あのSF映画をリメイク!アメリカドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」

あのSF映画をリメイク!アメリカドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」

「シグナル/時空を超えた捜査線」

どうも、夏蜜柑です、
アメリカで放送されたドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」について紹介します。

2000年に公開された映画「オーロラの彼方へ」をTVシリーズとしてリメイク。別々の時代に生きる刑事の父娘が20年の時を超え、無線機を通じて連続殺人鬼を追うSFサスペンスです。

原題の「Frequency」は、“周波数”という意味。

ふぐ丸

主人公は無線の交信を通じて過去の父親と協力し、連続殺人鬼を追うのですが、そこには犯人探しだけでなく、時間(タイムパラドックスやバタフライ効果)との闘いも絡んできます。

夏蜜柑

時間がらみの話、大好き~。

※この記事は、2017年9月に書き起こしたものを随時更新しています

作品情報

  • 原題:Frequency
  • リメイク元:映画「オーロラの彼方へ」(原題: Frequency)
  • 全米放送:2016年10月~2017年1月(全13話/シーズン1で打ち切り)
  • 日本初放送:2017年10月~12月(WOWOW)
  • 製作総指揮:ジェレミー・カーヴァー、トビー・エメリッヒほか

あらすじ

2016年10月21日。ニューヨーク市警の刑事、レイミー・サリヴァンは、28歳の誕生日を迎える。恋人のダニエルが指輪を隠していることを知り、プロポーズを予感して喜ぶレイミー。母・ジュリーも祝福する。

だがその夜、レイミーは突然動きだした古いアマチュア無線機から、20年前の1996年10月23日に亡くなったはずの父・フランクの声を聞く。

レイミーと同じくニューヨーク市警の刑事だったフランクは、潜入捜査のため家族と疎遠になっていたが、犯罪組織に寝返った末、暗殺されたと信じられていた。

時空を超えて1996年のフランクと交信できるようになったレイミーは、潜入捜査中に殺害されたという事実を父に伝え、彼の命を救うことに成功。その瞬間、レイミーの記憶も塗り変わる。

だが、予期せぬ事態が発生。

レイミーとフランクが歴史を変えた影響で、母・ジュリーは1997年から行方不明に。その後、ジュリーは連続殺人鬼“ナイチンゲール・キラー”の犠牲者となっていたことが判明、遺体で発見される。

さらに、レイミーの恋人だったダニエルは、レイミーのことを全く覚えていなかった。ダニエルを紹介した母・ジュリーが1997年に死んだことで、ダニエルとの縁が断たれてしまったのだ。

レイミーは、母とダニエルを取り戻すことを決意。ジュリーが殺害される1997年1月までに犯行を阻止するため、1996年を生きる父・フランクと協力して未解決事件の犯人“ナイチンゲール・キラー”を追う。

登場人物(キャスト)

※ネタバレを含みます

レイミー・サリヴァン……ペイトン・リスト(声:浅野真澄)
ニューヨーク市警勤務の刑事。20年前、潜入捜査中だった警察官の父・フランクが何者かに殺される。28歳の誕生日を迎えた夜、家にあった古いアマチュア無線機を通じて、20年前のフランクと交信できるようになる。
無線でフランクに死を回避させるが、歴史を変えた影響で、母・ジュリーが1997年に連続殺人事件の犠牲者となる世界に変わってしまう。さらに、恋人ダニエルとも知らない仲となる。母と恋人を取り戻すため、フランクと共に連続殺人事件の犯人を追う。思い込みが激しく、衝動的で暴走しがちなところがある。

フランク・サリヴァン……ライリー・スミス(声:福田賢二)
ニューヨーク市警の刑事。潜入捜査中の1996年10月23日に殺害され、その後犯罪組織に寝返った悪徳警官の汚名を着せられる。死ぬ直前にレイミーと無線で繋がり、死を回避することに成功。だがそのせいで妻・ジュリーが1997年に連続殺人事件の犠牲者に。レイミーと協力して連続殺人事件の犯人を追う。
潜入捜査のため家族と疎遠になるが、娘レイミーとは庭に埋めたコーヒー缶で密かに繋がっていた。死を回避した後も妻のジュリーとはうまくいかず、相棒サッチの家のガレージを借りて住む。ジュリーの身に危険が迫っていることを知りながら、彼女に信じてもらえず苦悩する。

