フォロー・ザ・マネー 詐欺対策班|各話ネタバレ・登場人物(キャスト)・予告動画

「フォロー・ザ・マネー 詐欺対策班」 登場人物(キャスト)・あらすじ・予告動画

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北欧ドラマ「フォロー・ザ・マネー 詐欺対策班」 (全10話)についてまとめました。

知的かつスリリングなデンマーク発の秀作サスペンスドラマ。高い評価を受け、すでにシーズン3まで製作されています。IMDbの評価は7.6。

第93回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『アナザーラウンド』で脚本を担当したトビアス・リンホルムや、デンマークを代表するドラマ「コペンハーゲン/首相の決断」の名スタッフ陣が結集。

事件に挑む刑事マッツ役を、映画『偽りなき者』『アナザーラウンド』のT・B・ラーセンが演じます。

※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2021年9月19日(日)・20日(月)13:00~
  • 製作国:デンマーク(2016年)
  • 原題:Bedrag
  • 原案:イェベ・ゲアヴィー・グラム/トビアス・リンホルム
  • 企画・脚本:イェベ・ゲアヴィー・グラム
  • 製作総指揮:ピヴ・ベルントゥ

あらすじ

デンマークにある世界的な再生可能エネルギー企業“エナグリーン”。その風力発電所の近くの海岸で、発電所の作業員の遺体が見つかる。捜査を担当することになった刑事マッツは家族を愛する優しい男だが、事件の真相究明を目指して捜査にのめり込んでいく。その一方、“エナグリーン”では法務部長が社内に潜むインサイダー取引の首謀者を捜すよう、部下の女性クラウディアに命じるが、彼女は出世を狙って意外な行動に打って出る。
同じころ、自動車修理店で働くニッキーとビムズが車を盗んでひと稼ぎしようと目を付けた高級車は“エナグリーン”の社員のものだった。その車を狙ったことで、彼らは思いもよらぬ事態にはまり込むことに……。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

詐欺対策班

マッツ(トマス・ボー・ラーセン)
デンマーク警察の刑事。エナグリーン社の風力発電所付近の海岸で作業員の遺体が発見され、捜査に乗り出す。安全性に問題があるとしてエナグリーン社を調べようとするが、そのせいで作業員たちが解雇され自殺者も出てしまう。一旦は捜査を打ち切るものの、詐欺対策班のアルフから「力を貸してほしい」と言われ、再び立ち向かう。

アルフ(トマス・ファン)
詐欺対策班の刑事。エナグリーン社の不正を暴くため、法務部長のモーンスに証拠を集めさせようとしていたが、クラウディアの裏切りにより失敗。マッツに協力を求める。

ナナ・リース(Stine Stengade)
アルフの上司。当初は他部署のマッツが捜査に加わることを快く思っていなかったが、後に正式に迎え入れる。

ヘンリエッテ(Signe Skov)
検察官。金融犯罪の専門家。エナグリーン社の不正取引を担当する。

エナグリーン社

アレグザンダー・ソーダーグレン(ニコライ・リー・コス)
再生可能エネルギー企業エナグリーン社のCEO。クラウディアの密告を受けて警察と繋がっているモーンスを解雇し、後任としてクラウディアを法務部長に任命する。起業当初からの社員であるピーターのインサイダー取引を容認していたが、警察の捜査が及ぶことを懸念して多額の退職金を払い、解雇を言い渡す。

クラウディア(ナタリー・マドゥエニョ)
エナグリーン社の法務部に勤務する野心的な弁護士。上司であるモーンスから社内に潜むインサイダー取引の首謀者を捜すよう命じられるが、モーンスがアレグザンダーを解任させようとしていることを密告し、法務部長の座を手に入れる。

モーンス
法務部長。クラウディアの上司。幹部に不正行為の疑いがあるという警察からの通告を受け、密かに部下のクラウディアに命じて不正取引の証拠を集めさせる。だがクラウディアに裏切られ、アレグザンダーから解雇を言い渡される。

ピーター・スナゴー
エナグリーン社の資産運用部に勤務する社員で、業界トップのトレーダー。尊大で自己中心的。マンチェスター社にいる友人クリューガーと共謀し、フロントランニングで大金を儲けている。アレグザンダーの弱みを握っているが、証拠のデータが入ったタブレットと200万ユーロを積んだBMWをニッキーとビムズに盗まれてしまう。

ウルリク・スコウ
エナグリーン社のCFO。ドーベルマンを飼っていることから、ピーターたちに“ドーベルマン”と呼ばれている。捜査の中で、エナグリーン入社の経緯に疑惑が生じる。

そのほか

ニッキー(エスベン・スメド)
自動車修理店で働く整備士。妻子と暮らす家を購入するため、エナグリーン社の社員から高級車を盗んでひと稼ぎしようと企む。だが盗んだBMWのトランクには200万ユーロの大金が積み込まれており…。

ビムズ(ルーカス・ハンセン)
ニッキーと同じ修理店で働く整備士。ニッキーと共謀してBMWを盗み出し、セルビア人に売り飛ばす。

ヤン(ヘンリク・ノエル・オルセン)
ニッキーとビムズが働く自動車修理店の経営者。ニッキーの妻リーナの父親。

セバスチャン・クリューガー
イースト・マンチェスター社の経営者。ピーターの友人。エナグリーン社との不正取引に関わっている。

クリスティーナ
マッツの妻。多発性硬化症で発作を繰り返している。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

