ダブル・ファンタジー最終回|自由であるということ

連続ドラマW「ダブル・ファンタジー」

どうも、夏蜜柑です。
WOWOWの連続ドラマ「ダブル・ファンタジー」最終回。

感想を書くのがすごく難しくて困ってしまうのだけど、よかったです。物語として面白かったし、ラスト10分は素晴らしすぎた。何度も録画を見返してしまうほど。思わず息を止めてしまうラストシーンでした。

※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください

最終回「煉獄の花火」のあらすじ

  • 奈津(水川あさみ)は、離婚に反対する母・紀代子(多岐川裕美)を無視して離婚の手続きを進める。夫・省吾(眞島秀和)は泣いて奈津にすがるが、奈津の決意は変わらなかった。
  • 岩井(田中圭)が家族旅行で不在の間、奈津は大林(栁俊太郎)に誘われるまま体を重ねる。大林との関係を知ったた岩井は嫉妬に狂い、奈津を独占しようと必死になる。
  • 奈津を求めるあまり自棄になる岩井。奈津は岩井を遠ざけ、志澤(村上弘明)にも別れを告げる。紀代子に対しても「もう子供じゃない」と言い切る。
  • 奈津は新しい浴衣を着て大林と花火を見に行く。夜空に打ち上がる花火を見ながら、さまざまな思いが去来し涙を流す奈津。大林とはぐれた奈津は、土手の下に転がった下駄を拾い、力強く土手をのぼる。

最終回の感想

決して終わりではない、と思わせる終わり方でよかった。
奈津はこれからも煉獄をさまよい続けるのかもしれないし、別の生き方を見つけるかもしれない。

彼岸のように遠く美しい光景を見つめ動けずにいた奈津が、一歩一歩踏みしめるように土手をのぼり、力強いまなざしで此岸を見据えるラストシーンには、息をのむと共に心を揺さぶられました。

「どこまでも自由であるということは、こんなにも寂しいことだったのか」

自由を求めると同時に、他者との深い繋がりを求めてしまうことは、決して矛盾することではないのだな、と。奈津のセリフを聞いて、なぜか少しほっとした。

母親から解放されることを願うのと同時に、母親から愛されることを願ったり。
他人と交わることを疎むのと同時に、他人と深くわかり合うことを求めたり。

だけど心が自由を望んでいる以上、どんなに人と交わっても、寂しさは消えないような気がする。

省吾も、志澤も、岩井も、もしかしたら大林も、奈津の自由を求める心を繋ぎ止めることはできなかった。奈津はこれからも、どうにもならない哀しさを抱えて生きていくのかもしれない……。

原作には続きがあるようなので、機会があれば読んでみたいです。
そしてできることなら、そちらもドラマ化してほしいです。

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キャスト

高遠奈津……水川あさみ
高遠省吾……眞島秀和
岩井良介……田中圭
大林一也……栁 俊太郎
志澤一狼太……村上弘明
森山紀代子……多岐川裕美
岡島杏子……篠原ゆき子


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