北斗─ある殺人者の回心─第1話|北斗の壮絶な過去

「北斗─ある殺人者の回心─」

「北斗」の記事一覧を見る

どうも、夏蜜柑です。
WOWOWの連続ドラマ「北斗─ある殺人者の回心─」が始まりました。

原作は、直木賞作家・石田衣良が“デビュー15周年の結論”と自負する渾身作です。

予想していたとおり、とても重くて苦しい内容でした。
だけど、絶対に最後まで見たいドラマです。

WOWOWらしい丁寧なつくりで、過剰な演出もありません。
静かに、ゆっくりと、物語が進んでいきます。

第1話のあらすじ

20歳の端爪北斗(中山優馬)が、国選弁護人の高井聡一(松尾スズキ)と面会する場面から始まります。

北斗は2人の人間を殺した罪で、拘留されていました。
高井は熱心に語りかけ、北斗から話を聞こうとしますが、北斗は「死刑にしてください」と一方的に伝えるだけでした。

そして、北斗の回想が始まります。

北斗は幼い頃から、人生の落伍者だった父から虐待を受けていました。
家には父が決めた厳しいルールがあり、少しでもルールを破ると“罰”を受けました。

それは母も同じで、北斗の母は父の暴力を恐れるあまり、北斗を守ろうとはしませんでした。
それどころか、北斗に向かって「お前さえ生まれてこなければ」「悪魔の子」と言い放ちます。

自殺を試みる北斗でしたが、怖くて死ぬことができません。
北斗が中学3年生になった頃には、近所に噂が出回るようになります。

父がリフォーム詐欺をしていること。
北斗が虐待を受けていること。

警察や児童相談所の職員がたびたび家を訪ねてくるようになり、追いつめられた北斗の父は徐々に精神に異常を来していきます。

ある日、北斗は錯乱した父に傷つけられ、病院に運ばれます。
警察に捕まった父は、その直後、舌を噛んで死んでしまいます。

ようやく父の暴力から解放された北斗。
ところが、今度は母が壊れていきます……。

第1話の感想

小さな子供が暴力に怯えたり、虐待を受けている場面は、ドラマといってもやはり見ていて楽ではなく、胸が苦しくなりました。

北斗の父親は、成績優秀だったのにもかかわらず大学受験に失敗し、そこから転落人生を歩んでいったようです。

プライドが高く、自分が不本意な仕事をしているみじめさもあって、北斗が裕福な家の子と友達になり夕食をご馳走になっただけで怒り狂います。

北斗には幸せになってほしいと願うけれど、現在の北斗が殺人を犯して拘留されているわけですから、その希望も叶いません。
でも、国選弁護人の高井先生が本当にいい人みたいなので、少し救われます。

主演の中山優馬さんがよかったです。
北斗の役になんの違和感もありませんでした。

このあと北斗がどう成長するのか、見守りたいと思います。

「北斗」の記事一覧を見る

ほかの記事を読む?

「北斗─ある殺人者の回心─」 北斗─ある殺人者の回心─第2話|差し伸べられた手 「北斗─ある殺人者の回心─」 北斗─ある殺人者の回心─第3話|人生最良の日々