北斗─ある殺人者の回心─第3話|人生最良の日々

「北斗─ある殺人者の回心─」

どうも、夏蜜柑です。
「北斗─ある殺人者の回心─」第3話。

毎回つらくて悲しいのですが、本当にいいドラマです。
北斗の心の揺らぎが、痛いほど伝わってくる第3話でした。

第3話のあらすじ

里親である近藤綾子(宮本信子)の無償の愛情に触れ、生まれ変わったように、生きることの喜びを感じ始めていた北斗(中山優馬)。大学受験にも合格し、順風満帆な生活を送っていた。しかしこの幸せは永くは続かなかった。いつしか北斗の人生のすべてともいえる綾子に、病魔が忍び寄っていたのだ。初めて綾子から愛を教えてもらった北斗は、綾子を失うことをただただ恐れていた。そして、過酷な運命の歯車が徐々に狂い始める。(WOWOW公式サイトより)

第3話のネタバレ

拘置所に移管された北斗(中山優馬)のもとに、明日実(伊藤沙莉)が面会にやってきます。

明日実は、北斗と同じく里親の綾子(宮本信子)に育てられた、血の繋がらない姉でした。死刑を望む北斗に、明日実は「北斗くんが死んだら、私も死ぬ」と言います。

北斗は大学に合格した日のことを思い出します。
綾子と暮らし初めてから1年半がたち、18歳になった北斗は別人のように明るく素直な青年になっていました。

北斗の大学合格と誕生日を祝うために、児童相談所の富岡(二階堂智幸)と東京で暮らす姉の明日実もかけつけ、心優しい人々に囲まれて幸せをかみしめる北斗。

あの頃が僕の人生最良の日々だった、と思い返します。

北斗は高井弁護士(松尾スズキ)との面会で、綾子の病気と「波洞水」について詳しく話してほしいと言われます。

綾子が体調不良を訴え、検査を受けると「肝臓がん」だと判明します。それもかなり進行している状態でした。
北斗は動揺しながらも、明日実と相談して綾子に真実を告げます。

ある日、綾子の高校時代の親友・大杉聡子(藤田弓子)が綾子を見舞いにやってきます。聡子は、がんに効くという「波洞水」を置いていきます。

綾子は「波洞水」をおいしいと言ってとても気に入りますが、「波洞水」は一番安いものでも1本1万円以上する高価なものでした。

綾子は、抗がん剤の副作用を抑えるために、大量の水を飲まなければなりませんでした。北斗は、綾子には金額を言わず、貯金をくずして「波洞水」を買い続けます。

綾子が貯めた500万円もの金を「波洞水」に使い果たしてしまった北斗は、大学の授業料も払えなくなってしまいます。

ある時、フリージャーナリストの本橋という男が北斗の前に現れ、北斗が詐欺に遭っていることを告げます。

「波洞水」を売っている生田波洞研究所の所長・生田友親(矢島健一)は、まったく効能のない「波洞水」でがん患者を騙して大金を儲けている詐欺師でした。

激しく取り乱す北斗ですが、綾子には真実を告げることができません。

北斗が病室を訪れると、聡子と明日実がいました。綾子は泣きながら「ごめんなさい」と言います。
週刊誌に「波洞水」の記事が載り、北斗のことも「末期ガンの母のために500万円使ったH少年」として書かれていました。

事情を知った明日実は「どうして何も相談してくれなかったの?」と北斗を問い詰め、聡子は「私があんな水持ってきたばっかりに……」と謝ります。

記事を読んだ綾子は、病状が悪化してそのまま最後の時を迎えてしまいます。

「でも、お母さんは死ぬ間際に意識を取り戻して、僕に明確に意思を示してくれたんです」

最後の時、北斗は綾子に「生田友親に復讐したいの?」と聞きます。綾子は大きく息を吸い、吐き出しました。

「わかった。僕がやる。僕が生田友親を殺す」

第3話の感想

やっと手に入れた幸せだったのに……。
あまりにも早く、終わりが来すぎてしまったんですね。

北斗に、もう少し時間をあげてほしかった。
そうしたら、お母さんとの幸せを手放す勇気が、いつか、持てたかもしれません。

高井弁護士との話の中で、北斗はこう言います。

「お母さんは本当は諦めたくなんかなかったんです。『波洞水』がたったひとつの頼みの綱だったんです。仕方ないじゃないですか」

これは、本当は「お母さんは」ではなく「僕は」ですよね……。
そのことに、北斗は気づいているのかな。

残すはあと2回です。

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