映画「オーロラの彼方へ」感想|忘れられないラストシーン

映画「オーロラの彼方へ」

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どうも、夏蜜柑です。
2000年の映画「オーロラの彼方へ」を10数年ぶりに見ました。

ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」のリメイク元になった映画です。見るのは3度目だけど、かなり久しぶり。今見ても面白くて、やっぱり大好きです。

がっつりネタバレを含みますのでご注意ください。

作品情報

  • 製作国:アメリカ合衆国
  • 上映時間:117分
  • 公開日:2000年4月28日(アメリカ)、2000年12月9日(日本)
  • 原題:Frequency
  • 監督:グレゴリー・ホブリット
  • 脚本:トビー・エメリッヒ
  • 製作総指揮:ジャニス・ロバート・チャスキンほか
  • 音楽:マイケル・ケイメン

あらすじ

  • 1969年10月10日。ニューヨークで異常気象によるオーロラが観測される。フランク・サリバンは消防士として多忙な日々を送りながらも、看護師で妻のジュリア、“チビ隊長”こと息子のジョンと幸せな日々を送っていた。
  • 1999年10月10日。30年前と同じくニューヨークでオーロラが観測された夜。36歳になったジョンは警察官になっていたが、恋人のサムとはうまくいかず落ち込む。そこへ親友のゴードが息子を連れて現れ、クローゼットの中からフランクの遺品であるアマチュア無線機を発見する。
  • 2人が帰った後、壊れていたはずの無線機が繋がり、ジョンは無線の相手が1969年の父・フランクだと気づく。ジョンは、フランクが翌日の火災事故で殉職することを必死に伝えるが、無線は途切れてしまう。
  • 翌日、フランクは倉庫火災の現場に駆り出される。ジョンの言葉を信じ、直感とは別の脱出ルートを選んだフランクは、無事帰還する。同時にジョンには新しい記憶が生まれ、事故を回避したフランクがその後も生き延び、10年前に肺がんで病死した記憶が刻み込まれる。
  • その夜、再び繋がった無線で奇跡を喜び合う2人だったが、翌日、予期せぬ事態が発生。ジョンの母・ジュリアが連続殺人事件の犠牲者となり、1969年に死亡していたことが判明する。2人が歴史を変えたことでタイムパラドックスが発生し、ジュリアの人生を大きく変えてしまったのだった。
  • ジョンは犠牲者たちの情報をフランクに伝え、犯人の行動を先回りして事件を防ごうとするが、フランクの親友で刑事のサッチはフランクを連続殺人犯の容疑者として疑い始める。フランクによって犯人の指紋を手に入れたジョンは、元ニューヨーク市警の刑事シェパードが犯人だと気づく。
  • フランクはシェパードに殺されかけるが、難を逃れる。だが死んだと思われたシェパードは生きており、1999年のジョンはシェパードに襲われる。同時に、1969年のフランクもシェパードの襲撃に遭う。ジュリアが殺されかけるが抵抗、フランクはシェパードの右手を銃で撃ち抜き、シェパードは逃走する。
  • ジョンを襲ったシェパードの右手が瞬く間に失われ、部屋の中の様子が一変する。そして何者かが放った銃弾を受け、シェパードは息絶える。銃を撃ったのは、年老いたフランクだった。

感想

あぁ~面白かった!

シグナル/時空を超えた捜査線でのモヤモヤが吹っ飛ぶわー。

何がいいって、時代設定ですよね。
主人公ジョンの生きる時代が1999年(現在)、父親フランクの生きる時代が1969年(過去)。

フランクはサングラスに革ジャンでバイクにまたがり、ロックと野球が大好きで、家族と消防士の仕事をこよなく愛し、真っ赤なマスタングを買うのが夢。

アメリカ映画に出てくる典型的なお父さんって感じです^^;

1969年にはもちろん携帯もインターネットもなくて、だからこそフランクがアマチュア無線機を日常的に楽しむという設定が生きてくる。

この1969年の、ちょっと脳天気とも思える明るさに救われるんですよね~。

ジョンが生きている1999年にしても、ようやく携帯電話のインターネット接続サービスが始まった頃。まだまだアナログ感の残るのんびりした時代でした。

ドラマ版だと、親子も夫婦も、いつもガミガミ怒鳴り合ってばかりでウンザリでしたが、映画版の夫婦はラブラブで親子も仲良し。ほんわかします。

ドラマ版では排除されていたけど、80年ぶりにニューヨークの上空に現れたオーロラが時空を繋ぐ、という設定もロマンチック。

いつオーロラが消える(無線が途切れる)かわからないスリルもあって、無茶苦茶ではあるけど、無線が繋がる理由としては面白かったです。

散りばめられた伏線が、ひとつひとつ回収されていくのも爽快でした。「Wシリーズ」「チビ隊長」「Yahoo!」「医療事故」「ライフル銃」など、エモい仕掛けがたくさんあって、こういうのが好きな人間にはたまらんです。