風力発電所付近の海岸で作業員の遺体が発見される。首に絞められたような痕があり、刑事のマッツが捜査に乗り出すことに。風力発電所はエナグリーン社のものだったが、被害者のミハイルは下請けの修理業者に雇われたウクライナ人だった。
ミハイルの父アンドレイは当初「あれは事故だ」と繰り返していたが、マッツが問い詰めると、強風に怯える息子を説得して作業に向かわせたことを明かし、「文句を言えば会社をクビになる」と怯えながら話す。
エナグリーン社はこれまでにも事故を起こしており、マッツは安全性に問題があると見て捜査を続けようとするが、上司のプレベンは詐欺対策班が水面下で動いていることを理由に捜査を打ち切るよう命じる。
マッツは命令を無視して作業員たちに協力を仰ぎ、その結果エナグリーンは下請けとの契約を解除。作業員たちは仕事を失い、アンドレイは自室で首を吊って命を絶ってしまう。
一方、エナグリーン社の法務部に勤務する弁護士クラウディアは、上司のモーンスに手柄を横取りされて不満を抱えていた。ある日、モーンスからイースト・マンチェスター社を調べてほしいと頼まれたクラウディアは、資産運用部のピーター・スナゴーがマンチェスター社のクリューガーと共謀し、フロントランニングで大金を得ていることを突き止める。
するとモーンスは幹部に不正行為の疑いがあり、社長のアレグザンダーがインサイダー取引を容認していることを明かす。モーンスに不正取引のデータを入手するよう命じられたクラウディアだったが、彼を裏切ってアレグザンダーに密告。モーンスは解雇され、クラウディアが法務部長に就任する。
修理店で働く整備士のニッキーとビムズは、エナグリーン社のピーター・スナゴーから車の修理を頼まれる。だが修理した車を届けるとピーターはすでに新車を手に入れており、ニッキーに悪態をつく。新居を購入する金が欲しいニッキーは、ビムズとともにピーターの新車を盗む計画を立てる。
捜査を打ち切ったマッツのもとに、詐欺対策班のアルフが訪ねてくる。アルフはエナグリーン社の不正を暴くため、力を貸して欲しいと言う。

法務部長の座に就いたクラウディアは、いずれ警察の捜査が及ぶことを懸念し、不正取引の首謀者であるピーターと共犯者のマーク・ニュエアを解雇するようCEOのアレグザンダーに進言する。
だが解雇通告を受けた2人はあるネタを使ってアレグザンダーを脅し、大金を要求。アレグザンダーは国を出ることを条件に400万ユーロ支払うことを約束する。
マッツと詐欺対策班のアルフは、会社を追われた元法務部長モーンスからマンチェスター社が不正取引に関与しているという情報を得る。マッツは上司の許可を取らずにマンチェスター社のクリューガーを盗聴し、彼がエナグリーン社の社員と繋がっていることを知る。
ニッキーとビムズはピーターの家からBMWを盗み出すことに成功するが、車のトランクに200万ユーロの大金が積まれていることを知って驚く。2人はセルビア人に車を売り、200万ユーロを山分けする。
盗聴を続けていたマッツとアルフは、金とタブレットを積んだピーターの車が盗まれたこと、彼らが国外へ逃亡しようとしていることを知る。

クラウディアはインサイダー取引の事実を警察に通報し、深部に迫られないよう予防線を張る。それにより検察官のヘンリエッタが捜査に加わるが、膨大な証拠資料の検証に追われることに。
ニッキーがピーターのタブレットを使用したことで、詐欺対策班はヤンの自動車修理店を突き止める。ヤンは義理の息子ニッキーをかばって嘘をつき、マッツを追い返す。ニッキーは警察が調べていることを知り、盗んだ金を使わずおとなしくするようビムズに忠告する。
アレグザンダーはアブダビで開催された世界未来エネルギーサミットに出席し、再生可能エネルギーへの巨額投資を予定しているアラブの財界有力者サイフ・ワセムに目を付ける。
アレグザンダーはクラウディアと分子科学者のハンネを呼び寄せ、ハンネに開発中の超伝導体を売り込むプレゼンをさせようとするが、ハンネは研究が頓挫していることを告白。虚偽のプレゼンはできないと帰国してしまう。
アレグザンダーはすぐに後任を見つけ、プレゼンは成功。ワセムから40億ユーロの投資を引き出す。その夜、クラウディアはアレグザンダーにキスして部屋に誘うが、「関係を壊したくない」と拒まれる。
マッツはドーベルマンを連れたウルリクを見かけ、盗聴で聞きとれなかった会話の一部が「ドーベルマン」で、ウルリクのことだと気づく。

マッツとアルフはエナグリーンのCFOウルリクを事情聴取。入社経緯に疑念を抱いた2人は、彼の過去を調べ始める。ウルリクはエナグリーンに入社する前、風力発電に特化したスワン社でCFOを務めていたが、彼の進言でスワン社は破産を宣言、ダンストロムに買収されていた。その2か月後に政府が洋上風力発電所に補助金を出し、発電所の価値は10倍になっていた。
アルフの知り合いの経済記者ミアの情報によると、エネルギー省の事務次官はかつてダンストロムにいたという。さらにアレグザンダーが事務次官と知り合いだったことも判明。アレグザンダーは彼から「風力への補助金が上がる」という情報を仕入れ、それを受けてエナグリーンのCEOに就任し、ウルリクを雇ったのではないかと推測する。
その頃、アレグザンダーはIPO戦略の一環として、赤字経営の子会社であるトゥランダー工業の売却を決定。クラウディアが調整役を任されるが、経営者との話し合いの途中でアレグザンダーは売却を撤回、閉鎖することを決める。
ニッキーはビムズの借金返済に同行し、セルビア人たちに大金を得たことを知られてしまう。ニッキーを問い詰め事情を聞き出した義父ヤンは、セルビア人たちと話をつけるため彼らのもとへ向かう。
マッツは妻クリスティーナが主治医と不倫していることを知り、激しく動揺する。