Tin Star -もう一人の俺-|全話あらすじ・登場人物(キャスト)・感想・予告動画

海外ドラマ「Tin Star -もう一人の俺-」あらすじキャスト

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海外ドラマ「Tin Star -もう一人の俺-」(全10話)についてまとめました。

家族のため、もうひとりの人格を呼び覚ます――。カナディアンロッキーの絶景と風吹きすさぶ草原をバックに、英国アカデミー賞受賞俳優ティム・ロスが熱演するクライムサスペンス。

BS12公式サイトより

ロンドンからカナディアンロッキーの田舎町に移住した元秘密捜査官の主人公が、町を一変させた巨大な精油会社を捜査するうちに悲劇に巻き込まれていくサスペンスドラマ。

主人公ジムを演じるのは、映画『海の上のピアニスト』『ヘイトフル・エイト』のティム・ロス。2019年に英スカイでシーズン2が放送され、シーズン3の製作も決定しています。

作品概要

  • 放送局:BS12
  • 放送時間:2020年10月9日(金)から毎週2話ずつ放送
  • 製作国:イギリス/カナダ(2017年)
  • 原題:Tin Star
  • 脚本:ローワン・ジョフィ
  • 監督:マーク・ジョブスト/アリス・トラウトンほか
  • 製作総指揮:アリソン・ジャクソン/ディエデリック・サンテール

あらすじ

イギリスの元刑事ジム・ワースはよりよい生活を求めてカナディアンロッキーに家族と移住。平和で小さな町リトルビッグベアの警察署長を務めている。だが町の近くに巨大な工業施設が建設されると町には麻薬、ギャンブル、そして女を求める労働者が押し寄せ犯罪が多発。ジムの家族も事件に巻き込まれることになる。家族が悲しみに打ちひしがれる中、それまで影を潜めていたジムの分身ジャックが目を覚ます。ジャックはアルコール依存症の覆面刑事。ジムよりもはるかに凶暴でカリスマ性があり予測不可能な男。過去に事件を起こし、何人もの敵を作ってきた男と家族の行方は果たしてどうなるのか?

BS12公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

主要人物

ジム・ワース(ティム・ロス)
元ロンドン警視庁の潜入捜査官。アルコール依存症を克服するため、家族でロンドンからカナダに移住し、のどかな田舎町リトルビッグベアの警察署長として新しい生活を始める。酒に溺れると“ジャック・デブリン”という凶暴な別人格が現れる。

アンジェラ・ワース(ジェネヴィーヴ・オライリー)
ジムの妻。家族でカナダに引っ越し、新しい環境に慣れようと努力する。銃撃に巻き込まれて重傷を負うが、手術で一命を取り留める。ジムを信じ、息子を殺した犯人を突き止めてほしいと願うが…。

アナ・ワース(アビゲイル・ローリー)
ジムとアンジェラの娘。田舎町での退屈な暮らしに嫌気が差し、ロンドンに帰りたがっている。社会を変える職業に就くのが夢。事件後、ジムが再び酒を飲み始めたことを知って失望する。

ピーティ・ワース(ルパート・ターンブル)
ジムとアンジェラの息子。5歳。自宅を襲撃されて逃げる途中、給油所でジムを狙った犯人に撃たれ、命を落とす。

ノースストリーム・オイル社

エリザベス・ブラッドショー(クリスティナ・ヘンドリックス)
ノースストリーム・オイル社の広報担当。製油所建設のため地元住民たちの説得にあたる。製油所建設に反対するジムと敵対していたが、ジムに執着する上司ガニヨンに疑いを抱くようになり、独自に調査を始める。

ガニヨン(クリストファー・ハイアーダール)
ノースストリーム・オイル社の保安責任者。エリザベスの上司。地元住民の安全よりも自社の利益を優先する。ジムに裏取引を持ちかけるが断られ、盗聴器を仕掛けてジムの行動を監視する。なぜかジャックの存在を知っている。

犯罪者

ホワイティ(オリヴァー・クーパースミス)
ピーティを殺害した犯人。おじのフランクとともにイギリスからやってきた。過去にジムと因縁があり、ジムの命を狙っている。ジムの娘アナに特別な感情を抱き、正体を隠して接触する。

フランク(イアン・プレストン・デイビーズ)
ホワイティの伯父。ホワイティとともにノースストリーム社で働きながらジムの命を狙っている。ジム殺害計画がうまくいかず、バーの経営者ランディに事業を持ちかける。

ゴッズウィル(Tobi Bamtefa)
ホワイティの親友。ホワイティの復讐のためにジム殺害計画に協力している。ロジャー・クラウチという偽名を使ってノースストリーム社で働く。

