「透明なゆりかご」最終回|子供が母親にしてほしいこと

NHKドラマ「透明なゆりかご」あらすじ感想

どうも、夏蜜柑です。
NHK金曜10時「透明なゆりかご」最終回(第10回)。

夏蜜柑

今回も辛く悲しい話でした。
赤ちゃんは幸せだったと思う。

ふぐ丸

以下、ネタバレを含みます。

最終回「7日間の命」あらすじ

  • 陽介(葉山奨之)の紹介で由比産婦人科を訪れた妊婦・辻村灯里(鈴木杏)。診断の結果、灯里のお腹の胎児に重い病気があるとわかる。悩んだ末、灯里と夫の拓郎(金井勇太)は出産を決意する。
  • 誕生後の対応や積極的治療の準備が進められていく中、灯里は「延命治療を行うことが本当にこの子のためになるのか」という疑問を抱き、由比(瀬戸康史)に思いを打ち明ける。
  • 灯里と拓郎は、出産後に大学病院での延命治療を行わず、由比産婦人科で最後の時間を過ごすことを決断。榊(原田美枝子)や紗也子(水川あさみ)ら看護師も、赤ん坊を看取ることを受け入れる。
  • 灯里は無事に男児を出産。残された短い時間を、家族3人で楽しく過ごす。陽介は娘の美月を連れて見舞いに訪れ、わだかまりが残っていた由比に謝罪する。
  • 灯里が産んだ赤ん坊が息を引き取り、「こんなのは自己満足」だと自分を責める灯里。本当は一日でも生きたかったのではないか、と涙を流す灯里に、アオイ(清原果耶)は「子供が望んでいることは、母親に抱き締められること」だと言う。
  • アオイの卒業後の進路を決める時期が近づく。アオイはこのまま由比産婦人科で働かせて欲しいと由比に頼み込み、由比はアオイを受け入れる。翌年の春、アオイは看護師として正式に由比産婦人科に雇われることに。

最終回の感想

どうして、産まれたばかりの赤ちゃんが死ななきゃいけないの?
……という気持ちでいっぱいになる。

わずか1時間たらずのドラマを見ただけでもそんな気持ちになるのだから、十月十日を共に過ごし、大変な思いをして出産したお母さんの気持ちは計り知れない。

だけど、出産直後に妻を亡くした陽介の目には、家族3人で楽しい時間を過ごしている灯里たちが幸せそうに見えていて。

そしてたぶん、灯里たちの目には、1歳になる美月が、そしてこれからも年を重ねていく美月と一緒に過ごせる陽介が、幸せそうに見えているんだと思う。

産まれてきた子は、本当に幸せだっただろうか。
本当は、一日でも長く生きたいと思っていたんじゃないだろうか。

母親として、自分は子供のために最善を尽くせたのか。

そんな思いに囚われ苦しむ灯里に、アオイは言います。

「私は嬉しかったです。母にギュッとしてもらえたとき、すごく。子供がお母さんにしてもらいたいことなんて、それくらいなんじゃないでしょうか」

子供の頃、母親に抱き締めてもらえなかったことを思い出す灯里。
灯里が物心ついた頃には、母親は病気で無菌室に入っていたからです。

アオイの言葉でそのことに気づき、号泣する灯里。

「お母さん。智哉をお願い。私の代わりに、いっぱい、いっぱい抱き締めてあげて」

毎回、残酷な現実を容赦なく突きつけられるのに、悲しさと温かさが混在する希有なドラマでした。

またいつか、アオイに会えたらうれしい。

 

NHKドラマ「透明なゆりかご」はU-NEXTで視聴できます

※本ページの情報は2018年10月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください

ほかの記事を読む?

NHKドラマ「透明なゆりかご」あらすじ感想 NHKドラマ「透明なゆりかご」原作・あらすじ・登場人物・ロケ地 NHKドラマ「透明なゆりかご」あらすじ感想 「透明なゆりかご」第7回|母親の愛情は絶対じゃない