ジュリー・サリヴァン……デヴィン・ケリー(声:藤本喜久子)
レイミーの母で看護師。ユーモアのある優しい女性。家族よりも仕事を優先させたフランクに不信感を抱いていた。フランクの死後、女手ひとつでレイミーを育てた。仕事一辺倒のレイミーにダニエルを紹介し、2人の仲を応援する。
過去の改変によってフランクが死を免れた後、病院にいるフランクを見舞った際にナイチンゲール・キラーと遭遇。その時に目を付けられ、11週間後の1997年1月に行方不明となる。2016年に遺体が発見され、連続殺人事件の犠牲者となっていたことが判明する。

サッチ・レイナ……メキ・ファイファー(声:乃村健次)
1996年当時のフランクの相棒。連続殺人事件に執着するフランクを怪しみながらも、捜査に協力する。上司のスタン・モレノに弱みを握られており、時に暴走するフランクを止めようとする。2016年の現在ではレイミーのよき上司だが、仕事を優先させ家族を失った過去を悔いている。

ダニエル・ローレンス……ダニエル・ボンジュール(声:平川大輔)
レイミーの恋人で、南アフリカ出身の建築家。事故に遭った際、レイミーの母・ジュリーの看護を受ける。ジュリーからレイミーを紹介され、付き合うようになる。レイミーにプロポーズするため指輪を隠し持っていた。
過去の改変によってジュリーが死んだため、レイミーとは赤の他人に。変化した現在では別の女性と交際中。最初はレイミーのことを不審者扱いしていたが、徐々に惹かれるようになる。

スタン・モレノ……アンソニー・ルイヴィヴァー(声:津田健次郎)
警視正。フランクの潜入捜査時代の上官で、フランクをはめた張本人。フランクが死を回避したことから、フランクの行動に目を光らせている。

ゴード・ハース……レニー・ジェイコブソン(声:吉田ウーロン太)
レイミーの幼なじみで、向かいの家に住む隣人。いつもレイミーのことを気にかける良き理解者。母親を亡くしたレイミーを心配し、何かと気遣う。弁護士の父親とはうまくいっていない。

トーマス・ゴフ……マイケル・チャールズ・ロマン
1996年のレイプ犯。同じ町に住む大学生のマヤを誘拐し、自宅の納屋に監禁していた。フランクとレイミーの捜査によって浮上するが、自殺を図った後も未来は変わらず、ナイチンゲール・キラーではなかったことが判明する。

エヴァ・サリナス……ジェシカ・カマチョ
1996年に母親がナイチンゲール・キラーに拉致される。何度も犯人を見ていたが、母親の浮気を隠すため「見ていない」と嘘をついていた。のちに彼女の証言をもとにナイチンゲール・キラーの似顔絵が完成。2016年に彼女自身も失踪するが、自作自演だと判明する。

カイル・モスビー……ロブ・メイズ
レイミーが衝動的に一夜を共にした刑事。エヴァ・サリナスが失踪した事件を担当した。過去が改変されダニエルと出会わなかったレイミーは数々の男性とその場限りの付き合いをしていたらしく、カイルもそのひとり。レイミーとの関係を続けたいと思っており、レイミーもそれに応える。

ナイチンゲール・キラー……?
ニューヨークの連続殺人犯。看護師ばかりを狙い、死体には必ずロザリオを絡みつける。フランクが死んだ世界では20年間犯行を止めていたが、変化した現在では今なお犯行を続けており、多数の犠牲者を出している。
2016年にレイミーの母ジュリーが犠牲者のひとりとして遺体で発見される。ナイチンゲール・キラーを執拗に追うフランクとレイミーに対して、挑戦的な態度を取るようになる。

映画「オーロラの彼方へ」とは?