ジョニー(スティーヴン・ウォルターズ)
フランクに雇われた犯罪者。ブラックプール出身。事件の前日、アナに顔を見られてしまう。

警察

デニース・ミナヒク(サラ・ポデムスキー)
警察官。ジムの部下。父親は地元の先住民族の長老だが疎遠になっている。アルコールに溺れるジムに幻滅しつつも、心の底では信頼している。

ニック・マクギレン(ライアン・ケネディ)
警察官。ジムの部下。デニースと付き合っているが表向きは秘密にしている。酔ったジムに殴られたのを機に、不信感を募らせる。

レヘイン(ローク・クリッチロウ)
連邦警察から派遣された捜査官。ピーティが殺された事件の捜査を指揮する。

そのほか

ランディ(リンダ・ボイド)
地元で繁盛しているバーの経営者。別れた夫が残した借金を返済している。フランクに事業を持ちかけられ、パートナーとなる。

ジャクリン(ミシェル・スラッシュ)
ジャックが一夜をともにした先住民の女性。スーザン殺害現場を目撃している。

スーザン・ブシャール
女医。かつてノースストリームを告発しようとしたことがあり、製油所建設に反対していたが、遺体で発見される。

ミナヒク(Ray G. Thunderchild)
地元の先住民の長老。デニースの父。無断で居留地に入ったジムに不信感を抱く。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

ロンドンの捜査官だったジム・ワースは、アルコール依存症を克服するため家族でカナダの田舎町リトルビッグベアに移住する。平和な町で警察署長として穏やかな日々を送るジムだったが、ノースストリーム・オイル社が町の近くに製油所を建設することになり、出稼ぎ労働者が押し寄せ町の治安は悪化する。
ジムはノースストリームの保安担当・ガニヨンから労働者の犯罪を見過ごすよう裏取引を持ちかけられる。ジムがきっぱり断ると、ガニヨンは警察署に盗聴器を仕掛けてジムの行動を監視する。
女医のスーザン・ブシャールは、かつてノースストリームを告発すべく医療報告書をまとめて保健省に送ったことをジムに打ち明ける。まもなく彼女は遺体で発見され、自殺として片付けられてしまう。スーザンの死に疑問を抱いたジムは、殺人事件として捜査を始める。
ある夜、ジムの家が何者かに銃撃され、ジムは家族を連れて車で脱出。カルガリーへ逃げる途中、立ち寄った給油所にマスクを着けた男が現れ、運転席のジムに銃口を向ける。ジムはとっさに銃弾を避け、後部座席にいた5歳の息子ピーティが銃弾を受けて死亡する。

ジムの妻アンジェラは銃撃の際に頭部を負傷し、昏睡状態となる。連邦警察のレヘインが捜査を指揮することになり、ジムはデニースたちに道路封鎖を命じる。
ノースストリームの保安担当ガニヨンは機材が運べず建設が止まると不満を漏らすが、エリザベスは犯人逮捕に協力すべきだと主張する。エリザベスは署を訪ね、犯人逮捕につながる情報に懸賞金を出すと申し出るが、ジムに拒絶される。
ジムの殺害に失敗した犯人のホワイティ、フランク、ジョニーたちは犯行をやり遂げるべく、ノースストリームの製油所で作業員として働きながら、チャンスを伺うことに。
ジムとアナはホテルに移るため、自宅に戻って荷物をまとめる。アナは机の上にタバコの吸い殻があることに気づき、荷物の中に入れる。ジムの家に侵入し、隠れて様子を見ていたホワイティは、吸い殻がジョニーのものだと察して焦る。ジョニーはアナを殺して吸い殻を奪うしかないと主張するが、ホワイティは反対する。
アンジェラは意識を取り戻すが、ジムからピーティの死を知らされ激しく動揺する。自責の念にかられたジムは誘惑に負けて酒を飲んでしまう。ホテルの部屋にひとり残されたアナもまた、酒に手を出していた。
ホテルで人の気配を感じたアナは外に出て不審者に追われ、通りすがりの車に助けを求める。運転していたのはホワイティだった。

