海外ドラマ「グッド・ドクター」シーズン3最終話(第20話)のあらすじと感想です。
泣いた……。
こんな「愛してる」は辛すぎる。
ショーンは愛を手に入れたけど、それ以外のみんなは心や体に傷を負って、この先どうなるのかわからない……。
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最終話「愛してる」のあらすじ
意識を失ったメレンデスは救急車で運ばれる。脳に異常は見られなかったが腹部に内出血があり、開腹オペの結果、広範囲の動脈損傷が見つかり手遅れの状態だとわかる。
リムとアレックスはケイシーを救うことができないと知り、オペを中断。アレックスはケイシーに付き添い、リムは病院へ戻る。ケイシーは母親が薬に頼っていたことを知りながら見て見ぬふりをし、過剰摂取で死なせてしまったことを悔いていた。
ショーンは水没する地下空間からヴェラを運び出すため、彼女の足に刺さっている鉄筋を切ろうとするが間に合わず、足を切断することを決める。ヴェラは、自分が死んだらリアとの恋を諦めて前に進むことを条件に、切断を承諾する。
アンドリュースはタマラのオペをしていたモーガンを病室に戻し、代わりにオペを引き受ける。オーガンの傷ついた手を診たアンドリュースは、誤解していたことを謝り、外科医に復帰するのは無理かもしれないと告げる。
ケイシーは意識が朦朧とする中、アレックスを父親と間違えて母親を見殺しにしたことを謝る。アレックスは父親になりすまし、「おまえは何一つ悪くない」と告げてケイシーを看取る。アレックスは妻ミアに連絡し、家族のもとへ戻ろうと思っていることを伝える。
リムはメレンデスを助けるための方法を探るが、どうすることもできないと知る。クレアとメレンデスは互いに「愛してる」と気持ちを伝え合い、メレンデスはクレアに看取られて亡くなる。
ショーンはヴェラの足の切断に成功し、彼女とともに救出される。リアはショーンにキスをし、「心から愛してる」と伝える。ヴェラは死ななかったから約束は無効だと言い、リアのキスに応えるショーン。
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グッド・ドクター【シーズン3】全話ネタバレ感想・登場人物(キャスト)
最終話の感想
さよなら、メレンデス
救急車で病院に運ばれたメレンデスは、腹部の内出血が見つかります。開腹オペの結果、広範囲の動脈損傷で腸管の血流不全に陥っており、手遅れだと判明。
リムとクレアの説明を聞いてもよくわからなくて、「は?」という感じ。メレンデスが死ぬなんて信じられず、茫然としてしまいました。本人は意識もはっきりしていて元気そうで、そんな重傷には見えなかったのに…。
「大学に入るまでは敬虔な信徒だった。今、死の淵にいるせいかもしれないが、蘇ってくるんだ。あの頃の気持ちが。古い友達と再会したみたいに」
死を受け入れ、静かにその時を待つメレンデス。クレアの告白を一度は拒みましたが、最後は受け入れて、自分も愛を伝えました。
たった数時間の両想い。悲しすぎる。メレンデスは、最後の時間を愛する人と過ごせて幸せだったのかな…穏やかな最期だったと思いたい。
実は、シーズン3で彼が降板することは知っていました。でもまさかこんな終わり方だとは思わなかった。シーズン1からずっと「そこにいて当たり前」の存在だった名医メレンデス。ショックです。
前に進まないショーンがリアの愛を手に入れた
水没する地下空間からヴェラを救うため、彼女の足を切断するショーン。自分だけなら出られると言いつつ、そうするつもりはないようです。
「私に約束して。もし私が死んだら、前に進むって。あなたには愛がふさわしい。愛を見つけなきゃ。私を救うために、あなたは命を賭けてる。だから私もあなたの提案に命を賭けるわ」
ヴェラは、リアのことは諦めて新しい愛を見つけてほしい、と思っているのです。仕方なく約束するショーンでしたが、幸いヴェラは死なず、ショーンのおかげで(片足は失ったものの)無事救出されました。
外に出ると、リアが待っていてショーンにキスします。これはどういうキス?とと問うショーンに、「自分の気持ちに気付かなかった私は大バカだった。でも心から愛してる」というキスだと答えるリア。
もう絶対だめだと思ってたけど、本当に一発逆転してしまいましたねー。今回悲しくない「愛してる」が聞けたのは、この場面だけでした。
父親か医者か?アレックスの迷い
アレックスはカウンターの下敷きになって救出不可能な状態のケイシーに最後まで付き添いました。
ケイシーは母親が(薬の過剰摂取で)死んだのは自分のせいだと思っていて、そのことを父親に謝りたいと思っていたのですが、父親は間に合わず…。
意識が朦朧となり、アレックスを父親と間違えて告白するケイシー。アレックスは父親の代わりに答えます。
「誰にもどうにもできないときもあるんだよ。それに私たちは大人だ。責任を負うのはおまえじゃない。大人なんだケイシー。おまえは何一つ悪くないんだよ」
アレックスには、ケイシーがケランに見えていたんだと思う。この言葉も、「愛してる」という言葉も、息子に伝えるための父親としての言葉だった。
ケイシーの死で、ケランを失う痛みを経験してしまったアレックスは、妻ミアに「俺はやっぱり君たちのそばにいたい。戻ろうと思ってる」と伝えました。
家族と離れることになったのは、医者になる夢をかなえるためだったはず。ということは、医者になるのは諦めるってこと…?
シーズン4でアレックスが病院を去る可能性も出てきて、気が気じゃないです。アメリカドラマでは珍しい落ち着いたキャラで、好きだったのに。
モーガンの両手は傷が開き…
モーガンは手術をしたばかりの両手でオペに臨み、傷が開いて血だらけの状態に。アンドリュースが途中でオペを代わってくれましたが、外科医復帰は無理かもしれないと告げられてしまいます。
「君が今日、患者のためにしたことは称賛に値する。患者を救うことが最優先だと君は示したんだ。だがあいにく、外科医としてはもうだめかもしれない」
やめて~~。お願いだからいなくならないで~(>_<。)
モーガンまでいなくなったらショックが大きすぎるわ。なんとか回復して復帰してくれることを祈ります。
シーズン4の放送はいつになるんだろう。本国アメリカでは毎年9月~3月に放送されているのだけど、今年はコロナ禍で撮影が遅れているから、放送も延期になっているはず(※追記:2020年11月2日に放送開始)。
ちょっと間があくかもしれないけど、次シーズンも楽しみに待っています。
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