしまった^^
ラストはちょっと可哀想だったけど。
いつか、いい人ができて、店も繁盛するといいね。

このドラマは、定石どおりの広告をやろうとすると、決まってうまくいかないんだよね。たいていのドラマなら「やったー!」ってなるところが、ならない。そこがいい。

最初は、さびれたシャッター商店街を杉山たちがどう変えていくのかな……って思ってたけど、変えないんだね、そもそも。

なんの取り柄もない。つまらない。普通で平凡。
そんな形容詞があてはまる商店街を、そのまま認めてしまう。
短所は長所の裏返し。今で言うなら自虐?
外から来た杉山だから、そのことに気づけたんだろうね。

第2話で、杉山が言ってたことの意味が、ここで腑に落ちた。
小さな輝きを、大きな輝きに導くのが広告。
誰も注目しなかったところに、別の角度から光をあてる。

魔法じゃないから、奇跡的なことも起こらない。
商店街マップを作っても、街は普段通りだし、人も今まで通り。
でも、それもなんだか嬉しい。

今までのものを全部捨てて、必死に頑張って努力を重ねて新しく手に入れたものは、評価されるのが当たり前だと思う部分がどこかにある。
だから評価されなかった時は、死ぬほど辛い。

でも、本当は、人は「何もない自分」を評価されるのが、いちばん嬉しいんじゃないのかな。

杉山たちがやろうとしていることは、ほとんど慈善事業だ。
博王堂に勤めてバリバリやっていた頃の杉山だったら、きっと「こんな仕事」ってバカにしてたと思う。だってお金にならないから^^;

だけど「こういう広告社があってもいいじゃん」って思うし、あってほしいなと思う。
ナポリタンとエビピラフだけの喫茶店や、店主がほとんど店にいないカフェや、客に笑顔を見せない和菓子屋も、あっていいと思う。

気負わずに、自分たちのペースで、少しずつ商店街を輝かせていってほしい。
次回も楽しみです。


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