このドラマは、2000年に製作されたアメリカ映画「オーロラの彼方へ」を、TVシリーズとしてリメイクしたものです。

映画「オーロラの彼方へ」は、父と息子が30年の時を越え、無線交信によって連続殺人事件を追うという異色のSFファンタジー。

夏蜜柑

わたしもずっと前に見ましたが、最後までどうなるかわからないスリルがあって面白く、今でも好きな映画です。

物語は、ジョンがクローゼットの奥から、死んだ父の形見の無線機を発見するところから始まります。ジョンの父・フランクは30年前に火災事故で殉職した消防士でした。

オーロラの輝く夜、ジョンはその無線機を使って、ある男との交信に成功します。その男は、30年前に死んだ父・フランクでした。

父が事故死する前日、ジョンはフランクに別の脱出ルートを選ぶよう伝えます。翌日、無線機の前で祈るジョン。目の前で、「まだ生きてるぞ」と机の上に彫り込まれていくメッセージ……。

しかし、ジョンが未来を変えたことで、予想もしなかった大事件が発生してしまいます。

主人公のジョン・サリヴァンをジェームズ・カヴィーゼルが、ジョンの父・フランク・サリヴァンをデニス・クエイドが演じました。

この2人がとてもいい。

ふぐ丸

今回放送されるTVシリーズ版では、主人公の性別が男性から女性に、父親の職業が消防士から刑事に変更されています。

映画版の脚本・制作を手がけたトビー・エメリッヒが、TVシリーズ版の製作総指揮を担当していることにも注目ですね。

映画のネタバレ感想はこちら
映画「オーロラの彼方へ」 映画「オーロラの彼方へ」感想|忘れられないラストシーン

ドラマの気になる結末は?

残念ながら、このドラマはシーズン1の全13話で打ち切りが決定しました。

視聴率がよくなかったらしい。

ふぐ丸

夏蜜柑

うーん。個人的には「わからなくもない」という感じです。

初回はものすっっごく面白くて、膨らむ期待で胸が破けそうなくらいだったのですが、2話から失速。その後はなかなか進展せず、イライラする展開が続きます。

主人公のレイミーが「考えるより行動する」衝動型の主人公なのも魅力薄でした。短絡的な彼女はいつもお父さんに怒鳴り散らしてて、ほっこりするシーンはほとんどありません。

夏蜜柑

ただ、後半は見応えがあります!

父娘がナイチンゲール・キラーに肉薄するあたりから緊迫感も高まり、さらに大掛かりなミスリードもあって、かなりハラハラさせる面白い展開になっていました。

タイムパラドックスが好きな人には充分楽しめる内容だと思います。

けど、最後は中途半端な終わり方でしょ。

ふぐ丸

夏蜜柑

いやいや、大丈夫です!!

打ち切りが決まった後、ストーリーの結末を伝える映像(エピローグ)がウェブサイトで公開されました。
WOWOWで放送された時、最終回の最後にこのエピローグも放送されました。

このエピローグがあるとないとでは大違いなので、見る時は、必ずエピローグまで見てくださいね!

予備知識

タイムパラドックスとは?

タイムトラベルなどで過去の歴史を改変することによって生じる逆説の総称。タイムマシンを利用して過去の世界に行き、自分の父親となる人物を殺す親殺しのパラドックスなどがあり、しばしばSF小説の題材となる。(デジタル大辞泉より)

バタフライ効果とは?

初期条件の僅わずかな差が、その結果に大きな違いを生むこと。チョウがはねを動かすだけで遠くの気象が変化するという意味の気象学の用語を、カオス理論に引用した。(大辞林 第三版より)

おすすめの〈時間系〉映画

私はタイムトラベルとか相対性理論とか、昔から「時間」を扱った作品が大好物です。

と言っても、アホなので時間の原理はよくわかってないんですけどね。とにかく「時間」を扱うストーリーに、すっごくワクワクさせられるんです。

以下、私の好きな〈時間系〉映画です。

  • ある日どこかで(1980)
  • 時をかける少女(1983)
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)
  • 未来の想い出(1992)
  • イルマーレ(2000)
  • メメント(2000)
  • ドニー・ダーコ(2001)
  • バタフライ・エフェクト(2004)
  • サマータイムマシン・ブルース(2005)
  • 言えない秘密(2007)
  • きみがぼくを見つけた日(2009)
  • ミッション: 8ミニッツ(2011)
最近はあまり映画を見てないので、また面白い〈時間系〉を発掘したいと思ってます。
オススメがあれば教えてください^^


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