ホテルに娘アナを残したままバーで酒を飲み、泥酔してしまうジム。ジムが目覚めると、そこは先住民居留地で、ジャクリンのベッドの中だった。先住民に車で連れ出され道端に捨てられたジムは、裸足で歩いてホテルに戻るが、部屋にいるはずのアナが消えていた。
昨夜遅く、ホテルを抜け出したアナはホワイティが運転する車に乗り、ジムを探しにバーへ行ったが、酒を飲むジムの姿を見て失望し、ホワイティと行動をともにしていた。ダムへ身を投げようとするアナだったが、ホワイティに助けられ、無事にジムのもとへ戻る。
ホワイティはジョニーのタバコの吸い殻が入ったアナのバッグを始末し、アナに顔を見られていたジョニーを殺害する。新聞には「ノースストリーム社の従業員が少女を救った」という記事が掲載され、エリザベスは安堵する。

ピーティーの葬儀が行われる。アンジェラはリトルビッグベアに留まることを決意し、ジムに「犯人を見つけて殺して」と頼む。アナは両親の会話を盗み聞き、さらにジムが酒に酔って居留地の先住民女性と関係を持ったことを知ってしまう。
ジムと一夜をともにしたジャクリンは、スーザンがノースストリーム社の社員に殺される現場を目撃していた。だがジムが自分と過ごした夜の記憶を失っていることに不信感を募らせ、証言を拒む。
連邦警察のレヘインは“ザ・フォールン”というバイカー集団の取り巻きダニー・ライルを有力な容疑者と考えていたが、ジムは見当違いだと反発する。ジムが記者会見でノースストリームを非難したことで株価は下落、製油所の稼働が延期される。
ガニヨンはジムが酔って薬物中毒の娼婦と関係を持ったというスキャンダルをリークするようエリザベスに命じ、エリザベスは罪悪感に苛まれつつも従う。事実を知ったアンジェラは失望し、ジムを家から追い出してしまう。
警察が“ザ・フォールン”を疑っていると知ったホワイティは、“ザ・フォールン”のジャケットを着てノースストリームのトラックを強奪。警察に救難信号が入るが、バーで酒に溺れるジムは無視する。

デニースとニックは現場へ向かい、バイカーに襲われたトラックを調べる。ジムが現れないことに焦ったホワイティは、デニースを撃つ。デニースは肩への負傷で済むものの、怒ったニックは「署長失格だ」とジムを非難する。
当初の計画が失敗したフランクはバーを経営するランディに接近し、石油ブームに便乗して儲けようと、事業を持ちかける。ランディは話に乗り、2人は深い関係に。
ホワイティは親友ゴッズウィルを使って酔ったジムを誘い出そうとするが、凶暴で恐れを知らない別人格のジャックはゴッズウェルを叩きのめす。ゴッズウェルは「俺が息子の脳みそを吹っ飛ばした」と嘘をつき、ジャックに撃ち殺されて車ごと燃やされる。
その一部始終を目撃したホワイティは怒りと悲しみに駆られ、ジムの家族を殺すためワース家へ向かう。

ホワイティはジムに復讐するためワース家を訪ね、アナを殺す機会をうかがう。だがアナに向き合い、「君が好きなんだ」と告白してしまうホワイティ。
怪我から復帰したデニースはジムを責めるが、ジムは自分と家族の命を守るため町から逃げると言い出す。帰宅したジムはホワイティと対面。夕食の席に着く4人だったがホワイティはジムに追い出され、アナはホワイティを追いかけてキスをする。
エリザベスはジムに執着するガニヨンに疑問を抱き、人事部にセクハラを訴えて彼の経歴を調べさせる。すると、ガニヨンはレベリーという町で先住民の警察と揉め事を起こしていたことがわかる。
アンジェラはジムのホテルを訪ねて酒を振る舞い、ジャックを呼び出して「息子を撃った犯人を殺して」と頼む。
ゴッズウィルがノースストリーム社に雇われた労働者だと知ったジムは、ガニヨンを襲って問いただす。ガニヨンはジムがかつて潜入捜査官だったことを指摘し、「自分が誰を陥れたか忘れたか?」と問う。
フランクはホワイティがアナに好意を抱いていることに気づき、計画を降りると宣言。ホワイティは「母さんにしたことを再現する」と言い訳するが、フランクは「1人でやれ」と言って立ち去る。
ホワイティの部屋には女性の肩を抱くジムと少年が写っている写真が貼られていた。

