どうも、夏蜜柑です。
連続ドラマW「バイバイ、ブラックバード」第4話。
4人目は、なんでも数字に置き換えるリケジョの那美子(臼田あさ美)。耳鼻科医(斎藤洋介)の「こまりました」に笑った。カバン屋のお姉さん、最高です。
どんな無意味な数字にも意味を持たせる彼女の人生は、数字でできているのかもね。最後は少し切ないサヨナラでした。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
第4話のあらすじ
- 星野(高良健吾)と繭美(城田優)は、4人目の那美子(臼田あさ美)の家を訪ねる。那美子は、星野が耳鼻科で点滴を受けているときに出会った税理士事務所に勤める“リケジョ”。
- 計算が好きで真面目な那美子は、どんな数字にも意味を持たせてしまう。彼女が不吉だと言って嫌う数字は「105」。昔付き合っていた男が“トウゴ”だったからだ。
- 星野は別れを告げるが、那美子は「乳がんの疑いがある」と告白する。別れた後も那美子が心配でならない星野は、繭美と共に密かに病院を訪れる。
- 検査結果を待つ那美子の横顔に、笑みが浮かんでいるのを見て不思議がる星野と繭美。那美子が手にしている受付票には「115」の番号が。星野は、それが自分の名前“カズヒコ”ではないかと気づく。
第4話の感想
冒頭、斎藤洋介さん演じる耳鼻科医の「こまりました」が意味不明で。
そのあと、彼が言っているのは「かしこまりました」だと明かされ、なるほどーと。
今まで、「かしこまりました」という言葉の中に「こまりました」が入っているなんて、気づきもしなかったよ。
なんかナゾナゾみたいだけど、今回はそういうお話。
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那美子は数字が大好きで、どんな無意味な数字にも意味を持たせてしまう。
たとえば「1818」は、逆さ読みして「バイバイ」(星野は「イヤイヤ」)。
「014」は「おいしい」。「2525」は「富豪富豪」。
そんな那美子が不吉だと言っていちばん嫌う数字が「105」(トウゴ=別れた彼氏の名前)。
その嫌いっぷりは徹底しています。
乳がん検診のために訪れた病院で渡された受診票が「105」だったために、受診せずに帰ってきてしまうほど。
那美子に乳がんの疑いがあるとわかり、心配でならない星野。
精密検査の結果が出る日、星野は繭美と一緒にこっそり病院を訪れます。
そして、どういうわけか笑っている那美子を見つけるんですね。
那美子の受診票の番号は「115」。
最近別れた彼氏(星野)の名前は「カズヒコ」。
ドラマは、そこで終わっていました。
那美子の精密検査の結果がどうだったのかは、わかりません。
もしかしたら、辛い状況が待ち受けていたかも知れない。
そうだとしても、そんな状況すらも前向きに飲み込めるような、切なくて明るいラストシーンでした。
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前半に散りばめられた、意味がないと思われる事柄のすべてが後半の伏線になっていて、ひとつひとつが手品のような鮮やかさでみごとに回収されていきます。
とても気持ちがいいです。
そしてたぶん、まだ回収されていない大きなストーリーの伏線が、わたしの気づかないところで密かに張り巡らされている……と思われます。
楽しみだなぁ。
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