家族写真に写っている人物が消えるところは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にそっくり。オマージュかもしれないですね。

けっこう早い段階で犯人が明らかになります。
が、その後も先が読めない展開になっていて面白いです。

ジョンは1969年のフランクに被害者の情報を伝え、フランクが現場に先回りして事件を阻止、犯人を見つけようとするのですが、フランクがちょっと頼りないんですよねー。そこがいい。

自信なさげな父親=フランクを、息子のジョンが励まし、事件現場へ向かわせる。
刑事のフリをしてもフランクは素人なので、ハラハラする場面の連続です。

この父と息子の逆転バランスが、この映画の面白さのひとつでもあると思うのですが、ドラマ版では2人とも刑事という設定に改変されていて、この面白さが消えてましたね。

あと、父と娘コンビより、父と息子コンビのほうが、わたしは好みだなー。

ラスト、ジョンとフランクが再会するシーンは感動ものです。
最初に見た時は、驚きもあってなおさらでした。このシーンだけは、何年経っても忘れられないですね。

ただし、エンディングはちょっとしつこく盛り上げすぎ(-_-;)
もう少しサラッと終わってくれた方が、感動の余韻に浸れるのになぁ。

 

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登場人物(キャスト)

ジョン・サリヴァン……ジェームズ・カヴィーゼル
ニューヨーク市警殺人課の刑事。子供の頃は野球選手を夢見ていたが、高校生の時に肩をこわして断念。2番目の夢だった警察官になる。子供の頃、父親のフランクから“チビ隊長”というあだ名で呼ばれ愛されていた。
1969年のフランクと無線で繋がり、フランクの死を阻止することに成功。だが代わりに母・ジュリアが連続殺人事件の犠牲者となり、恋人サムとも他人の関係となる。連続殺人犯を捕まえるため、フランクに犠牲者たちの情報を伝え事件を阻止しようとする。

フランク・サリヴァン……デニス・クエイド
ジョンの父。消防士。メッツの大ファンで、毎晩“ぼくを野球につれてって”を歌う。本来は1969年10月12日に倉庫火災で殉職する運命だったが、ジョンの忠告によって回避する。その後、1989年に肺がんで死ぬ運命に変わる。
妻・ジュリアを救うため、未来のジョンと共に連続殺人犯を追うが、犯人の罠にはまり親友のサッチから犯人の疑いをかけられる。ジョンの忠告に従ってタバコを止めたため、最終的には肺がんも回避する。

ジュリア・サリヴァン……エリザベス・ミッチェル
ジョンの母。看護師。夫と息子を心から愛している。フランクが死を免れた後、ジュリアが勤務する病院を訪ねたことでタイムパラドックスが生じ、1969年10月22日に連続殺人犯に殺害される。

ジャック・シェパード……ショーン・ドイル
1969年ではニューヨーク市警の刑事で、サッチの同僚。本来は1969年に医療事故で死ぬはずだったが、フランクが死を免れたことで変化が生じ、ジュリアが未然に医療事故を防いだため生き延びることに。その後、10人の女性を殺害しており、ジュリアもその中のひとり。母親も殺している。1999年時点では警官を辞めている。
フランクを罠にはめて犯人に仕立て上げようとするが、失敗。犯行を隠蔽するため、1969年ではフランクを、1999年ではジョンを狙う。

サッチ・デレオン……アンドレ・ブラウアー
ニューヨーク市警の刑事。フランクの親友。1999年ではジョンの上司。連続殺人事件の被害者の部屋からフランクの指紋と免許証が見つかったことから、フランクを疑う。

ゴード・ハーシュ……ノア・エメリッヒ
ジョンの幼なじみ。1999年のジョンの家を息子と一緒に訪ね、クローゼットの中から無線機を発見する。Yahoo!の株を買わなかったことを後悔していたが、ジョンが無線で1969年のゴード少年に「Yahoo!」という言葉を覚えさせたため、後にベンツが買えるほどの大金持ちになる。

サマンサ・トーマス……メリッサ・エリコ
ジョンの恋人。ジョンの家で同棲していたが、1999年10月10日に家を出て行く。改変後はジョンと他人になる。最終的にはジョンと結婚し、息子を授かった様子。

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