酔いからさめたジムは、ホテルの浴室でジャックが鏡に書き残した「こいつの仲間を捜せ」というメッセージと“ロジャー・クラウチ”の社員証を見つける。アナはジムに会いにホテルを訪ね、裸の女たちが部屋で寝ているのを見てますます不信感を募らせていく。
ゴッズウェルの焼死体が見つかり、デニースとニックは目撃情報などからジムを怪しむ。アンジェラはジムのアリバイを証言するが、嘘をついていると見抜いたデニースはジムを問い詰める。
ジムはかつて潜入捜査官だったことをデニースに打ち明け、焼死体の男はジムを殺すために雇われたに違いないと推測する。デニースはジムを信じて捜査に必要なバッジを返す。
レベリーの先住民保留地へ向かったエリザベスは、ジャクリンからノースストリーム社が起こした事故について知らされる。パイプラインから漏れた二酸化炭素のせいで、ジャクリンは2人の子供を亡くしていた。
医師のスーザン・ブシャールが会社を告発しようとしたが、ガニヨンは警察を抱き込み、住民には金を渡して秘密保持契約にサインさせ、沈黙させたという。
アナとホワイティは結ばれるが、ホワイティはわざとアナを傷つけて別れようとする。ガニヨンはフランクを脅し、ジム殺害計画をやり遂げるよう命じる。
ジャックが事件に関係しているかもしれないと知ったアンジェラは、ジムに酒を飲ませてジャックを呼び出す。ジャックはノースストリーム社に忍び込み、ゴッズウェルの部屋でバイカーの服を見つける。
ジャックはバーを訪れ、イギリスから来た3人に命を狙われているとランディに話す。ランディはバックヤードにいたフランクを逃がそうとするが、ジャックが銃を持ってフランクを追い詰める。

ジャックはランディを人質に取ってフランクを問い詰めるが、隙を見て逃げられてしまう。アナは両親への不信感から家を出ていく。
エリザベスはスーザン殺害現場を目撃したジャクリンに証言させるため、ジャクリンを連れてカルガリーへ向かう。だがそれを知ったガニヨンは、エリザベスの家族を盾にとってジャクリンを渡すよう脅しをかける。
アナを本気で愛したホワイティは、ジャックへの復讐とアナを思う気持ちの狭間で苦悩する。アンジェラからアナがいなくなったと聞き、アナを追って車を走らせる2人。アナはバイカーに絡まれるがアンジェラとホワイティに助けられ、家に連れ戻される。
しかしジャックがホワイティを殴り、巻き添えで怪我をしたアナは父親に愛想を尽かしてホワイティと一緒に立ち去る。アンジェラはアナのために復讐をやめることを決意し、ジャックを封印してほしいと頼む。
ガニヨンに追われるエリザベスとジャクリンは、アンジェラに助けを求める。ガニヨンは銃を手にワース家に侵入するが、アンジェラに撃たれる。
アナとホワイティは山小屋に非難する。アナに「100%信頼しているのはあなただけ」と言われたホワイティは、アナに真実を語る決意をし、ジムが写っている古い写真を見せる。
ピーティーの墓で飲んでいたジャックは、フランクに襲われるが反撃。逃げたフランクを追い詰める。

10年前。イギリスで潜入捜査官として活動していたジャック・デブリンは、フランクを逮捕するため彼の妹ヘレンに接触。何か月も家族同様に過ごすうち、彼女の息子サイモンと心を通わせるようになる。サイモンはジャックが与えた白い犬に「ホワイティ」と名付けて可愛がっていた。
ある夜、凶暴なヘレンの夫マルコムに痛めつけられたジャックは、警官であることを告白。裏切りを知ったヘレンは、兄フランクにジャックを殺してほしいと頼む。ジャックはサイモンに助けられ、「必ず戻ってくる」と約束して逃亡したのだった。
ジャックの裏切りによって母親は酒浸りになり、自分は施設に入れられたとアナに過去を打ち明けるホワイティ。戻ってこないジャックを10年かけて捜しあて、報復しようとしたという。ホワイティはピーティーを殺すつもりはなかったと語るが、アナは受け入れられず、ホワイティのもとを去ろうとする。

