どうも、夏蜜柑です。
海外ドラマ「グッド・ドクター2 名医の条件」第16話。
新外科部長ハン先生の判断で、病理科へ移ったショーン。
リム先生もパク先生もクレアも、なんとかショーンを外科に戻そうとしてくれるのですが……。
ハン先生の判断が明らかにおかしければ抗議の仕様もあるんだけど、一概に間違ってるとも言えない(理屈は通ってる)から反論が難しい。
頑張れショーン。
グッド・ドクター【シーズン2】各話ネタバレ感想・登場人物(キャスト)・動画配信
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第16話「信じる心」のあらすじ
病理科に移ったショーンをラボのカーリーは温かく迎え入れ、仕事を教えていく。最新式の機器に興味を惹かれるショーンだが、治療にかかわらずに検査が続くラボのやり方になじめない。そんな中、悪性髄膜腫と診断されたセイディの検体の数値に矛盾を感じたショーンは、自分の診断が正しいか確かめるためにセイディと話したいと思うが、周りからはハンに逆らうなと止められてしまう。いらだったショーンはある行動を起こし……。(WOWOW公式サイトより)
第16話の感想
病理科ではできないこと
病理科に移されたことに納得がいかないショーン。
リアは「新しいスタートを切る日」だからと、朝からパンケーキを焼いてショーンを励まそうとするのだけど、「僕は新しいスタートを切りたくない」とパンケーキを無視。あーあ……。
病理科のカーリーは優しい人で、温かくショーンを迎え入れてくれるんですよね……その点はホッとしました。
病理科って具体的に何をするところなのか、わたしもよく知らなかったんですけど、カーリーによると「微生物を同定したり遺伝子配列を調べたり、病理診断をしてる」らしいです。
病気の原因を調べたり、病状の進行具合や治療の効果を検証したりする場所で、「治療する」役目は担いません。
ショーンには、患者を治したい、救いたいという気持ちがある。
それは、病理科ではできないことでした。
ショーンが外科にこだわる理由
病理科に向かう前、ショーンは白衣のポケットの「おもちゃのメス」を忍ばせていました。亡くなった弟がプレゼントしてくれたメスです。
ショーンの医療の出発点は、弟の死だったんですよね。
目の前で弟が死んだとき、ショーンは何もできなかった。
だから、弟が手に入れられなかった未来をほかの人たちに与えたい。
その強い思いが、彼を外科の道に進ませる原動力になっていました。
ショーンにとっては、患者ひとりひとりの命が、弟の失われた人生そのものなのかもしれません。
頑固なハン先生
リム先生はショーンを外科に戻すよう、ハン先生に直談判します。
クレアも、ショーンがこれまで貢献した奨励をまとめて、ハン先生に提出します。
が、いずれも却下されてしまいます……。
ハン先生の目には、彼らが感情的に仲間を擁護しようとしているように映っているみたいで。ショーンのためにも病院のためにも、自分の判断は間違っていないと言い張ります。
ハン先生の言い方って、すっごく理路整然としていて、反論を許さないところがあるのよね。実際、正論だし。クレアやリム先生が感情的にショーンを応援しようとしているのも、確かだと思う。
でもなぁ……なんだかすごく、息苦しい。
ショーンのような不安定な人材をシャットアウトすれば、面倒な問題が起こるのを防ぐことはできるだろうけど、その代わりに〝奇跡〟も起きない(クレアは奇跡という言葉を否定するだろうけど)。
クレアやリム先生やパク先生は、ショーンの中に自分たちにない可能性を感じ、実際にそれを目の当たりにしているから彼の必要性を訴えているんだけど、それを言葉で伝えるのはとてつもなく難しいこと。
ショーンもグラスマン先生やパク先生に背中を押されて、自らの言葉でハン先生に「外科に戻りたい」と伝えるのですが、ハン先生は許してくれませんでした。
わかってもらえる日まで
ハン先生もショーンを嫌っているわけではなく、病理医としては評価してくれてるんですよね。ただやはり自閉症に対する偏った思い込みがあるようで、外科は無理だと。
うーん。どうすればいいのかなぁ。
上司や同僚とソリが合わないことって一般の会社でもあるし、本当にどうしようもない場合はあるんだよね……。
でも、相手をよく知らないから思い込みで誤解していることも多くて、急がず焦らず、日々コツコツと自分にできることを誠意をもってやっていれば、自然と伝わって、いつの間にか評価が変わることも実際によくあることです。
かつてのメレンデス先生がそうだったように、ハン先生もきっと気づくはず。
負けるなショーン。