「宮沢賢治の食卓」第4話に登場した“ポラーノの広場のうた”

連続ドラマW 宮沢賢治の食卓

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ドラマ「宮沢賢治の食卓」第4話が放送されました。

第4話では、幸せいっぱいの賢治が、ヤスやトシ、嘉藤治と一緒に桜亭で楽しく過ごす場面で、詩を朗読していました。
今回は、この「ポラーノの広場のうた」という詩をご紹介します。

第4話「別れの焼きリンゴ」に登場した作品は?

ポラーノの広場のうた

鈴木亮平さん演じる賢治が、トシに初めてヤスを紹介する場面。
すっかりうちとけたトシとヤス、賢治と嘉藤治の4人は、桜亭でお弁当を食べたり音楽を奏でたり写真を撮ったりして、楽しく過ごします。
第4話の中でも幸せいっぱいの場面です。

このとき賢治が朗読していた詩が、童話「ポラーノの広場」の中に登場する「ポラーノの広場のうた」です。

「ポラーノの広場」は1927年頃の作品と言われていますが、その前にいくつか先駆けとなった作品があります。
そのうちのひとつは戯曲として、1924年8月に花巻農学校(稗貫農学校)の生徒たちによって上演されました。

ここでは、物語の最後に登場する「ポラーノの広場のうた」のみ抜粋します。

つめくさ灯ともす 夜のひろば
むかしのラルゴを うたいかわし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 年ようれぬ

まさしきねがいに いさかうとも
銀河のかなたに ともにわらい
なべてのなやみを たきぎともしつつ、
はえある世界を ともにつくらん

ドラマで朗読されたのは、「まさしきねがいに」から始まる2番の歌詞でした。
この物語の中で描かれる“ポラーノの広場”とは、賢治が夢見る理想の世界でもありました。

青空文庫↓で読めます。

参考 ポラーノの広場|宮沢賢治青空文庫

ひとこと

伝説の“ポラーノの広場”を探しもとめる主人公のキューストは、賢治の分身とも言われています。
このうたは、物語の最後に登場します。
故郷を離れ、友達のいない大都会で暮らすキューストのもとに届く、一枚の楽譜として。

桜亭で、この喜びと希望に溢れた詩を唱えた賢治は、理想の世界にたどりついたような気持ちだったのかもしれない……と思いました。

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