「グッド・ドクター」シーズン3第3話のあらすじと感想です。
執刀医として初の手術に臨むことになったクレア。
いつも冷静なクレアがめずらしく緊張で余裕がなくなってます。
空気が読めないショーンは恋の相談を持ちかけてくるし、リム先生は相変わらず厳しい言葉をぶつけてくるし(でも優しい)。
見終わった後は、喜びと悲しみがマーブル模様のように混ざり合い…辛いですね…。
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第3話「母と娘」のあらすじ
クレアは14歳のミシェルの胆嚢摘出オペで執刀医デビューをすることになり、緊張で余裕がなくなる。ミシェルは母親パトリシアが預かった3人の里子の世話で精神的に追い詰められ、自傷行為を行っていた。
パトリシアは娘の話を聞こうとせず、心配したクレアは無断でミシェルのために精神科医を呼び、パトリシアを怒らせてしまう。リムはクレアを執刀医から外し、メレンデスに担当させる。
娘を苦しめるパトリシアに怒りを感じると同時に、オペがなくなったことに安堵している自分に失望するクレア。ブリーズは「あんたは私のお手本。私に力をくれる」とクレアを励ます。
ミシェルは親身になってくれたクレアが外されたと聞き、手術しないと騒ぎ出す。メレンデスは母親の説得に成功し、クレアが執刀することに。
ミシェルの手術に臨んだクレアは小さなミスを犯すが、冷静に対処する。手術は成功し、繰り返し練習していたセリフをパトリシアに告げるクレア。
アレックスとモーガンは、巨大なマカジキの吻が足に刺さった患者オマリーを担当。術後の経過が思わしくなく、クレアの助言で左足に血管肉腫があることが判明。切断を余儀なくされるが、オマリーは命を救ってくれたマカジキに感謝する。
帰宅しようとしたクレアの携帯に、ブリーズが事故を起こしたという連絡が入る。ブリーズは飲酒運転で交通事故を起こし、死亡していた。
彼女はクレアの手術の成功を祝うため、デザートを買いに行く途中だった。車の中には、クレアが隠しておいたシャンパンの瓶が転がっていた。
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グッド・ドクター【シーズン3】全話ネタバレ感想・登場人物(キャスト)
第3話の感想
14歳のミシェルに自分を重ねるクレア
クレアが執刀医を担当することになったのは、14歳の少女ミシェル。
手術自体は単純なのですが、親子関係がちょっと厄介でした。
ミシェルには3人の幼い妹弟がいるのですが、いずれも母パトリシアが預かった里子。しかもパトリシアはミシェルに子供たちの世話をさせているのです。
毎日子供たちの世話に追われ、精神的に追い詰められていたミシェルは、自分の太ももの内側を傷つけるという自傷行為を行っていました。
ミシェルにかつての自分を重ね、なんとか母親に彼女の苦しみをわかってもらおうとするクレア。ところが母親は逆に「自分勝手なことばかり言わないで、もっと責任を持て」とミシェルを叱ります。
いちばん身近な母親に気持ちを受け止めてもらえないことは、子供にとって本当に辛いことだと思う。こうなると、何も話せなくなってしまうんだよね。
「手術は成功しました」
ミシェルを放っておけず、精神科医を呼んでカウンセリングを受けさせたクレアでしたが、それを知ったパトリシアは「勝手なことをして!」とブチギレ。医事委員会に通報するとまで言い出します。
リム先生は仕方なくクレアを担当から外し、執刀医デビューは見送られることに。パトリシアへの怒りと、自分自身に対する失望とで、ストレスを抱えてしまうクレア。
クレアの母親ブリーズは、彼女を励まし勇気づけます。いつもブリーズを叱ったり励ましたりしていたクレアが、やっと彼女に励ましてもらえた…。一瞬だけど、本来の親子関係に戻れたシーン。グッとくるなぁ。
その後、メレンデスがパトリシアを説得し、クレアは当初の予定どおりミシェルの手術を行うことに。少しのミスはあったものの、無事に手術を終えて喜ぶクレア。
パトリシアに告げた「手術は成功しました。回復が望めますよ」というセリフは、彼女が密かに何度も何度も練習していたセリフでした。
フランクリンは命の恩人
アレックスとモーガンは、完全にコメディ担当になっちゃってますね。
今回は、太ももに巨大マカジキの吻が刺さった男性オマリーを担当。怪我をしているというのに40年も待ち望んだ大物だからと魚の頭を切らせず、魚に〝フランクリン〟いう名前までつけて一緒にMRIへ。
いやもう、ふざけすぎでしょ! 面白すぎるでしょ!
「フランクリンと一緒じゃ撮れません」と大真面目な顔で答えるモーガンに笑ったわ!
最終的に、彼は血管肉腫が見つかって左足を切断することになるんだけど、なぜか悲壮感はゼロ。「フランクリン。おまえは素晴らしい魚だ。命の恩人だよ」って、感謝しちゃう。
隠しておいたシャンパン
今回もいい話だった……と油断していたら、最後にとんでもない結末が。
帰宅しようとしたクレアのもとに、ブリーズが交通事故に遭ったという報せが入ります。クレアが事故現場に足を運ぶと、運転席で息絶えているブリーズが。
その足元には、クレアが数日前にキッチンの戸棚の奥に隠したシャンパンの瓶が転がっていました。
ああああーーーーっ(>_<。)
クレア、ちゃんとわかってたのに。ブリーズが飲むこと、ちゃんとわかってて、キッチンに置いてあるお酒は全部、捨てていたのに。
でも、自分のために1本だけ、残しておいたんだよね。きっと手術が成功したら、お祝いに飲もうと思っていたんだと思う。だから母親に見つからないように、戸棚の奥に隠しておいた…。
だめだ。これはだめだ。きっとクレアは自分のせいにしてしまう。
これは……辛すぎる。
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