どうも、夏蜜柑です。
海外ドラマ「グッド・ドクター2 名医の条件」第11話。
始まってから終わるまで、ずっと涙が止まらず……泣きっぱなしでした。
Part1と合わせて、まるで1本の映画を見終わった後のような満足感に浸っています。
ショーンもモーガンもパク先生も、みんなよく頑張った。
リネン室で移植手術を行ったメレンデス先生も、クレアも。
手術を手伝ってくれたエスターとケランもありがとう。

グッド・ドクター【シーズン2】各話ネタバレ感想・登場人物(キャスト)・動画配信
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第11話「クリスマスの夜に Part2」のあらすじ
- 隔離閉鎖されたERは混乱に陥る。蛍光灯ノイズや叫び声に耐え切れなくなったショーンは取り乱し、床にうずくまってしまう。モーガンはショーンに集中させるため、オペの状況を詳しく伝える。
- アレックスは喘息の発作を起こした息子ケランを助けるため、無理やりERに入る。ショーンの集中を妨げている原因が蛍光灯にあると知ったアレックスは蛍光灯を破壊し、ショーンは落ち着きを取り戻す。
- メレンデスは白血病患者のクリスを救うため、本人の意向を無視して蘇生措置を行う。さらに清掃用具室でドナーの父親ボブから採取した骨髄をランドリーシュートでリネン室に送り、リネン室で移植手術を行う。手術は成功しクリスは助かるが、父親のボブは合併症を起こし亡くなってしまう。
- 妊婦のヴァイオラが産気づくが、胎児が横向きになっており自然分娩ができないことがわかる。ショーンは産婦人科のドクターによる指導のもと、初めての単独オペに挑む。一時は母子ともに危険な状態に陥るが、2人の命を救うことに成功する。
- リムはモーガンの処置によって命を取り留め、容態も安定する。アレックスはケランに「家族を遠ざけていたのは現実から逃げるためだった」と語り、自分が弱い人間であることを明かす。
- グラスマンは再検査の結果、脳髄膜炎で手術が必要だとわかる。グラスマンは「ショーンに言うつもりはない」と主張するが、リアの説得によって真実を打ち明け、ショーンも冷静に受け止める。
第11話の感想
こういうのを見せられると、やっぱりアメリカの医療ドラマにはかなわないな……と思う。
これだけの混乱の中でも医療と人間模様を巧みに絡み合わせ、主人公の初の単独オペによる新生児誕生という希望に満ちた終息へと導く手腕に脱帽です。
とにもかくにもリム先生が回復して本当によかった。
そしてどうやらメレンデス先生は、彼女に特別な感情を抱いていることに気づいた様子。
お似合いの2人ですが、恋人というより同志という印象。
どうなるんでしょうね~。
ショーンの成長
蛍光灯のノイズと周りの喧騒のせいで集中できず、固まってしまったショーン。
モーガンとパク先生の対処法があざやかでした。
特にモーガン。
口は悪いし意地悪だけど、彼女はショーンのことをよくわかってる。
グラスマン先生やリアとは違う面を持った〝ショーンの理解者〟ではないかとわたしは思っています。
蛍光灯が原因だとわかると、パク先生は即座に蛍光灯をぶち壊すという荒技を披露。さすが元警察官。
そしてショーン自身も、自ら欠点を乗り越えます。
集中するために、大声を出して周りを静かにさせたのです。
ショーンの成長を感じて、ぐっとくる場面でした。
初めての単独オペ、成功おめでとう。
グラスマン先生は脳髄膜炎だった
ERの外の待合室では、リアとグラスマン先生の攻防が。
がんが再発したと思われたグラスマン先生でしたが、脳髄膜炎だったことが判明。
しかしショーンに心配をかけまいと、秘密にしておくと言い張ります。
友達なら事実を告げるべき、と主張するリア。
ショーンはもう大人で、みんなに守ってもらわなきゃならない弱い子供ではない、とリアは言います。
グラスマン先生にとっては、ショーンはいつまでも子供で、守るべき存在なんでしょうね。マディのことがあるからよけいにそう思うのかも。
2人の議論は平行線を辿りますが、ERで初めての単独オペをやりとげ、赤ちゃんも母親も救ったショーンを見たグラスマン先生は、ショーンに事実を伝えました。
グラスマン先生も、ショーンの成長を実感したのかもしれません。
アレックスの告白
ケランはアレックスの愛情を疑い、なぜ家族を遠ざけるのかと問います。
仕事を理由になんやかやと言い訳していたアレックスでしたが、最後に心の内を明かしました。
父親からの教えで、常に感情を抑え込み「石のように」強く振る舞ってきたというアレックス。けれどそのせいで他人に壁を作るようになり、元妻ともうまくいかず、離婚することに。
離婚は彼に深い傷を残したようで、その現実から目を背けていたんですね。
ケランに本音を明かしたことで、少しは楽になれたかな。
少なくともケランは父親の気持ちを理解し、受け入れてくれたようです。よかった。
モーガンの孤独
ERの隔離閉鎖が解かれ、閉じ込められていた人たちは家族や恋人のもとへ。
忘れていたけど、今日はクリスマスだったんです。
そんな中、たったひとり疲れた顔で病院を出て行くモーガン。
搬送されるタイラーの遺体を見て涙ぐむけれど、必死に前を見て歩いて行く。
彼女には、心配して駆けつけてくれる家族や友人はいない。
数時間前、好きだと言ってくれた優しい人はもうこの世にいない。
回を増すごとにモーガンが好きになっていくんですけど、どうしたらいいですか。
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感染症で亡くなった人は3人でした。
ピートとヴァイオラとクリスの緊急オペは成功したけど、クリスに骨髄を提供したお父さんは合併症で亡くなりました。
ショーンたちは限られた設備と人員でよく頑張りましたが……次回の予告を見ると、このままでは終わらないようです。
リム先生とメレンデス先生の倫理違反、そしてショーンの業務対応が問題に。