ホワイティは施設にいる母親ヘレンに電話し、アナに自己紹介するよう促す。「ジャックにとって俺たちも本当の家族だった」と告げるホワイティ。
一方、ガニヨンを殺したアンジェラたちは後始末に追われていた。エリザベスとジャクリンは遺体を森の中に埋め、アンジェラは血で汚れた室内を掃除する。だが監視カメラが止まっていることに気づいたデニースが訪ねてくることになり、アンジェラは犯行を隠蔽するため家を燃やす。
アンジェラはジャックと合流するためランディの店へ行き、そこで捕らわれたフランクとランディを見る。ジャックは2人に拷問を加え、ピーティを殺した犯人の名前を聞き出す。ホワイティが犯人だと知った2人は、一緒にいるアナの身を案じて山小屋へ向かう。ニックはジャックを逮捕しようとして足を撃たれ、搬送される。
エリザベスとジャクリンはガニヨンを告発するためノースストリームの本社を訪ねる。エリザベスは事実を隠蔽する代わりに人事及び環境業務部門のトップに任命するよう、会社の上層部を脅迫する。
幼いピーティーを殺したことに胸を痛めるホワイティは、アナに銃を渡して自分を殺すよう命じる。アナは撃つことができず、ホワイティとともに逃げる覚悟を決める。
山小屋に辿り着いたアンジェラは、アナを取り戻すためにホワイティの足を撃つ。アナは怪我をしたホワイティと一緒に逃げるが、ジャックとアンジェラに追いつかれる。
ホワイティの母ヘレンが流産していたことを明かし、ジャックを責めるアナ。ジャックはホワイティに「サイモン」と呼びかけ、ホワイティの肩を撃つ。昔からずっと愛してるとジャックに告げるサイモン。ジャックは「俺も愛してる」と告げてホワイティの胸に銃弾を撃ち込む。アナはジャックに銃を向け、銃声が響き渡る。

感想(ネタバレ有)

カナディアンロッキーの美しく壮大な景色のもとで繰り広げられる血なまぐさいバイオレンス。悪を取り締まる側のはずの主人公が、最も凶暴で手がつけられない犯罪者だった、というとんでもないオチでした。

主人公のジムは、酒に溺れるとジャック・デブリンという凶暴な別人格になる…という設定なのですが、これがまぁ~わかりにくい(-_-;*)

「ヤヌスの鏡」みたいに見た目も性格もガラッと変わるわけではないので、見ているほうも「ジム? ジャック? ジム?」という混乱状態でした。

そしてジムの妻アンジェラは、夫が依存症を克服することを望んでいると同時に、荒々しいジャックにも性的興奮を覚えるという倒錯したキャラクター。一見か弱い妻に見えるけど、ライフル銃を使いこなす勇猛な女性です。

息子を殺した犯人を捕まえることができるのは“ジャック”しかいないと確信していることもあって、アンジェラはたびたび彼に酒を飲ませてジャックを呼び出します。

そんなワケあり両親に、センシティブな10代の娘アナが反発を覚えてしまうのも無理はなく。アナは両親のことを相談しているうちに、ピーティーを撃った犯人だとも知らず、ホワイティと恋仲になります。

ホワイティは、ジャックに復讐するために伯父のフランクとともにイギリスからやってきた青年。彼らがなぜジャックを狙うのかはずっと謎でしたが、第9話でついに明らかに。

ホワイティの本名はサイモン。母親はフランクの妹ヘレンで、10年前にジャックが潜入捜査でフランクを捕まえるために接触した親子でした。

“ホワイティ”という名は、ジャックが幼いサイモンに与えた犬の名前。そのことからも、彼がジャックに抱いている感情が複雑なものであることがわかります。

ジャックに裏切られたヘレンは酒浸りになって施設へ行き、サイモンも養護施設に入れられることに。ジャックへの報復を決意したサイモンは、10年かけてようやく見つけ出したのでした。

ところが、ジャックを殺すつもりが息子のピーティーを撃ってしまい、復讐のために近づいた娘のアナを本気で愛するようになってしまう。皮肉にも、10年前のジャックと同じことをしてますね…。

アナは悩みながらも弟を殺したサイモンを愛することを選びますが、復讐に燃えて犯人を殺す気満々のジャックを止めることができません。

ジャックに撃たれたサイモンは「昔からずっと愛してる」と伝えるのですが、ジャックは「俺も愛してる」と言いつつ、容赦なく彼の胸にとどめの銃弾を撃ち込みます。

本当に、一瞬のためらいもなく撃つんですよね。
ジャックには罪悪感というものがないのだろうか…?(-_-;*)

ま~とにかくひどい主人公でした。

海外ドラマがすごいなーと思うのは、犯罪者とか依存症とか精神疾患があるとか、一般社会では問題のある主人公でも視聴者に受け入れられて、ドラマがヒットしているところ。

国内ドラマだと、コメディタッチにして茶化すような作りにしないと無理だよね。せめてWOWOWとかの有料チャンネルくらいは、コンプライアンスを気にしすぎずに、常識破りにトライしてほしいと願っているのですが。

「Tin Star」はシーズン3まで更新が決まっていて、シーズン2は2019年にイギリスで放送済み。ラストシーンでアナはジャックに発砲したけど、当然生きてるでしょう。予告はこちら。

BS12の次回作は「Vienna Blood」。1900年代のウィーンが舞台の推理ドラマです。これも楽しみ。よかったらこちらもお付き合いください。

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